殿方ご免遊ばせのレビュー・感想・評価
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65点くらい。難しい事を考えずに観れるコメディ
ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭、にて鑑賞。
アメリカのマリリン・モンロー、フランスのブリジット・バルドー、と言われたらしいけど、
モンローの『七年目の浮気』みたいだな…と思いながら観てました。
意識してるのか、明るさやコメディ具合などが近い。
難しい事を考えずに観れると思います。
終わり方が良かった。
もう1回観たい。
余談ですが、ブリジット・バルドーはマリリン・モンローに1度だけ会った事があるらしく、わずかながらも会話した事があるそうで、30秒で魅了され、
モンローになりたい、と憧れたらしいです。
共演作とか観たかったですね。
どこを切ってもブリジット・バルドー
首相令嬢のブリジット・バルドーが、首相の官房主任を務める浮気者の旦那を振り向かせるため、フランス政界、外国のVIPまで巻き込むスラップスティック・ラブコメディです。とにかく最初から最後まで徹底的に楽しいコメディで、開巻からBBがシャンゼリゼ通りを真っ赤なオープンカーで颯爽と走るなど、彼女の魅力がいかんなく発揮されています。旦那が政府の要職についているのに、とにかく女にだらしなく、空港や狩猟場での愛人とのドタバタが笑えます。結婚後も病気は治らず、今度はBBが来仏中の外国の女王の旦那(王配と言うそうです)と浮気をしようと言うスケールの大きさにビックリです。一歩間違えば国際的スキャンダルになるのに、思慮分別もありそうな相手がノッてくるのが大爆笑です。結局、浮気未遂に終わるけど、それぞれの相方にバレないように取り繕うのがまた笑えます。女王様は慣れっこのようだけど。役者では、BBが相変わらず大活躍、きわどいシーンやシチュエーションなのにちっともいやらしくならないのがいい所です。旦那役のアンリ・ヴィタルとの息もピッタリでした。でも、ビックリなのは王配役の御大シャルル・ボワイエ。低音できれいなフランス語の台詞回しも素晴らしいけど、BBの誘いにノッてしまう危うさとのギャップが最高でした。
見所もなくバルドーの魅力を生かせず
総合:35点
ストーリー: 30
キャスト: 65
演出: 50
ビジュアル: 70
音楽: 65
ブリジッド・バルドーの魅力を取り上げてそれを全面に押し出そうとしたのだろうが、物語がとにかくつまらない。好きな人に相手にされないからといって、何とか気を引こうとあれこれするというだけの三文小説のような安い喜劇。冒頭からそれだけに終始するし、それが面白ければまだいいのだがその演出も安い。残念ながらバルドーの素材の良さを生かすことが出来ず、退屈なだけだった。
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