渚にて

劇場公開日

36%
46%
18%
0%
0%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

ネヴィル・シュートの原作に基づき、「手錠のままの脱獄」のスタンリー・クレイマーが製作・脚本した人類の未来の物語。脚色はジョン・パクストン。撮影担当は、ジュゼッペ・ロトゥンノ。音楽はアーネスト・ゴールド。出演するのは「勝利なき戦い」のグレゴリー・ペック、フレッド・アステア、エヴァ・ガードナー、アンソニー・パーキンスなど。製作スタンリー・クレイマー。

1959年製作/アメリカ
原題:On the Beach
配給:日本ユナイテッド・アーチスツ

ストーリー

1964年。第3次世界大戦の原水爆による戦闘のため、地球上の北半分は絶滅し、死の灰は南半球にも迫っていた。タワーズ艦長(グレゴリー・ペック)指揮の米原子力潜水艦ソーフィッシュ号は、難を逃れてオーストラリアのメルボルンに入港した。オーストラリアの若い海軍士官ピーター(アンソニー・パーキンス)は、妻と赤ん坊を故国に残し、ソーフィッシュ号に同乗して北半球偵察に行くことを命じられた。タワーズ艦長に会ったピーターは、艦長を自宅のパーティに招いた。女友達モイラ(エヴァ・ガードナー)もその席に招かれた。パーティの席上、原子科学者オスボーン(フレッド・アステア)の、原子力戦に関する口論で一同は雰囲気をそがれてしまった。タワーズ艦長はモイラにひかれるものをおぼえ、2人はデイトした。しかし、彼が故国の妻子の話ばかりするのでモイラはいらいらした。ソーフィッシュ号はやがて出航した。到着したサンフランシスコは死の町と化していた。サンディエゴで死滅したはずの町から発信されている無電を調査した乗組員は、それが風のいたずらであることを知った。艦はメルボルンに帰港した。オーストラリアの諸都市も次々と死滅していった。自動車レースが開かれ、自動車狂のオスボーンは大荒れに荒れるコースを乗り切って優勝した。タワーズとモイラは山小屋で一夜を明かした。いよいよ、メルボルンにも最後の時が近づいてきた。街では自殺用の薬が配給された。ピーターは身を切られる思いで妻子を納得させ、薬を与えた。オスボーンは車庫を密閉し、自動車の排気ガスで自殺した。一方、ソーフィッシュ号ではアメリカに帰国することが決定した。タワーズもモイラへの想いを断ち切って艦に乗った。出航を知ったモイラは渚でいつまでも潜水艦を見送った。艦は一路、死の海に向かって進んだ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第32回 アカデミー賞(1960年)

ノミネート

編集賞 Frederic Knudtson
作曲賞(ドラマ/コメディ) アーネスト・ゴールド

第17回 ゴールデングローブ賞(1960年)

受賞

最優秀作曲賞 アーネスト・ゴールド

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 フレッド・アステア
最優秀監督賞 スタンリー・クレイマー
詳細情報を表示

Amazonプライムビデオで関連作を見る

Amazonプライムビデオ

30日間無料トライアル 月額500円で映画見放題

Powered by Amazon

映画レビュー

5.060年の時を超えて、21世紀の私達に向けてのメッセージを強く発している

あき240さん
2019年2月11日
Androidアプリから投稿

1957年刊行の同名原作はSFの終末物の名作として有名
本作は1959年の公開
キューバ危機が起こり世界が明日核戦争に突入するかも知れない
そんな恐怖におののいたのは1962年のこと
つまり本作の描く物語はSFの世界ではなくいつそうなってもおかしくない恐怖を具象化した作品であったのだ

全面核戦争の恐怖は1991年のソ連崩壊による冷戦終結によって去った
それは1988年にはINF条約という核軍縮条約の締結から始まった

それから30年が流れた
本作公開からは60年もの年月が過ぎた
核戦争の恐怖は前世紀のものでもはや過去のものなのだろうか?
本作は過去の題材の作品なのだろうか?

とんでもない
ロシアと中国はINF条約を無視して新技術の迎撃不能な新型の核ミサイルを開発していることが明らかになっているのが、21世紀の現状なのだ
対抗上米国はそのINF条約を破棄するとのニュースに接したばかりだ
そればかりか北朝鮮の核の火遊びはいつ再開されるかも知れないのだ

つまり21世紀の核危機は今始まったのだ
全面核戦争の危機は米ソ冷戦時代のレベルに舞いもどっているのだ

しかし核戦争の結末は何なのか
社会は、私達の生活はどうなってしまうのか
核で一瞬のうちに灰にならなくともどのような終末が待っているのか
本作の示すところを世界はもう忘れ去ってしまっているのではないか
今こそ本作を見なおさなければならない時にきているのだ

西側世界に育った私達はこのような核戦争の末路を描いた作品を観たり聞いたりして大人になってきた

しかし、ロシアや中国の人々はどうだろう
本作のような核戦争の恐怖を描いた作品を観て育って来ているのだろうか?
同じ認識に立っているのだろうか?
もし観てもいないし本作の存在すら知らないで大人に成っている人々ならば、この21世紀の核戦争の恐怖を互いに共有することができるのであろうか?

本作の終盤には教会の前の横断幕に大書きされた「まだ間に合う」の文言が写される
神にこの核戦争の誤りを悔い改めるにはまだ間に合うとのものだが、ラストシーンに再度写される
それは本作を観る私達に 向けてのものだ
核戦争を食い止める努力はまだ間に合うのだ
米ソ冷戦時代の当時の観客だけに向けてのものではない
60年の時を超えて、21世紀の私達に向けてのメッセージを強く発しているのだ

名優グレゴリー・ペックの名演はじめ、平穏を保つメルボルンが実は水面下で壊れそうのなるのを耐えているのだということを映像と演出で巧みに淡々と描ききったところは映画としても大変に優れている
素晴らしい名作だ

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
あき240

4.0逃れられない運命をみんな同時に背負った時

a0064さん
2018年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

ものすごく有名だったから観た。たしか、村上春樹のエッセイにも書かれていたから。村上氏のいう通り、たしかに救いようのない映画であった。
SFチックながら、人物の情緒というか、間の取り方や厳選されたセリフの重みがすごい。これが本当の演技というものだ。
高評価で期待値は高かったが、それを裏切らない内容だった。冷戦下で、核戦争に対する差し迫った恐怖心がひしひしと感じられるような作品だった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
a0064

3.5核戦争によって人類が滅亡する話。 数カ月後には放射能によって死滅す...

伝馬町さん
2015年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

核戦争によって人類が滅亡する話。
数カ月後には放射能によって死滅するのがわかっていて、どう向き合っていくのか…
パニックではなく、静かにその時を迎えるのがこの映画の演出。
実際もこうなのかな?

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
伝馬町

3.0自分ならどうする?

えらさん
2013年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
えら
すべての映画レビューを見る(全5件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る