摩天楼はバラ色にのレビュー・感想・評価
全3件を表示
まあまあだった
主人公がすっごく資料を読み込んで分析している様子はいいのだけど、内容がざっくりしすぎてよく分からず、本当に有能かどうかよく分からない。おじさんの奥さんが、財界の大物に紹介してくれるのだけど、あの人たちが本当に信用するとも思えなくて、本当に出資するのなら何か他の見返りがあるのではないだろうか。買収の会議にカジュアルに現れて、我が物顔でみんなの前で美女とキスするような小僧で、彼を本気で好きであったおばさんもニコニコしていて、都合がよすぎる。おままごと会社か。
社内の郵便配達をしながら、勝手に重役になっているのは面白い。80年代のセンスは最高にダサい。
主観的な恋愛観
なんのヒネリもないサクセスストーリー。
田舎から来た青年が、頭の回転の速さと度胸で素敵な美女と成功を手に入れようとする話。
予想通りに話は進み、予想通りに話は終わる。
それでも予想以上に面白かったのは、マイケル・J・フォックスのコミカルな演技があったからだろう。
目的の為なら会社の重役に成り済まし、重役会議に潜入するという、目的の為なら手段を選ばない的な行動も愛嬌たっぷりに見せるとは、さすが29歳で高校生を演じた男。
今やラブストーリーの主人公の約半分が草食系の時代だが、この映画の主人公はバリバリ肉食系だ。
気になっている女性に嫌われても、ダメで元々と開き直りまた、あの手この手で振り向かせようとする主人公を見ていると、恋愛は気楽に楽しむモノだと思えてくる。
彼女が最近重くてさ、、、、という理由で別れるカップルはよくいるけど、彼女が最近軽くてさ、、、、という理由で別れるカップルは見たことない。
現実はこの映画のように上手くは行かないだろうが、恋愛はこの映画のように楽しむべきではないだろうか。
全3件を表示