トワイライトゾーン 超次元の体験

劇場公開日:

解説

59年から65年までCBSで放送されたTVシリーズの映画版。スティーヴン・スピルバーグとジョン・ランディスが製作にあたり、2人の他にジョー・ダンテとジョージ・ミラーの2人が加わり4人それぞれ1話ずつ(ランディスはプロローグも担当)を監督した。エグゼクティヴ・プロデューサーはフランク・マーシャル。脚本はプロローグと第1話をジョン・ランディス、第2話をジョージ・クレイトン・ジョンソン、リチャード・マシスン、ジョッシュ・ローガン(メリッサ・マティスンの筆名)の3人、第3・4話をリチャード・マシスンが執筆している。撮影はプロローグと第1話をスティーヴン・ラーナー、第2話・4話をアレン・ダヴュー、第3話をジョン・ホラが担当。音楽はジェリー・ゴールドスミス、プロダクション・デザイナーはジェームズ・D・ビッセル。出演はダン・エイクロイド、アルバート・ブルックス、ヴィック・モロー、スキャットマン・クロザース、キャスリーン・クインラン、ジェレミー・ライト、ジョン・リスゴーなど。日本版字幕は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1983年作品。ヴィック・モローは共演していたベトナム系少女たちと共にこの撮影中に事故死した。

1983年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Twilight Zone The Movie
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1984年2月18日

ストーリー

(プロローグ)真夜中の田舎道を1台の車が走っている。若い男2人が乗っており、退屈さをまぎらわすために、TVシリーズのメイン・テーマの当てっこをやり始めた。「トワイライトゾーン」が出て、あれは本当にこわかったなあーなんて会話になる。助手席にすわっていた男(ダン・エイクロイド)が運転した男(アルバート・ブルックス)に「もっとこわいことをしてやろうか?」といい、車をとめさせる。わくわくしながら待っていると、助手席の男が世にもおそろしき悪魔に変身。絶叫がひびき渡る。(第1話)とあるバーで、セールスマンのビル(ヴィック・モロー)が友人にぐちっている。自分より能力が下のユダヤ人に昇進を横取りされたというのだ。ビルはさらに黒人も東洋人もけなしてから、バーを出ていく。外はなんとドイツ占領下のフランスだった。彼はユダヤ人とみられて逃走。ビルの壁にへばりついているところを射たれて、気づいた時はKKK団に「この黒人め!」とこづかれていた。さらに逃げて川へ。ここでは、彼はヴェトコンとみられてアメリカ兵の一斉射撃をくらう。再び、ドイツ占領下のフランスに逆戻りし、ユダヤ人強制収容所行きの列車に押し込まれた。外を覗くと、あのバーがあり、友人たちが彼の名を呼んでいる。ビルの叫びは、しかし彼らには届かなかった。(第2話)サニーヴェイル老人ホーム。子供に見捨てられたコンロイ氏。「人間は遊びを忘れた時から年をとり始めると私は思います。どうです、今夜、庭でカン蹴りしませんか」と黒人のブルーム氏(スキャットマン・クロザース)が提案する。コンロイ氏を除くみんなが賛成し、真夜中に庭でカン蹴りをした。彼らは子供にもどった。だが「もう一度人生を繰り返したくない」 「夫は死んでるもの」といった理由で、みんなは大人にもどる決心をする。ただ1人、ダグラス・フェアバンクスみたいに暴れてみたいといっていたエイジー氏が、少年の姿で窓から外の世界に飛び出していった。翌日、庭でカン蹴りをしているコンロイ氏の姿があった。(第3話)ヘレン(キャスリーン・クインラン)は教師の職を捨て旅に出る。途中のドラッグストアで知り合ったアンソニー少年(ジェレミー・ライト)を家へ送り届けた。少年の家族はみな異常な雰囲気をただよわせている。アンソニーは超能力の持主で、彼にさからった姉はテレビの漫画の世界におくられてしまった。ヘレンはアンソニーを導く教師になろうと決意する。(第4話)嵐をついて空を飛ぶジェット旅客機。飛行機恐怖症のヴァレンタイン氏(ジョン・リスゴー)は、青白い顔をし、落ちつかぬようすですわっている。窓から外をみると翼の上に怪物がいた。騒ぎたてる彼にスチュワーデスは精神安定剤を与える。彼がもう一度外をみると怪物はエンジンを食っていた。彼は窓をぶち破り、銃を向けるが、効果はない。怪物は彼のところに近づき、いけない子だねと指を左右に動かし、銃を奪っていった。飛行機は着陸し、整備士はエンジンが何者かに食いちぎられているのを発見する。その頃、ヴァレンタイン氏は救急車に乗せられていた。「ダンナ、ひどい目にあったそうだね」と話しかける運転手(ダン・エイクロイド)。さらに運転手はいう。「もっとこわい目にあいたい?」

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5摩訶不思議な世界感

2024年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夜中のドライブで助手席に乗ってた者に襲われた話、怒って酒場を出たらナチスに撃たれて逃げまくる話などオムニバス形式で次から次へ何が起きるか分からないトワイライトゾーン。何とも摩訶不思議な世界感だね。

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重

3.50225 スピルバーグ一味の華麗なるお遊び

2024年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1984年公開
昔のテレビシリーズ(未見)のリメイク。
旬の監督4人がそれぞれオムニパスを製作。
セグメント1は差別主義者は自分に跳ね返るで~
2は黒人ファンタジー
3は実は怖いおとぎ話
4は未確認生物対極度の飛行機恐怖症者の戦い

1は現在では絶対避けて通る題材。
こういう映画が作られなくなり、なかったことにしてしまう
歴史修正主義者が蔓延る現代の方が恐ろしい。
2は結末がほんわりしたような
3はキャサリンクインランにビビッと来た!
4はジョンリスゴーのうろたえる仕草とツッコむガキのやりとり面白い。
イントロと映画の閉じるダンエイクロイド。
構成も見事。
70点
初鑑賞 1984年3月15日 梅田東映パラス
配給 ワーナー
パンフ購入

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NWFchamp1973

3.5よかった!

2022年3月12日
iPhoneアプリから投稿

Amazon primeの新トワイライトゾーンシリーズ
を観た後に観賞。

どの話もスパイス効いてて面白かった!
全体的にめちゃくちゃ楽しめた!

やっぱりこの80年代感が堪らなく良い……。

特に気に入ったのは、第3話?の
当たり屋の少年が実は……って話。
ただ、ストーリーはその、実は…
だけでは楽しめなくて、実は…の後に
と思いきや…が続くイメージ、じゃないと
もはや今の刺激を求める視聴者は楽しめないという…。

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JYARI

4.0The Midnight Special

2022年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、TV地上波

1983年公開

「Twilight Zone」超異次元の体験

懐かしいです。
海外SFドラマ
「ミステリーゾーン」の
復刻映画版で
4人の監督による
4話オムニバス構成です。

第1話は、
ジョン・ランディス監督
ビック・モロー氏主演の
人種差別主義者の
体験する怖い世界。
モローさんは
撮影中に事故で
他界されました。

第2話は、
スティーヴン・スピルバーグ監督
老人ホームが舞台で
缶蹴りして、子供に戻る
ファンタジーな内容です。
スピルバーグの世界ですね。

第3話は、ジョー・ダンテ監督
超能力を使える少年と出会った
女教師の体験。

第4話は、ジョージ・ミラー監督
主演、ジョン・リスゴー氏
飛行機恐怖症の男が
遭遇する恐怖です。
これぞ、
トワイライト・ゾーンって
感じでございます(^^ゞ
ジョン・リスゴーさん
名演でございます。

この作品、
映画の冒頭に登場する二人組の
ひとり、
ダン・エイクロイド氏も
良い演技をしていますね。

その、オープニングと
ラストの救急車内から
流れる曲。

『The Midnight Special 』
Creedence Clearwater Revival

お気に入りです(´▽`)

コメントする 2件)
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LaLa