ドランクモンキー 酔拳のレビュー・感想・評価
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久々に
YouTubeで、期間限定で無料公開されていたので、本当に久々に見る。
吹替版で、当然、ジャッキーは石丸氏。
師匠の声は、小松方正氏ではなかったので、フジテレビ系列のゴールデン洋画劇場ではなく、テレビ東京版らしい。
80年台の前半くらいは、毎年のようにテレビで放送されていたような記憶がある。というか、テレビの映画番組で、月に一作くらいのペースで、ジャッキー・チェン主演作が放送されていたような体感。
それ以来だから、実に40年ぶり?くらい。
今見ると、逆にものすごく新鮮に感じる。
今の映画の格闘シーンって、本当に痛そうじゃないですか。
でも、この頃のカンフーって、良くも悪くも舞っているようなアクション。
年代の違いだといえば、それまでですが、今作「酔拳」を見るとホッとします。
(子供の頃、ジャッキーの真似してたと思うのだが、今時の子供がジョン・ウィックの真似するとは思えない)
映画ファンとして、確実にジャッキーに育ててもらったと感じる体験でした。
思い出補正も含めて星4つです。
みんな心の中で酔拳を飼っている
酔えば酔うほど
"酔拳" シリーズ第1作。
テレビ大阪「シネマクラブ」を録画して久しぶりに鑑賞。
シンプルなストーリーで、とにかくコミカルに全振りしており、ジャッキー・チェンの映画の良さを全て持っている。
酔えば酔うほど強くなる「酔拳」。千鳥足様の動きから繰り出される緩急巧みなアクションは、唯一無二だと思う。
ジャッキーの出発点!
これまで何回、TVで見てきたことだろう。今回は、いつもの BS260ではなく BS12で視聴した。
彼が 今あるのは この映画があるためと思う。
ジャッキーは、普通の漢民族の顔つきとは異なり、まるで 縄文人のように見えるー従兄弟の娘さんと並んだとき、顔が2倍くらい大きい(大袈裟!)ーたくまざるユーモア。しかも、コミカルな動きー最初に師範代を揶揄った時、彼らがやっていたのは、映画「精挙」で出てきた五獣挙(動物をまねる)だったのでは。後にでてくる本題の酔挙「酔八仙」はもちろん、動きがコミックそのもの、しかもジャッキーにピッタリ。
今回は、日本語吹き替え版で見たが、私にとっては、ユエン・シャオティエンの声を担当された小松方正さんの声が非常に懐かしかった。しかも、役柄にもよくあっていた。
思うに、この映画で本当に素晴らしいのは、シャオティエンの演ずるソウ・ハッイー老人の柔らかなカンフーだったのでは。彼の演技からも、その後、数々の役柄が派生している気がする。
それにしても、私は劇場では字幕版しか見ないのに、なぜ、家では吹き替え版でみるのだろう。特に、ジャッキーの映画ではいつも。家では、椅子に座って、居間のTVで見るが、家人もいるし、映画館のように部屋を暗くすることはできない。CMもしょっちゅう入るし、機内やon demandとは違って操作はできないから、集中力も限られていて、やはり吹き替え版が一番、あうのだろう。これからも、何回もこの映画を見て、その度に元気をもらうことになるに違いない。
ジャッキーは、ここで気づいた自分の特質をそのままに、その後、アクション映画に進んで、大成したのだ。
「そうだ、カンフーを観よう」 映画ってこのくらいがちょうどいいんだよ!と思う作品。
なんか、思いっきり「バカバカしい映画」を“サクっと”観たい気分になって。
難解だった(そうかぁ?)『秘密の森の、その向こう』を観て、頭こんがらがった後でしたので。
“サクっと”バカバカしいといえば古臭い香港映画。←失礼やぞ!
洗練された『少林サッカー』とか、ましてや香港ノワールの代表作『男たちの挽歌』などとは違って。
この作品、初見はTVの“ゴールデン洋画劇場”だったです。懐かしぇ。石丸博也吹替の。
そう、ジャッキー=石丸さんなんですよね。てか、むしろ石丸博也=ジャッキーかも。
大変面白かった作品だったので、後にリバイバル上映を劇場に観に行ったです。
調べてみると、年代的に多分『蛇拳』『笑拳』との三本同時上映の「ジャッキー大会」を。
再鑑賞して、やっぱり一番強く心に残ったこと。
それは「映画ってこのくらいがちょうどええねん!」です。時間も111分じゃないですか。ゾロ目の。
ポリシーよりも客のウケを!アートなんか犬が喰え!みたいな。
アイロニーじゃないです。正直者です。みんなやってんじゃねぇか。
おちゃらけた主人公のコメディ―劇→めっちゃ強い悪役登場→イキった主人公、一敗地に塗れる→主人公、師匠(何故かいつもユエン・シャオティエン)と出会う→猛特訓で新拳法を会得→リターンマッチで勝利→“終劇”ドーン!(余韻なんかクソ喰らえ!)
うん!これだよ!この潔すぎるテンプレワンパターンだよ!これを観たかったんだよ!久しぶりに!
でもね…香港カンフー映画といえば、食べ物の雑な扱いが、生理的にちょっとNGだったりするんですよね。
本作でもジャッキーのお行儀の悪いこと悪いこと。
音楽についても触れておきますね。TV放映ver.だったのか、劇場で観たver.だったのかの記憶が定かではないのですが。
四人囃子による主題歌「カンフー・ジョン」が、クライマックスで使われていたと思うです。この軽快な歌がコミカルな劇に合っていて好きなんですが、手持ちのセル版DVDには未挿入なんですね。惜しぇ。
ちなみにジャッキー映画の拳法って詠春拳なの?『イップ・マン』と、よく似てるから。
両腕を棒のように振り回す“ブン!ブブン!タン!タタン!”って、あり得ないSEがリズミカルなアクションと相まって心地いいです。
『刃牙道』で宮本武蔵が愚地独歩に言い放つところの「武というよりは舞。舞踊だな」→「なんだァ?てめェ…」みたいな。また訳わからんこと書いてごめんなさい。
このジャッキーアクション。OK出るまでどのくらいテイク繰り返したんだろう?っていつも思うです。
観察してみると、コマ落としで誤魔化してもいないし。
調べてみたです。ブルース・リーやジャッキーは、そのコマ落とし撮影自体に反感を持っていたらしいですね。
一見滑稽に見えるジャッキーアクションも、当時の制作陣がリアリズムを求めたアクションの新境地だったのかな?とか思って。後にジャッキーも監督を務める際、その魂を受け継いだのかな?とか思って。←私のくせになんか難しげなこと言ったっぽい
いいこと言ったっぽいところから、ボロ出さないうちに今回のレビューをお開きとさせていただきますね。
ここのところ長文続きなので。
「レビューってこのくらいがちょうどええねん!」この手の作品ってネタバレも何もないですよね。
ちなみに私はお酒の一切がダメです。
【終劇】ドーン!
BS松竹東急放映レヴュー。製作45年&日本デヴュー45周年!
女性はキンテキを的に技を磨けば良い
必殺技は『寡婦の深情』
日頃から思っている事だが、こう言った格闘技は絶対に女性のが強いと思う。私は奥義など一切ないが、カタが同じ程度の力量の男女が、組み合った時には絶対に女性が強い。この映画はそれを言っているのか?8番目の奥義を女性の形といている。
さて、その理由は、
『男はつらいよ』だって
キンテキがある。
格闘技にプロテクターなんてふざけている。真剣に打ち込む流儀の空手の類もあるのだから、実践な戦いはプロテクターなんか無しで行って貰いたい。従って、女性はキンテキを的に技を磨けば良いと言う事。だから、女性は男よりも強い。
楽しかった ジャッキーチェンの魅力に溢れている
拳法混乱——カンフージョン!
ジャッキー・チェンの出世作。
飲めば飲むほど強くなる!
酔っ払い拳法で、血も涙もない殺人拳法家・無影掌の鉄心を倒すのだ!
【ストーリー】
田舎町で得意の拳法の腕に物言わせて楽しくすごしていた飛鴻(ヒコウ/フェイホン)だが、あまりの放蕩ぶりに拳法道場をいとなむ父から町を追い出されてしまう。
「酔八仙の達人、蘇化子に入門し、秘拳を身につけよ。酔拳を習得するその日まで、戻ることは許さん!」
と叱られるも、生来の性格ゆえか、飛鴻はどこに行っても遊んで嘘ついてケンカするばかり。
ところが酒屋で暴れた飛鴻を救った小柄な白髪の老人こそ、天下に轟く酔八仙の蘇化子だった——!
いい映画にはいいテーマ曲が必要だ——何よりアクション映画においては。
当時稚拙だった香港映画の映画音楽&音響効果。
それを日本の優れたスタッフが補完した本作は、テレビで繰り返しヘビロテされ、男子の心をわしづかみにしました。
特に印象的なのは、四人囃子による名曲『カンフージョン(拳法混乱)』。
ジャッキーが戦う中その曲が流れると、空気が変わって大活躍、視聴する少年たちのボルテージはMAXに!
翌日掃除の時間、男子がホウキに殺到、ジャッキー気分で振り回して遊んで教師にカミナリとゲンコツおとされたあの心踊る思い出の曲……カンフージョンは自分たちにとって、酔拳の中で、もっとも大切なピースなのです。
残念ですが、近年の放送でカンフージョンが流れたことはなく、いくらアクションが優れていても、そこにあるのはただの古いカンフー映画。
カンフージョン挿入バージョンがもう一度放映されたその時、酔拳は本当の魅力を我々の前にあらわすのです。
格闘アクションの歴史を変えた超京劇!
ジャッキー・チェンのアクションを初めて観たのが、この作品だった。 子連れ狼の若山富三郎、燃えよドラゴンのブルース・リーのアクションを観た時に次ぐ、強烈なインパクトだった。
ユーモアも交え、ラリーのように続くジャッキーのアクションには、若山やリーのような一撃必殺の緊張感はない。 しかし、 その斬新な動きには、瞬きもできないほど魅入ってしまう魅力が溢れていた。
ところが、酔拳をいっしょに観ていた私の親父は、「あぁ、こりゃ京劇だ」といって一笑に付した。 その後、テレビで京劇を観て親父の言わんとしたことがわかったが、やはり舞台の京劇とはスピード感からして全く違う。 より激しくアクロバティックな酔拳のアクションは、言ってみれば京劇を越えた「超京劇」だ。
ブルース・リーのアクションが誰にも真似のできない唯一無二のものだとすれば、ジャッキーのそれは、その後の格闘アクションの進化の出発点となった幹細胞。 現在、様々な映画で楽しむことのできる高度な格闘アクションは、40年前、全世界に衝撃を与えた酔拳から派生していることは、大筋で間違いないだろう。
またいつか、ジャッキー以上の衝撃を与えてくれる斬新なアクションが誕生することを期待したい。
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