トム・ジョーンズの華麗な冒険

劇場公開日:

トム・ジョーンズの華麗な冒険

解説

ヘンリー・フィールディングの原作『トム・ジョーンズ』をジョン・オズボーンが脚色、「長距離ランナーの孤独」のトニー・リチャードソンが製作・監督した風俗ドラマ。撮影は「エレクトラ」のウォルター・ラサリー、音楽をジョン・アディソン、美術をテッド・マーシャルがそれぞれ担当した。出演者は、「勝利者」のアルバート・フィニー、「フロイド」のスザンナ・ヨーク、「ベン・ハー」のヒュー・グリフィス、「女優志願」のジョーン・グリーンウッド、「六年目の疑惑」のダイアン・シレント、他にジョージ・ディヴァイン、フランキー・ハワードなど。

1963年製作/イギリス
原題または英題:Tom Jones
配給:UA
劇場公開日:1964年5月16日

ストーリー

トム・ジョーンズ(アルバート・フィニー)は、大地主オールワージー(ジョージ・ディヴァイン)の捨子だが、親は召使いのジュニーとお抱え床屋の子とされて、親達は追放され、オールワージーの養子として育てられた。オールワージーの一人息子ブリフィルは、トムとは対照的な模範青年で陽気な暴れん坊のトムとは気が合わない。女に弱いトムは、オールワージー家の猟番をしているブラックの娘モーリー(ダイアン・シレント)などと噂が立つ。そんなトムはある日大地主ウェスターン(ヒュー・グリフィス)の娘ソフィー(スザンナ・ヨーク)を、狂い走る馬上から救い、自らは右肩骨折で失神し、ウェスターン家にとどまる内に、二人は愛し合うようになった。トムが家へ帰ってみると、オールワージーは重傷、妻ブリジッドは絶命していた。トムを嫌う二人の家庭教師がトムの乱行を捏造して、つげロし、オールワージーはしぶしぶトムに勘当を言い渡した。トムはロンドンへ旅立った。これを知ったソフィーも後を追う。ロンドンへの道中、女にもてるトムは、たび重なる女難にうんざりする。トムの心には最早ソフィー以外の何ものもなかった。ある日トムは、前にふとしたことから、誤解を受けた男におそわれて相手を殺してしまう。トムは、目撃者の偽証言で死刑台に送られた。ふとしたことからトムの忠僕になった床屋は、事の真相のすべてを説き、これを知ったオールワージーは、その正当防衛であったことを、偽証した者とともに刑場にかけつけ、無事助け出した。ソフィーはトムの腕に抱かれた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) アルバート・フィニー
最優秀助演男優賞 ヒュー・グリフィス
最優秀助演女優賞 ジョーン・グリーンウッド
最優秀監督賞 トニー・リチャードソン
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フォトギャラリー

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.0お姉様との食事の場面が有名らしい

2021年9月16日
Androidアプリから投稿

色男トムを演ずるアルバート・フィニーが
普通にしてると地味めなのだが
愛嬌たっぷりの明るい男に豹変する
その落差みたいなものが 面白かった

彼が純愛を捧げるソフィ(スザンナ・ヨーク)も可愛らしいのだが
繰り広げる華麗な冒険(女性遍歴)に登場する
お姉様方を演ずる女優達が
ノリノリみたいで可笑しかった

流れるような狩りの場面が印象的
標的になる動物はたまったものではないが
「華麗な冒険」と共に この国の人々は狩猟民族なのだ、と再認識

テンポよく頭を空にして楽しめるコメディ映画
コミック調かな

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jarinkochie

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