「今の時代で見ると価値観の違いで評価は割れそう」トレインスポッティング yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
今の時代で見ると価値観の違いで評価は割れそう
今年157本目(合計1,249本目/今月(2024年4月度)31本目)。
(前の作品 「メメント」→この作品「トレインスポッティング」→次の作品「ヘレディタリー 継承」)
新テアトル梅田(旧シネリーブル梅田)で、旧テアトル梅田(現在は閉館)の人気作品の復刻上映という扱いで見に行ってきました。1995年の映画だそうです。
個人的には他の方も書かれている通り、(演技であるとはいえ)コカイン中毒などの描写が生々しいので、「薬物はダメですよ」という学習映画的な意味合いも多少はあるのかな…と思ったものの、ミニシアターが中心であったであろう本作品(新テアトル梅田もミニシアター)でそういうのは難しいのかな…というところがあります。
個々、ことわざや格言を持ち出して何の説明もなく進むところがありますが、どうも原作小説からきたらしく、その部分まで完全に理解するにはかなりの知識を要するのかな…というところです。
結局のところ、日本ではこうしたコカインやらヘロインやらこういったものは厳しく規制されますが、いわゆる「薬物中毒でよくあるもの」として描かれているあたり、このあたりは国は違ってもだいたい同じで、映画としても国は違っても言いたいことはだいたい理解できるし、多少字幕が丁寧ではないかな、といったところはあるものの復刻上映なので仕方なしかなといったところです。
なお、上述通り原作小説があるので知っていれば有利であろうとは思うものの、アマゾンなどでみても特段高騰しているわけではないのですが、お届けまでに2か月とあったり品薄なのか流通数が少ないのか、現在(新たに)入手するのは難しいのかなといったところです(大阪市の一般的な書店のオンライン検索では在庫なしの扱い)。
採点に関しては特に気になる点までは見出せなかったので(コカインだのヘロインだの、一部のアダルトシーンなど、R15であることも考慮して)フルスコアにしています。