泥棒を消せ

劇場公開日:

解説

ゼキアル・マルコの原作・脚本を、「野のユリ」のラルフ・ネルソンが監督したサスペンス・アクション。撮影は「鳥」のロバート・バークス、音楽は「危険がいっぱい」のラロ・シフリンが担当した。出演は「黄色いロールスロイス」のアラン・ドロン、「ラスベガス万才」のアン・マーグレット、「軽蔑」のジャック・パランスのほかにヴァン・ヘフリン、ジョン・デイヴィス・チャンドラー、タミー・ロックなど。

1965年製作/アメリカ
原題または英題:Once a Thief
配給:MGM
劇場公開日:1965年4月27日

ストーリー

サンフランシスコのチャイナタウンで、白昼、人妻殺人事件が起こり、犯人の一味としてエディ(アラン・ドロン)がビドー警部に逮捕された。エディはまもなく釈放されたが、勤め先の貴金属商オヘアの店を首になった。エディは何年か前、強盗を働いて捕まったことがあり、その時ビドー警部は弾傷を受けた。そして傷はエディが負わせたものだと、確かな証拠もないままに固く信じていた。それ以来、エディはビドー警部の邪魔だてのために次々と仕事を失ってきた。エディの妻クリスティーン(アン・マーグレット)は幼い娘カシーを養いながら、ナイトクラブで働いていた。その頃エディのやくざな兄ウォルターは2人の子分と共に、オヘアの店から、100 万ドルのプラチナを盗み出す計画をたて、店の事情にくわしいエディを10万ドルの報酬で仲間にさそった。盗みは成功したが、最後の段階で子分たちが裏切り、ウォルターは殺され、カシーは誘拐された。そして、人妻殺人事件も、子分たちの仕業であることがわかった。ビドー警部はすべてを理解し、エディと協力してカシーを救出し、悪党たちを窮地に追い込んだが、激しいうちあいで、エディもまた凶弾に倒れた。

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