劇場公開日 2019年8月17日

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熱帯魚のレビュー・感想・評価

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3.0カラフルな熱帯魚は「夢」の象徴?

2024年9月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

内容的には台湾版の「お受験物語」なのですけれども…。

誘拐犯も、その捜査に当たる警察も、受験の日程ばかりの気にしているというブラックユーモアぶりは、この監督に一流のものかも知れません。

本作は、『1秒先の彼女』が佳作だったチェン・ユーシュン監督の手になる別作品ということでは鑑賞した1本になります。
本作のエンディングに現れる「夢を見るすべての人に捧げる」字幕のとおり、いわゆるファンタジーものの一本としては、本作も前作の例に漏れない佳作だったと思います。

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talkie

4.0面白かったー!観客がずっと笑っていました!

2023年8月5日
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🎦一秒先の彼女の監督のデビュー作。いやあ、面白かったです。 子供が2人誘拐される。犯人がアホでやることなす事全部ずれていて面白い。いや、ずれているのは犯人だけじゃない。子供の親も、ニュースのアナウンサーも全部ずれた発言で、誰かが一言言う度に観客からずっと笑いが漏れました。ホロリとする場面もあってとても良かったです。 この映画こんなに面白いのに配給元の中央電影公司との権利の関係で今回の台湾巨匠傑作選2023での上映が最後で今後日本では上映出来なくなります。興味のある方は急いで行って下さい。是非!

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snowwhite

4.0サロマン王、超魚人!

2020年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ストーリーを繋いでいるのが、不思議な体験コーナーを設けているDJとTVニュース。ツーチャンは自らが超人になる夢を見て、好きな女の子にも手紙を渡せずにいたが、不思議体験DJの常連でサロマン王というラジオネームを持っていた。高校受験1ヵ月前だというのに、ゲーセン通い。そこの子どもチャンピオンであるワンが誘拐されたのだ。後を追うようにトラックに乗り込んだツーチャンは自らも誘拐されてしまう。

 学歴社会でもある台湾の高校入試は夏頃?頭が朦朧とするような暑さの中での受験だ。ツーチャンは合格ラインに達していなくて、受験なんてどうでもよくなっている中の誘拐騒動。しかし、世間はツーチャンの受験についての議論が過熱。誘拐犯家族も勉強させるために教科書を集めたりしていた。

 主犯の男が交通事故死という突拍子もないストーリーだったけど、中盤以降はのんびりした港町での生活に夏休みをエンジョイしているかのよう。共犯のアケンは「俺みたいな悪いやつになるな」などとアドバイスをくれるし、身代金は欲しいが受験はさせてやりたいという思いも伝わってくる。

 夢の中での海底探検。ワン少年も一緒になって夢を食べる魚の話に夢中だ。浸水した家庭での不思議な体験や現実離れしているかのようなTVキャスターの話。夢が許される中学生から高校生になる境界線にあって、薄幸の少女チュエンにも興味を持つ。熱帯魚なんていない!という夢のない話や貧しさの現実を知り、彼の心も宙に浮いているかのようだった。何より、好きな女の子が有名人に群がり失神したというニュースが引き金となったんだろうなぁ・・・

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kossy

4.5台湾映画の傑作

2019年9月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

少年が大人になってしまう間際の話。 水中の世界が少年時代の暗喩なら、誘拐された浸水している場所は、まさに大人になってしまう境界線だ。(浸水したなかで誘拐犯の家族と食事をする場面は幻想的だ。)
少年が大人になっていく過程のちょっとした切なさを描いた傑作だと思いました。
ちなみに『祝宴!シェフ』と同じ監督だと知って驚いた。勝手な願望だけど、今後は『熱帯魚』みたいな作品を撮ってほしいなあ。

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仮面貴族

3.5お受験中学生版ソナチネ、みたいだった。妄想世界とか台湾の風情、人間...

2019年8月19日
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鑑賞方法:映画館

お受験中学生版ソナチネ、みたいだった。妄想世界とか台湾の風情、人間性もとても好み。でも大事なことは画で語ってほしいとも思った。その点初期北野武は偉大。

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kazuyuki

1.5不覚にも、こっくり寝てしまった。

2019年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何を問いたいのかが今一つ。ラスト、誘拐された少年が受験のために会場へ向かう場面は、
台湾の受験戦争の過熱ぶりが垣間見えたが、どうも作品の過程における作品の「求心力」は、私にはあまり感じられなかったのが残念。ほかの著名な方のこの作品「素晴らしさ」が
感じられなかった。途中、眠気に根負けしたのが、最悪の感想を招いたのだろう。
パンフレットが手に入らなかったのも、この作品における監督の思いを知ることができなかったのは惜しい気がする。題名「熱帯魚」の意味合いもはっきりとした私の見る前の期待、ワクワク感とは、ずれていた。

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突貫小僧

4.0面白うてやがて悲しく愛おしい小品

2019年8月16日
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日本以上にキビシー台湾の受験戦争が背景なんだけど、主人公のガキの妄想と言うか願望がアホらしくて、それでいて妙に身につまされるようで笑えます。でも後半にド田舎に舞台が変わってから、そこに暮らす人たちのすごい貧困さや勉強したくてもできない子の辛さがグサっときました。格差社会を風刺しながらも、主人公たちへの監督の視線はあくまでも優しく温かいです。
なんか、可愛くて愛おしく胸の奥深くでいつまでも小さく輝いているような作品でした。

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シネマディクト

4.0楽しくも切なさ溢れる

2019年5月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

少年、誘拐犯、誘拐犯の妹、其々心情、台湾の原風景と家族や地域民との交わり、良い映画でした。

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褐色の猪