12モンキーズのレビュー・感想・評価
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「作品」と呼ぶにふさわしい
ディストピア的な世界観のSFもの。
公開からもう20年も経ってるんですね。
やはり映像の質感は良くも悪くも現代の映画と違うけれど、
CGなしの味わい深さってのは確実にあると思う。
ストーリー的にも古さを感じず、むしろ完成されているとさえ感じた。
WE DID IT. テリー・ギリアム監督がまたまた描くSF作品
実に20年ぶり2度目の視聴。何となく結末覚えてて、こういった映画でオチがわかってると楽しめないのじゃないかと思ってたら全くそんな事なく面白かった!未だに全然古びてない。
もうオープニングの不思議な映像と音楽から世界に引き込まれます。あの音楽耳に残るわー。伏線のはり方といい、それがちゃんと収束するラストはお見事としかいいようがないです。
未来のディストピアっぷりとか、画面の撮り方とか、いかにもテリー・ギリアム監督らしい感じでした。主演のブルース・ウィリスもさることながら、やっぱりブラピの怪演がスゴい。あの目どうやってんの?演技力で何とかなるものなの?
ハッピーエンド以外認めないという方でなければ1度は観ても損はない作品でした。
ややこしいストーリーをわかりにくく
ややこしいストーリーをわかりにくく作ったという作品。そして、全編で差し込まれるイメージのオチにようやく辿り着いたと思ったら、全然オチていないという。
今観るからなんですかね、幼稚さや作品として足りない部分ばかりが気になります。
「サブカル」的な受け入れられ方をしているんでしょうね。小ネタとキャスティング、ストリートカルチャーとSF的なシナリオ、さまざま要素をごちゃまぜにした感じは、特筆する点ではあると思います。
でもまあ、それだけでもね、という。正直、微妙です。
タイムトラベルはおもしろい
自分が過去に戻ったことによって良かったのか悪かったのか。
自分は一つでも選択をしたのだろうか。
運命とは変えることのできないものなのか。
いつが現在でいつが守るべき時間軸なのか。
タイムトラベルに伴う問題定義はやっぱりおもしろい。
今作では、狂っているとは何なのか。というのが強調されていたが、それは歴史になってから決められることで、観客が決められることである。犯人の彼については情報が少なく、判断に迷うが、彼が細菌を撒いた後、新体制を築けあげていたならば彼は正常で、死んでいったものたちが狂っていた、となるのだろう。
我々と彼らを区別するもの。それが狂者か正常者かの判断なのだろう。
未来は明るいのか?
20年振りに観たのだけど、思い出しながらほとんど忘れてたので、ラストどうなるかドキドキした。だけども、記憶の中のワクワクで観たらラストはそうでもなかったかなと思う。
タイムトラベルをするうちに未来は少し変わったのか?それともここから始まるのか…何だか不穏なラストだった。
そして、やはりブラピ!ブラピの怪演が物凄く光っていた。
日本人がやってたら演技臭くて笑っちゃうだろうし、やり過ぎな気もするけど、ブラピならそれがリアルと言うか許せると言うか、最高だよ!とストーリーそっちのけでブラピにワクワクした。
なので、12モンキーズの正体もズッコケそうなところを、ブラピの怪演で頷ける。
12モンキーズと言う題名からもうトリックになってたんだなぁ、やられた!
ブラピの怪演
最近、海外ドラマの「12モンキーズ」をみはじめて、その流れで観てみることにしました。
古いと言うこともありますがドラマと比べると展開が雑かなと思いました。
使われてたBGMが私にはレイトン教授のイメージが強い曲だったので、謎解きが先に立ってしまい不思議な感じでした(笑)
ブラピの演じたぶっ飛んだキャラクターは、はまってましたね。
見事な怪演だったと思います。
ラストの流れはブルース・ウィリスと言う事もあってかルーパーと少しダブりました。
総評としてはちょっと期待はずれでした。
観るタイミングが悪かったですかね。
公開当時に観ていたら高い評価をつけてた気がします。
題材は悪くないと思うのでドラマ版の様に映画もリメイクして欲しいかな。
正気なのはどちらなのか?
ブラット・ピットの過剰でパチ切れた演技が
記憶に焼き付いているのですが
見なおしてみて意味がわかりました。
演出としての狙いがあったのね。
ヒッチコックの「めまい」のオマージュも○
何度見てもおもしろい!
92点。
傑作だ。 女医を誘拐したのがコールだと何故直ぐにばれたのか。12モ...
傑作だ。
女医を誘拐したのがコールだと何故直ぐにばれたのか。12モンキーズの事務所の場所が何故わかったのか、など、納得のいかない流れはあったが、
ブラピの言ってる事が本質を突いてたりしてて面白い。
脚本の切り返しが素晴らしい
どんでん返しをウリにする映画はたくさんあると思うが、ここまで切り返しのキレがよい映画はそうない。特に後半のそれまでの伏線が回収されていく展開は圧巻。
1990年、1996年、21世紀?のタイムリープ
テーマソングのBGMは日本のドラマ等でもよく使われている。未来の造形はスチームパンク。
『ラ・ジュテ』なる映画にインスパイアされた、とクレジットにある。
ついていくのがやっと
急なタイムトラベルで様々な時代を行き来して途中で迷子になってしまった。
ブラッドピットのカッコ良さがやはり印象に残った。なにやってもカッコいい人だ。
終盤の加速はさすがのもので目が離せないとはこのことだ。
小道具好きにはたまらない。
「マネーボール」公開記念と自分で勝手に銘打って
未だ未見だったので借りてきました。
公開当時、雑誌のネタバレ記事を事前に見てしまい
なんとオチをすでに知ってしまい早15年。
赤紫のポスターと“みんな消える”というキャッチコピーが好きで
業者にラミネート発注して下敷きにしてました。
なんせオチを知っているのでそれほど期待せず見始めると
無意味にごちゃごちゃした小道具や
退廃感あふれるセットに心を奪われてしまいました。
ジャン・ピエール=ジュネや昔のティム・バートンが好きな人であれば
間違いなくオススメでしょう。
ギリアム監督ならば「未来世紀ブラジル」を真っ先に挙げるでしょうが
私はこちらの方が好きです。
監督独特のアイロニーは薄いものの
有名なピアソラのアレンジ曲がかえって
滑稽さや
すり抜けていく運命に花を添えているかのようです。
肝心のブラピは、
「ファイトクラブ」のタイラー・ダーデンが
さらに深化して精神病棟に隔離されている・・・そんな設定でも
おかしくないのが、逆に可笑しかったです★
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