「敵中突破の大冒険活劇‼️」ナバロンの要塞 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
敵中突破の大冒険活劇‼️
連合国艦隊の行く手を阻む要塞の巨大な大砲二つを爆破せよ‼️もうこの設定を聞いただけでも、胸が躍りますよね‼️そして集められたメンバーが著名な登山家、爆薬のプロ、殺し屋、レジスタンスの女闘士ら六人‼️このメンバー構成を聞いただけでもドキドキします‼️そして目指すはギリシャのナバロン島‼️このネーミングもワクワクします‼️激しい嵐の海から上陸し、断崖絶壁を登るロッククライミングの超スリル‼️ドイツ軍が厳重な警戒網を敷く島内の村を抜ける場面はまるでヒッチコック映画‼️メンバー内での裏切り者の発覚‼️そしてラストの要塞でのハラハラドキドキの攻防‼️不可能を可能にする男たちの不撓不屈の闘い‼️グレゴリー・ペック、アンソニー・クインら出演者たちもみ〜んなカッコいい‼️戦争ものなのですが、深刻に反戦を訴えるのではなく、この作品のように娯楽に徹するのも素晴らしいことだと思います‼️
活動写真愛好家さんへ、
アンソニー・クィンやイレーネ・パパスの個性が生かされたキャスティングも映画の面白さになっていますね。個性派で人間味がある俳優が映画を支えていた時代、けして今の映画界を批判する訳では無いのですが、昔は色んな個性のある俳優さんがいました。
活動写真愛好家さん、コメントありがとうございます。
ただ面白かった記憶の映画を観直して、余りの良さにビックリしました。カール・フォアマンの脚本が素晴らしいと思います。赤狩りでイギリスに亡命して「戦場にかける橋」やこの作品を創作したことが凄いですね。けして好戦的では無くも娯楽性を極めた映画作りに映画愛と執念を感じました。それとトンプソン監督では「隊長ブーリバ」も懐かしいです。クリスティーネ・カウフマンにもう一度会いたい。
イギリス男優もいいし、ペックの熱演、クインのキャラクターも貴重な味、そしてイレーネ・パパス。メリナ・メルクーリと共にお気に入りのギリシャ女優でした。「悪い奴ほど手が白い」「1000日のアン」「トロイアの女」「風雪の太陽」「エレンディラ」「予告された殺人の記憶」と観ていますが、イタリア女優に似た情熱を秘めて憂いのある表情がいいですね。勿論演技力もある。彼女の良さを初めて知った作品でもあります。