パーフェクト ワールドのレビュー・感想・評価
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髪の毛ふさふさのケビン・コスナー
ダンス・ウィズ・ウルブス
ロビンフッド
ボディガード
そしてこのパーフェクトワールド
ケビン・コスナー全盛期とも言える
1990〜1993
大ファンで毎年 映画館に足を運んだ。
ウォーターワールドでコケるまで。
久々にテレ東の午後のロードショーでやっていたのを英語言語で視聴。
いい時代だなあと思いつつ
ノーカット版ではないらしく
いろいろと あれ?っと思いながら見たら
あまり泣かなかった。
あの昔の大号泣は 何だったんだろうか。
人質解放のために逃走犯が要求したこと
脱獄した逃走犯とその逃走犯に人質にとられた少年との奇妙な友情を描いた物語。
最後に警察に囲まれた逃走犯が人質解放のために要求した内容が洒落ていて素敵でとても印象に残りました。
パーフェクトワールドなどない。
パーフェクトな世界などどこにもない。という皮肉。
脱獄犯も、
幸せそうな家族も、
笑顔が売りの店も、
新車を買った家族も、
ベッドを貸してくれる親切な黒人も、
FBIや警察も、
どこかいびつ。
完璧な人もコミャニティも存在してなかった。
ブッチももちろん良いヤツではないけど、
それでも子供を殴る親父に説教したり、
宗教で不自由な生活を送ってるフィリップに
自由を与えたり、
子どもの時に親父とロードショーで見た時は
単純な犯罪者と子どもの逃亡ロードムービーと思って
たけど、
大人になって見たら違和感が気持ち悪い、
何だこの世界は!と思う映画だった。
ブッチはフィリップに子どもの頃の自分を重ねたと
思うのだけど、フィリップの家族がエホバとかではなく
ブッチ同様虐待とかされてる設定だと、
もっと二人の絆や別れに感動出来たのにな、
と思いました。
ストックホルム・シンドローム?
宗教上の理由でハロウィンのお菓子をもらうわけにいかないフィリップ。友達もできなさそうな雰囲気の上に人質である・・・だけどブッチの性格が幸いして、凶悪な脱走仲間から守られている。拳銃を購入したところで相棒を殺したブッチ。2人で奇妙なドライブが続く・・・
追っ手の州警察は「完璧な世界なら犯人を捕まえられるのに」「完璧な世界なら犯罪はないわよ」などとのんきな会話が続く。
のんびりしたロードムービーといった雰囲気もあり、犯罪者と少年が仲良くなる様子もなごやかでした。次々と車を奪っての逃亡。黒人の家庭ではとうとうフィリップがブッチを撃ってしまう。そして逃亡も大詰め・・・・
ローラ・ダーンが同時期の『ジュラシック・パーク』に出ていることもあって、最初はあの男の子がそのまま出てるんじゃないかと勘違いしてまいした。よく見ると全然似てない・・・ローラ・ダーンは髪型が一緒。
冒頭、ケビン・コスナーがお面を横に置いて草原で寝そべっているショットが最後にきてしみじみとさせる。
父親へ 294-34
ブッチは父のから愛を知ることは無かったが、父としての愛を知った。
ブッチの役者もフィリップの子役も、いい味出してる。
父になったらまた観ます。
(映像3 脚本3 演出3 音楽3 配役5 )×4=64
やっぱり丁寧で完成度の高い仕上がり
今見てみると、良い映画とわかる。それは、最近こういう雰囲気の良質な映画を見る機会が少なくなっているから。
今回見直して思ったのはペーパームーンと構成が似ているんだな、という点。というか芯になる部分はまったくいっしょ。
それは置いておいて、やっぱり丁寧で完成度の高い仕上がり。どこか懐かしさを感じさせる風景に心も癒やされる。
あんなに懐かれたら
バズはブッチのことをどう思っていたのか?父親のように?友達?それとも相棒?
あんな風に懐かれたら可愛くてしようがない。
イーストウッドは善と悪を正しさだけで決め付けようとはしない古き良きアメリカと男の美学を典型的な物語の中に落とし込む?渋さも。
にしてもK・コスナーの腹が出過ぎ!?
ケビン・コスナー最近見なくて寂しい
フィリップの子が上手でかわいい。
昔見た時も泣いた気がする。
当時の評論で駄作と聞いた覚えがあるが、その理由がいまだにわからない。
父親と男の子の絆って日本にない特別なものがアメリカにはあるんだなと感じる。
フィリップが大人になってもブッチのことを忘れないで欲しい。
イーストウッド魂
イーストウッド監督の作品で見逃していたため、アマゾン・プライムビデオで鑑賞。もちろん感動したが、グラン・トリノに似た雰囲気。勿論、作品の上映は逆だが、自分は先にグラン・トリノを観ていた。エンディングはある程度、結末が見えてからが冗長すぎる感があった。根底に流れるのは西部劇の勧善懲悪なのかな?
お気に入りの映画に堂々のランクイン
以前からとても見たいと思っていた作品の1つです。
これまで、過度の期待をしすぎたせいであまり面白くなかったと感じた作品がいくつかありましたがこの作品は期待通り、いやそれ以上に面白かったです。
ただ1つ、なぜフィリップ君は全く怖がる素振りも見せずに誘拐犯と打ち解けたのかが少し気になりました。
8歳の少年にそこまでのことを要求するのも無理難題な気がしますが…
ケビンコスナーもカッコよかったです。
完璧な世界
邦題がそのままでよかった。って観終わった後に思う。
これはただの誘拐事件の物語ではない。もはやそっちはメインではない。誘拐犯のブッチはいい奴ではないが、悪い奴でもない。彼は小さい頃から独りで過ごしてきた。家族からの愛を十分にもらってなかったのだ。彼の父親こそが悪い奴である。そんな中である時ブッチは脱獄してフィリップを誘拐する。彼も家族の中では独りぼっちである。ブッチほどひどいものではないが。それを会った瞬間ブッチは悟ったのではないだろうか。そして誘拐して車で逃走する。最初はフィリップはブッチのことを恐れていた。けれども次第に彼からたくさんのことを学び、今までに見れなかった世界を見ることになる。そこからブッチとフィリップの絆が深まる。
ブッチは父からもらったポストカードを気に入っている。それにはアラスカの写真があり、そのポストカードの上の父のことは好きなのだ。だからアラスカに行けば完璧な世界が待っていると信じている。そのアラスカまでの道の途中、2つの家族に出会う。最初の家族は楽しく遊んでいた。家族の愛が見えたのだ。あとの家族もいい父親だと思った。しかし、両方の家族も完璧ではない。子供に暴力を振るう両親だったのだ。ブッチはどんな形の愛も求めている。家族の愛が見えたと思ったら、理想を裏切られていた。しかし、唯一裏切らないのはフィリップである。ブッチは最終的にはアラスカに行けなくても、彼にはフィリップがいた。フィリップにもブッチがいた。それこそ完璧な世界ではないのか。
警察やFBIがブッチを捕まえようと苦労する中で、彼らはA perfect worldのことを話す。でもそんなものこの世界には存在しないのだ。でも信じているものはたくさんいる。その人たちにとっての完璧な世界はいつかは見つかるかもしれない。
かなり考えさせられる映画。
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