「キング・オブ・トリロジー~パート1~」バック・トゥ・ザ・フューチャー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
キング・オブ・トリロジー~パート1~
Huluで6回目の鑑賞(吹替)。
全てがセンスの塊にして、これぞエンターテインメントの鑑と言っても過言ではない、映画史に残るタイムトラベル・コメディの大傑作である。
マーティとドクのコンビは永遠に不滅だ。このふたりの役はマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイド以外には考えられないと思う。
ストーリーに破綻が見当たらないし、テンポ良くサクサクと進んでいくのが観ていて心地良い。
伏線の張り方と回収の仕方がなんとも鮮やかで、非の打ちどころが無い。これぞパーフェクト。
デロリアンのカッコ良さにも触れずにはいられない。この車をタイムマシンにしよう、と考えた時点で本作の成功は約束されていたも同然と感じる。
製作されたのが80年代だったと云うことも本作が恵まれた要因のひとつかもしれない。軽やかなノリの文化が反映されているからこその魅力だろう。
三部作を通してのお約束要素がすでにほぼ揃っているのも楽しい限りだ。当初は続編製作の予定が無かったから後づけではあるんだけれども、今後に活かそうとした脚本家の心意気が嬉しかった。
安易に、リメイクやリブートして欲しくない。
[追記(2025/12/18)]
名作にはある種の「力」みたいなものがあると思う。それは作品そのもの魅力であったり、人を吸い寄せる引力みたいなものであろう。
今回の復活上映で観て、その永遠普遍な力を改めて実感させられた。併せて、IMAXと云う最高の環境で観られた幸福も噛み締めた。
[鑑賞記録]
2020/05/05:Hulu(吹替)
2020/06/12:金曜ロードSHOW!
2020/12/08:Blu-ray(吹替)
2022/07/02:土曜プレミアム(4K版)
2025/02/07:金曜ロードショー(4K版)
2025/12/18:TOHOシネマズ西宮OS(IMAX)
*修正(2025/12/18)

