劇場公開日 1993年12月11日

パーフェクト ワールドのレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

4.0フィリップがブッチに対して警戒心を解くのが早すぎる

2024年4月14日
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鑑賞方法:VOD

父親がおらず、宗教的な制約からクリスマスやハロウィンなどの楽しみも無い少年フィリップ。おそらく周囲の子ども達にも馴染めず、悶々とする日々を送っている。脱獄犯のブッチも、幼少期に父親からの愛情を受けることができなかった心の傷を負っている。そんな彼が、乱暴ながらも彼なりの愛情をフィリップに示すことで、擬似的な親子関係を構築していき、互いの心の隙間を埋めていく様子が心温まる。そのような脱獄犯ながら憎めない人間味のあるキャラクターを、ケビン・コスナーが上手く演じられていた。

少し残念なのは、フィリップがブッチに対して警戒心を解いて懐くのが早過ぎるところ。8歳の少年が、自分が人質に取られている事の重大性を認識していない訳が無い。ブッチが撃たれてからのストーリーを短縮し、彼に対してフィリップが徐々に警戒心を解いていく描写が序盤にあった方が、自然だしストーリーにも深みが出たんじゃないかと思う。

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根岸 圭一

4.0脱獄したケビンコスナーが知的でかっこ良かった。

2023年10月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

脱獄したケビンコスナーが知的でかっこ良かった。

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Don-chan(Daisuke.Y)

5.0全ての出会いには意味がある

2023年8月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

同じ傷を持つ2人、ポッカリ空いた心の穴を塞いだ奇跡の時間…完璧な世界はすぐに終わりを迎える。心の傷の話、喪失感の物語。

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しーらん

4.5監督が男の子に演出をつける様子も見てみたい

2023年3月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ケビン・コスナーは好きじゃありませんでした。
彼の主演作もほとんど見てないけど、食わず嫌いだったようです。

この映画では、本当に素晴らしい演技をしていますが、彼以上に素晴らしいのが、子役の男の子。最後までずっと出ずっぱりで、コスナーとの掛け合いは、息もぴったりで、恐怖におびえる顔、望みが叶った満ち足りた顔、義務感と愛情の板挟みになった顔、など、本当に様々な表情を見せてくれます。

彼がその後役者の道を選ばなかったようなのは、残念な限りですが、とにかく、イーストウッドの演出は、神業級です。欲しい表情を逃さずにカメラに収める指示の出し方と、子供に噛んで含むように演出をする様子が思い浮かびます。

この映画の空気感は、その後のイーストウッド監督作品にも引き継がれていきます。虚無感と、深い洞察力、そして説得力あふれる映像。

本人がアクションスターをやんわりとフェードアウトしていったことで、本当に撮りたい映画に向き合うことが出来るようになっていったのでしょう。

ローラ・ダーンのプロファイリングがややくどいなと思いましたが、それで、観客はコスナーのキャラクターを理解できる構成なので、ほとんどのセリフはストーリー上必要な説明ばかり。ちょっと残念な役回りでした。

この映画は1993年公開ですが、まったく古臭さがありません。
もともとケネディ暗殺直前のテキサスが舞台なので、当時からレトロ調に作ってあったのでしょうが、無駄に派手な音を入れたり、特殊効果を使ったりしていないことが良かったのでしょう。今見ても、当時の趣がそのまま生きています。

ついでに、ちょっと調べたら、「ショーシャンクの空に」が94年。「セブン」が95年。この二本の映画は、どうやら「パーフェクト・ワールド」の影響を色濃く受けているようです。

さらにさらに、「キャスパー」が実写映画化されたのが95年で、この時にはなんとクリント・イーストウッド本人がカメオ出演しています。映画の中に散りばめられた遊び心に、うれしくなってしまいました。

それにしても、この映画でケビン・コスナーはいったい何本ラッキーストライクを吸ったのか…「作者の意図を尊重して、そのまま放映します」という冒頭の注意書きが子供への暴力についてなのか、コスナーの喫煙シーンなのか、たぶん両方だと思いますが、今日のテレビコードでは放映不可能なようです。

2017.9.29

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うそつきカモメ

5.0パーフェクトワールド

2023年1月28日
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パーフェクトワールドとは程遠い生いたちや現実の生活。

それでも、つい昨日までは他人だった人同士、黒人と白人の、男と女が、子供同士が、手を取り合って踊っている、あの短い時間は、まぎれもなくパーフェクトワールドだった。
暴力さえなければ。。

子供の頃、親に連れられ映画館で観て大好きになった映画です。5~10年ぐらいの期間で見返してます。子供のいる年になって観るとまた別の味わいがあります。

重さもありますが、警察サイドがコメディ入ってたり、ブッチと少年フィリップのやりとりが微笑ましかったりと、バランスが絶妙で観やすいと思います。

父親像や正義や信念について考えが及ぶ映画です。

そしてキャラクターがとても魅力的。
子供大好きなブッチがかわいく、トラウマのあるブッチをかわいそうにも思いつつ、侠気のあるブッチがかっこいい。
ケビン・コスナー今観てもかっこいいです。

印象的なセリフがたくさんある中で、少し考え込んでしまうセリフを一つ紹介しますと、
「やはり、記録はいい加減だ」

これは、
「なぜ4年の実刑を?保護観察にできたはずよ、家があり父親もいた」
(父親は窃盗で挙げられたけど出所後は足を洗ったと記録にある)

と問われた時の警察署長のセリフ。

警察署長は、根っからのワルの親父から引き離すためにあえて少年院送りを勧めたと語ります。

けれどもブッチは父親を慕っていた、父親からの手紙を大事にしていて、短いが優しい手紙だと語るシーンがあります。

ブッチの父親は、警察署長の語る「根っからのワル」だったのか、ブッチが自身を語ったように「良い奴ではない、けれど根っからのワルでもない、人と変わっているだけ」なのか。

ブッチにとってどちらが本当に良かったのだろうか。

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sebas

3.5この感じが良い!

2022年6月5日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

楽しい

ケビン・コスナーって
これくらいの悪党が似合うと思う。
助けたいけど助けられない
残念なクリント・イーストウッドも
いい味出してます。
ローラ・ダーンも綺麗だな♪

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ヒックス伍長

3.5コテコテなのに

2022年2月28日
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泣いちゃいました
わかっちゃいるけど
中学生くらいの時に一度観て今44歳なのですが このお決まりの信頼や愛や色んな情が芽生える展開もラストは死んじゃうんだろう展開もわかっていても
ケビンコスナーの悲しいかっこよさと人質の男の子の可愛いことったら30年ぶりに観ても良い映画でした

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コアラ0413

3.5体力は消耗しないが、色々考えさせられる

2021年9月19日
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鑑賞方法:TV地上波

転の部分が薄く、
ラスト以外は穏やな流れで
60年代のアメリカを感じながら観ていましたが、
(個人的には)感動はあまりないものの心に残る作品ってこういうものだな、、と思いました。

犯罪者と少年少女の話と言えば、レオンが王道ですが、
どちらかが好きならもう一方も好き説は立証できる自信があります(笑)

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葉

5.0冒険。

2021年9月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

萌える

なんか楽しそう。
タイムマシーンに乗っているのに「今を楽しめ」? その言葉の通り、やってみたかったことを叶えようとする。

逃亡犯と人質のロードムービー。
 子どもだから思いつかなかったのか、怖くて萎縮していたのか、置いていかれることが怖かったのか? 助けを求めて逃げだせばいいのに、逃げ出さない。それどころかブッチを追いかけてくるフィリップ。
 その複雑な表情がたまらない。怖がったり、怪訝そうな顔をしたり、はしゃいでみたり…そして…。

二人は、過去を後ろに、未来を前に、タイムマシーンに乗りながら、とりあえずいつか着いてしまう終着までは、”今”を楽しんでいくはずだった。
 だのに、過去にとらわれてしまったブッチ。その呪縛・怨念を撃ち砕こうとしたのかフィリップ。
 ああ。

イーストウッド監督作品、私にとって4作目。
 『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』『ハドソン川の奇跡』と、緊迫感・現場感あふれる映像・演出の感動作。社会へのメッセージ性も強いが、教条的にならず、話の展開が起承転結があり見事で、ウィットも効かせ、最後まで安定して鑑賞できる職人芸。誰にでもお勧めできる。
 その反面、人物等結構典型的で、今一つ掘り下げ方が足りず、定番のディナーを味わっているようで、感動し、満足するものの、珠玉の一品にはあと一さじの香辛料が足りない。

この映画も、鑑賞後はそんな感じだった。
 父親にやってもらいたかったことを、次々とフィリップにやってあげようとするブッチ。母の悪口を言わないフィリップに、「かばう気持ちはわかるよ」というブッチ。フィリップのこの年齢で、戒律は厳しくとも、基本ちゃんと面倒見ている母だから、「母は正しい」とフィリップが思うのも当然なのに、ブッチは自分の母親を重ねていたんだろうな。
 正直、警察のパートはいらないと思ってしまった。その分、二人の交流をもっと描きこんでほしかった。でも、犯罪心理学者にブッチの生涯を語らせることで、社会の中で悪が育つとか、ダメ父の存在を浮かび上がらせたかったのだろうか。署長とブッチの因縁を語ることで、署長を社会的父親としての存在として描き出したかったんだろうか。
 偶然二人連れになってしまった、心は子どもの大人と、本当の子どものロードムービー。子どもへの暴力に耐えられないさまは、マックの家以前にも示唆されていたけれど、でもあの展開は、特にフィリップがああするとは唐突な気がする。他にも方法あったろうに。
 この映画が発表された年代にはこの手の映画はまだ数少なかったんだろうが、今となっては他に似たような映画もあるし、感動はするが、今一つであった。

とはいえ、舞台は1960年代。力が幅をきかせていた時代。
 今施行されているUSAの児童虐待に関する細かい法律。反対に言えば、法律で細かく規制しなければならないほど、子どもは大切にされていないってことだ。
 力・権力頼みだった署長が、ブッチとの関係を振り返ることで、問答無用に射殺するのではなく、”説得”を試みるようになる変化も感慨深い。
 こんな”父”的存在に対比するように、家族を守るために、ある意味情けない父が出てくる。楽しいピクニックに狼を呼び込んでしまったあの家族…。
 いろいろな父親像が出てくる。
 まるでパーフェクトな父親像を探っているかのようだ。
 そしてその一つ、子どもの気持ちを大切にする、ブッチとフィリップの関係は全USAが夢見る父親像・養育環境なのかもしれない。なんてことを考えたら、じわじわ来てしまった。

 ケビン・コスナー氏が良い。自分なりの信念は持っているんだけれど、ふわふわと足が地についていない大人子どもを演じきっている。
 そんなブッチの傍らにいるフィリップも良い。時に、子どもらしさ全開で、時に、ブッチを見守る天使のようで。

ああいう形で幕は閉じたものの、心のどこかで、最強のバディが車の形をしたタイムマシーンで、どこまでも、どこまでも、行けるような気がした。-パーフェクト・ワールドー。
 いつまでも余韻が残る。

映画の筋は書き直したいところもあるが、いつまでも大切にしたい至極の一本。

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とみいじょん

5.015位/443 2021.05.18現在

2021年5月18日
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15歳の頃に1度みて
その後18歳くらいに2度目観て
それ以来観てないので
思い出補正でこの順位かも。
良かったことは間違いない!
でも、思い出が崩れるのが怖くて
若干もう1度見るのが怖い。
そういう作品も珍しい。
中学生の頃、とにかく同級生に
めちゃ勧めてたけど
あんた理解してもらえなかったな。
話は逸れるけど
今の学生は、下敷きは
白の無地しかダメみたいだけど、
自分の娘がそうなので。
当時、2〜30年前はそんな縛りもなく
自分は、映画のチラシを
ラミネートして使ってました!
映画雑誌、ロードショーだったっけ?
あれにチラシを売ってる店が掲載されてて
そこにリストを送ってもらって
そこからチラシを買ってました!
チラシが平均100円なんだけど
ラミネート加工が1枚200円もする!
今、思うと高いなぁと思う。
まぁ当時はまだ自宅で
あんまラミネート出来なかったので。
で、自分は
パーフェクトワールドの
チラシの下敷きがお気に入りでした。
あとは、セブンとか
羊たちのとかクイズショウとか
日替わりで使ってたなぁ。
で、自分が使ってたら
同じクラスの子も欲しいってなって
クラスの3割くらいは
映画のチラシの下敷きを使ってた
っていう珍しい現象。
って全然パーフェクトワールドの
話をしてないな、、、、
とにかく良い映画ですよ!

以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください

(RG風)

パーフェクトワールドのあるある言いたい♫
パーフェクトワールドのあるある早く言いたい♬
パーフェクトワールドのあるある今から言うよ♪
チラシの下敷きから漢字探しがち♩

だから無地しかダメになる😅

備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます

初回鑑賞年齢→15歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅VHS
鑑賞回数→2回
記憶度→40%

マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→15位
洋画部門→12位
ロードムービー部門→1位
ローガンがロードムービーなら2位

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がんたく

5.0ストックホルム症候群

2021年2月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母親の宗教によりいろんな行事を経験できず、父親もいない男の子が、脱獄囚(ケビン・コスナー)に拉致される。
逃避行の中で、互いに不足していたピースを埋め合うような関係に発展していく。
一方、追跡する署長(クリント・イーストウッド)は、子供の頃の脱獄囚を知っており、知事から派遣された心理学者(ローラ・ダーン)とともに予測していく。
いい映画を見たなぁ、という感想がすべて。

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いやよセブン

3.0んー…盛り上がり不足だった。

2020年12月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

んー…盛り上がり不足だった。

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tuna

5.0パーフェクトワールド

2020年10月19日
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親子ってなんだろう? 本当の愛情とは? 考えさせる映画でした。感動しました。

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alextm

5.0完成された世界、「パーフェクトワールド」を希求渇望する信仰

2020年8月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

クリント・イーストウッド監督、

失うものの計り難さ、
与えるもののあまりの大きさ、その計り難さ。
それを
「ミリオンダラーズベイビー」
「グラントリノ」
と監督は真っ向から描いている。

『パーフェクトワールド』という言葉は、おそらく聖書のキリスト教信仰から来ているのだと思う

“その時悲しみと涙がぬぐわれ、すべてが報われ、離れていた者たちが再会して愛が成就し、一切の誤解が解ける”、と。
聖書は、世界が完成して天国が到来する様子をそのように約束している。

自分の命と引き換えに誰かを救うこと、これよりも大きな愛はないと聖書には書いてある。

イーストウッド監督の作品のベース・バックボーンに、このキリスト教世界観が据えられていることは、否定できないだろう。

・・・・・・・・・・・・

僕の卒業した小さな学校の庭には浮き輪の形をした池がありました。
学校の校舎の名は「ストーン記念館」。あの洞爺丸遭難事故で、海中で自分の救命胴衣を外して日本人男性に渡し、沈んでいったアルフレッド・ストーン牧師を記念するものです。
粗末な校舎なんですが、引き替えに支払われた賠償金でこの校舎は建てられました。

「パーフェクトワールド」は、痛いけれど、胸を打ちます。

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きりん

4.0イーストウッドの隠れた名作

2020年5月2日
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鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。
クリントパンチからローラキックのコンボ攻撃の破壊力が素晴らしいです。今から考えるとちょっとあざといというか狙いすぎにも思えますが、あの流れの中ではほとんどノックアウトされます。キャスパーのお面もかなり反則です。
『ボディ・ガード』後の人気絶頂期のコスナーとはいえ、最初はただのチンピラに見えるブッチでしたが、二人に同行しているといつしか応援したくなり、何とか救われる最後を願わずにはいられなくなります。ロードムービーの魔法ですね。

初めて劇場で複数回鑑賞した映画になりました。もっと言及されていい作品だと思います。

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なお

4.5最後は切なく、、

2020年4月29日
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泣ける

悲しい

幸せ

立場は全然違うけど
子供の頃に近所の知らないおじさんと
遊んだ事を何か思い出しました、

誘拐されながらもブッチの優しさに
惹かれていくフィリップ
怖さと好奇心が混じりながら
付いていくフィリップ
本当にフィリップ可愛い😍

初めから「こいつ殺されるなw」とプンプン匂わせる
犯人が撃たれた時はスカッとしました笑

保安官の使命と過去の感情に挟まれながら
ブッチを追うイーストウッドと
犯罪者ではあるものの根っからの悪とは
感じさせず、フィリップを見つめる時のあの
何とも言えない表情のケビン コスナー
演技力もテンポ感もよく最後まで退屈することなく
観れる映画でした。

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ゆう

4.0ローラダーンの膝蹴り

2020年4月20日
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言わずと知れた、誘拐犯×誘拐された子供(人質)の金字塔である映画。

やっと観れたが、想像以上にぶっ飛んだ作品で衝撃を受けた。
意外だったのはハロウィン要素や、追いかける側の詳細まで描かれているところ。
だけどいちばんの衝撃はやっぱり、寝泊まりさせてもらった農民とのラスト前30分くらい。
あの緩急のつけ方はなかなか勇気がいる。が、どこにもおかしさのないシーンだった。
し、そのままラストにもっていったのもすごい。

しかもなかなか終わらないラスト。あそこまでクライマックス感だしながら、何回転もして、引っ張り続ける感じ。だからこそ、あのシーンが余計に響いてくるわけで…。
あのあとの膝蹴りがなかったら行き場のない怒りを抱えて眠るところだったよ…。

フィリップは将来、アラスカ行くのかね、行くんだろうね。

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JYARI

3.5静かで美しい作品です。

2020年2月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

脱獄犯と人質になった少年のロードムービー。

クリント・イーストウッド監督、ケヴィン・コスナー主演ということで鑑賞しました。やはりケヴィン・コスナー、格好良いですね。
粗暴だが少年への優しさを垣間見せる脱獄囚。生き別れ断絶した父親との絆を感じそれに縋る脱獄囚。そしてそれを純真無垢な瞳で見つめ、感じる少年。
ラストシーン。父親のいるアラスカを思う脱獄囚の姿に、感傷の気持ちを禁じえません。非常に静かで、美しい作品だと思います。
ただ起伏に乏しく二度三度重ねて鑑賞したい作品とは思いませんでした。

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よし

4.0擬似親子のストックホルム症候群を描いた作品。イーストウッド得意の後...

2019年11月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

擬似親子のストックホルム症候群を描いた作品。イーストウッド得意の後味悪さは本作でも。
ケビン・コスナーを前面におし立てつつもちゃっかりいいとこを持っていくイーストウッド。ローラ・ダーンも持って行ったのかも(笑)

優しい中にも狂気を持つ難しい演技をさらりとこなすケビン・コスナーはさすが。が、本作以降なぜかパッとしなくなった模様、不思議だ。
まるで長閑な昼寝のような冒頭とラストがなんとも印象的。後味悪さはまだ甘いぞ、イーストウッド入門編ってとこかな(笑)

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はむひろみ

4.0ケビン・コスナー!

2019年11月16日
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泣ける

この映画がきっかけでケビン・コスナーのファンになりました! 映画を観る度にパンにマスタードを塗って食べたくなります(笑) 脱獄囚だけど人の心はあるブッチ、子供に優しいのが印象的でした。フィリップはきっといつかアラスカに行くんでしょうかね・・・。

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映画は生き甲斐