「公開時には理解できなかった凄さ」トロン mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
公開時には理解できなかった凄さ
当初は未完成なプリミティブ感満載のアマチュア作品の印象しかなかったが、今見るとこれが凄い。無駄がなくおそらく当時最大の処理の力の限界32ビットできるすべてが盛り込まれている。盛り込める量が少ない分センスで補っており、物語のテーマもゲーム黎明期のプログラマー、ユーザー、デジタル世界のキャラたちがギリギリのところで開発著作権をめぐる戦いを極めてリアルに描いている。感動の完成度である。これはもう古びる要素がかけらもない傑作である。
メカデザインにシド・ミード、キャラクターデザインにメビウス、CGはロバート・エイブルと言う豪華さである。大友のバイクとトロンの相似性はこのシド・ミードがそのカギを握っていたのである。
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