「もしも、スターと恋に落ちたら…?」ノッティングヒルの恋人 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
もしも、スターと恋に落ちたら…?
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思い出しレビュー47本目。
『ノッティングヒルの恋人』
もし、スターと恋に落ちたら…?
そんな夢を叶えてくれるロマンチック・ラブストーリー。
ロンドン西部のノッティング・ヒル。冴えないバツイチ男ウィリアムが営む売れない書店に、ある日偶然、アメリカのスター女優アナが訪れ…。
まさかまさか世界的人気のスターが目の前に。
うっかり彼女の服を汚してしまい、自宅で着替えさせたのが縁で…って、普通に考えりゃあり得ない出会い&シチュエーション。
それを、王道のラブストーリーとして、実に巧く魅せている。
さながら、また別の『ローマの休日』。
アナが惹かれたのは、ウィリアムの素朴な人柄。
ホント、ヒュー・グラントがハマり役。
スター女優がスター女優を演じるのだから、ジュリア・ロバーツもハマり役。
いつものガハハと大口開けての明るい演技ではなく、控え目でしおらしい役柄が新鮮で魅力的。
エルヴィス・コステロのカバー曲も心に残る。
友人たちと盛り上がってる中に、人気スターが居たら?…というのが(確か)そもそものアイデア。
ウィリアムとその友人、そしてアナ、皆で談笑するシーンが楽しい。
変わり者の同居人リス・エヴァンスが面白可笑しくいい味を出す。
アナに会う為記者と偽って会うものの、他の女優のインタビューもさせられるシーンが笑える。
スターと一般人の恋。何も波風起きない訳はない。
世界が違うとか、釣り合わないとか、そんなの関係ない。本当に心から好きな人と想いが通じ合えば…。
ラスト、お互いの想いを確かめ合い、笑顔で見つめ合う二人の姿に何とも幸せな気持ちにさせられる。
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