ドラキュラ都へ行く
劇場公開日:1979年12月8日
解説
故郷の古城を追われた吸血鬼ドラキュラ伯が、近代都市ニューヨークで最愛の女性を得るまでを描いたコメディ映画。エグゼクティブ・プロデューサーはロバート・カウフマンとジョージ・ハミルトン、製作はジョエル・フリーマン、監督はスタン・ドラゴッティ、原案はロバート・カウフマン、マーク・ジンデス、脚本はロバート・カウフマン、撮影はエドワード・ロッソン、音楽はチャールズ・バーンスタイン、製作デザインはサージ・クリッツマン、編集はモート・ファリックとアラン・ジェイコブス、振付けはアレックス・ロメロ、特殊効果はアレン・ホール、美装はウィリアム・タトルが各々担当。出演はジョージ・ハミルトン、スーザン・セント・ジェームズ、リチャード・ベンジャミン、ディック・ショーン、アート・ジョンソン、シャーマン・ヘムズリー、イサベル・サンフォードなど。
1979年製作/アメリカ
原題または英題:Love at First Bite
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1979年12月8日
ストーリー
ウラジミル・ドラキュラ伯(ジョージ・ハミルトン)は、トランシルヴァニアの先祖代々の城を人民委員会に接収され、やむなくアメリカのニューヨークに向かう。ここには雑誌の表紙を飾る美しいモデルのシンディ・ソンドハイム(スーザン・セイント・ジェームズ)が住んでおり、ドラキュラは写真を見ただけで彼女に恋していたからだ。あわて者の下僕レンフィールド(アート・ジョンソン)のおかげで、黒人の死体と間違えられたりしたあげくプラザ・ホテルに落ちつく。早速、レンフィールドの尽力でシンディの居所を知ったドラキュラは、セントラル・パークで仕事中の彼女に会いに行くが、警官に邪魔されて近付けない。次にディスコにいたシンディの前に現れたドラキュラ、ケープ姿に正装のドレスといった時代錯誤的な服装がディスコとは好対照。シンディに愛を告白したドラキュラは、彼女とハッスルを踊る。すっかり陶酔したシンディは、ドラキュラを自分のアパートに連れてゆく。ムード高まるうちに、ドラキュラの一噛み。シンディは今まで経験したことのないエクスタシーを感じたのであった。彼女の恋人で精神科医ジェフ・ローゼンバーグ(リチャード・ベンジャミン)は、彼女の話を聞き、ドラキュラが吸血鬼であることに気付く。彼こそ、ドラキュラの好敵手だったマックス・ヴァン・ヘルシング教授の孫だったのだ。ドラキュラのことをファーガスン警部(ディック・ショーン)に訴えるが、相手にされない。ドラキュラ退治にやっきになったローゼンバーグは、ついに精神病院に収容されてしまう。ドラキュラの方はレンフィールドと血液銀行を襲って飢えをいやし、シンディとデートを重ね再び彼女に噛みつく。病院を出たローゼンバーグは、ドラキュラの心臓に3発タマを発射するが効果なし。ローゼンバーグは刑務所に入れられるが、血液銀行事件でドラキュラをあやしんだファーガスン警部のおかげで出獄。早速、プラザ・ホテルに乗り込み、シンディを連れ出すが、ドラキュラに取り戻される。2人はタクシーで空港へ急ぐ。後を追う口ーゼンバーグとファーガスン。空港で追いつかれてしまうが、シンディは3度目の噛みを受け入れる。ドラキュラに3度噛まれると、その人物も吸血鬼になってしまうのだ。かくして愛しあう2人はコウモリに変身して夜空を飛び去ってゆく。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スタン・ドラゴッティ
- 脚本
- ロバート・カウフマン
- 原案
- ロバート・カウフマン
- マーク・ジンデス
- 製作総指揮
- ロバート・カウフマン
- ジョージ・ハミルトン
- 製作
- ジョエル・フリーマン
- 撮影
- エドワード・ロッソン
- 美術
- サージ・クリッツマン
- ウィリアム・タトル
- 音楽
- チャールズ・バーンスタイン
- 編集
- モート・ファリック
- アラン・ジェイコブス
- 特殊効果
- アレン・ホール
- 振り付け
- アレックス・ロメロ
- 字幕
- 進藤光太
受賞歴
第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ジョージ・ハミルトン |
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