ナチュラル・ボーン・キラーズのレビュー・感想・評価
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水と油
オリバーストーン監督で、原案がクエンティンタランティーノという
「人権派」と「攻撃的な問題児」… つまり「水と油」を混ぜようとして、
完全に失敗した作品。
賛否両論分かれる作品だが、俺は断然「否」!!
これはネタバレしないと評価できない作品で、最後まで書く。
前半は、壊れた男女カップルが強盗殺人をヤリまくる…
後半は、逮捕されてから、二人の刑務所内での生活を描かれる…
そこで男女が何故に凶悪殺人を繰り返してきたかのインタビューが
生放送でアメフトのスーパーボウルの放送終了後、つまり全米の
TVで2番目に高視聴率が取れる番組として放送される。
そこで犯罪者の男が「全米に電波で凶悪事件を放送するな」
「それが全米に悪影響を及ぼす」とのメディア批判の主張だが、
犯罪を行った当人が、それを言うな!と言いたい。
ラストは刑務所から、その犯罪者カップルが脱獄して、再び
その者達が野に放たれるわけだが、人質を取っているからといって
遠くからスナイパーが狙撃すれば済む話なのに、何で撃ち殺されず
脱走されたままなんだ?… との疑問が残って終わる。
善と悪とは〜Leonard Cohenの『The Future』
1994(日本は1995)年公開のアメリカ映画。
【監督】:オリバー・ストーン
【脚本】:デヴィッド・ヴェロズ、リチャード・ルトウスキー、オリバー・ストーン
【原案】:クエンティン・タランティーノ
主な配役
【ミッキー・ノックス】:ウディ・ハレルソン
【マロリー・ノックス】:ジュリエット・ルイス
【ウェイン・ゲール】:ロバート・ダウニー・Jr
【ドワイト・マクラスキー】:トミー・リー・ジョーンズ
1986年の『プラトーン』に始まり、『7月4日に生まれて』、『ドアーズ』、『JFK』などヒットを連発したオリバー・ストーンが、タランティーノの原案を映画化した問題作。
タランティーノは脚本にクレジットされてないが、
『パルプ・フィクション』に似たテイストが本作にも反映されているのが興味深い。
1.コミック(劇画)調の映像とストーリー展開
ウディ・ハレルソンとジュリエット・ルイス、
彼ら以外に考えられないくらいのキャスティング含め、
演出、色調、展開など全てがアメコミ調であることに気付く。
タランティーノのテイストを感じるのも、これだ。
二人の出会いからラストまで、
『俺たちに明日はない』のボニー&クライドほどヒロイックではないが(笑)、
理屈抜きに面白い。
2.鋭い風刺
『ダイハード』のテレビレポーターと同様、
本作にも、道化役のマスコミが現れる。
報道、と称すれば全て許されると勘違いしたマスコミそのものや、
その露悪趣味を見事に料理してみせた。
本作を、ピカレスクもの、とカテゴライズしてよいものか迷う。
なにが「善」で、
なにが「悪」なのか?
刑務所の塀で隔てられているのは何なのか?
問いかけられたような気がした。
3.エンディング曲
Leonard Cohenの『The Future』 が選曲されている。
ミニバン?に乗り、楽しく愉快に移動する一家、
そのバックに流れる、これまた風刺の効いた一曲。
家族みんなで楽しめる作品ではない。
エロもグロもある。
最初に観た時は、かなりの衝撃だった。
本当にオリバー・ストーンか?と疑った。
でも、もう一度観たいと思った。
何度観てもそう思うということは、☆5.0なのだろう。
やはりそうか…
言いたいこと言いつつ、警察マスコミ批判したかった作品かなと
相性
RDJあわれ
今にして思えば、あの哀れな最後を遂げる記者が、ロバート・ダウニー・Jrだっただなんて。印象に残っているのは彼の役と、逃避行を続ける若き恋人たちのハチャメチャな旅が無軌道過ぎて散漫な印象だったこと。
確か、タランティーノ脚本だったと記憶していますが、なぜ自分で監督しなかったのかそれなりに考えさせられました。映画会社との契約とか、製作陣とのコネクションとか、彼のネームバリューで商売したい人の思惑とか、とにかく、最大のウリがそれだったので、他にこれと言ったものが無いのでちょっと失望したものです。
二人の生い立ち
破滅的なようで最後までクリエイティブ
【”悔い改めよとはどういう意味だ!”理由なき大量殺人カップルの姿を斬新な映像で描いた問題作。】
ー ミッキー(ウディ・ハレルソン:序盤は毛がある・・。)と、マロリー(ジュリエット・ルイス)はマロリーの両親を殺して、意気投合。
大量虐殺の旅に出る。ー
◆感想
・視覚的には、モノクロからイキナリカラーになったり、TVショーのように笑いが入ったり、アニメーションを使ったり、可なり斬新である。
・彼らを追うTVキャスターを若き、まだドラッグ中毒になっていなかった(と思う)ロバート・ダウニー・JRが熱演している。
<だが、ストーリー展開が粗く、実在したミッキーと、マロリーが逃避行する中、無垢なる人々を大量虐殺する意味合いが上手く描かれていない。
オリヴァー・ストーン監督が狙った現代アメリカの暴力を娯楽とする病的思想を抉り取ったシーンなどはソコソコ感じるモノはあるが・・。>
この愛の物語は世界の人々の目にどう映る?
大人が奪ったオモチャ
どう感じるか?
グラインドハウスの一本として!
ジュリエット・ルイス!
どいつもこいつもろくでなし
バイオレンス+風刺映画?
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