「けっきょく映画はこういうのでいい」バック・トゥ・ザ・フューチャー サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
けっきょく映画はこういうのでいい
実は今までちゃんと見たことがなく、
地上波の映画枠でやってた時も何故か見ていなかった。
それが今回4DX、しかも映画館によっては
吹替版をやってくれるということで初鑑賞。
ストーリーは分かりやすく、先も読めてしまう。
それも当たり前の話で、
こういった過去の名作があるからこそ
それに倣ってこれまで多くの映画が作られている。
なので今さら驚くような展開はないし、
むしろ見慣れていると言ってもいい。
しかしこの満足感はなんだろう。
先が読めても展開が読めても関係ない。
『不朽の名作』という高いハードルがあっても関係ない。
楽しいものは楽しいのだ。
どんな趣味にでも言えることだが
知れば知るほどに目は肥えてしまい、
どうしたって見る目が厳しくなってしまう。
しかしこの作品はそんな雑念など意にも介さない、
『映画は娯楽であり、余計なことなど考えずに楽しむもの』
ということを思い出させてくれる。
これぞ娯楽映画の極致なのかもしれない。
タイトルの『こういうのでいい』をみて
名作を低く見積もってる感じに見受けられたら申し訳ないが
別に何百億もかけて全編CGもりもりにしなくていいし
これまで一度も見たことのないどんでん返し脚本も
めちゃくちゃド派手な大規模アクションも必要ではい。
いい作品はいい。面白い作品は面白い。
そういった意味で自分にとって
『こういうのでいい』という表現は
誉め言葉なので悪しからず。
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