劇場公開日 1996年6月29日

「監督の世界観に好き嫌いは有るかも知れないが、そういう映画なのだと思えば楽しめるはず。」12モンキーズ 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0監督の世界観に好き嫌いは有るかも知れないが、そういう映画なのだと思えば楽しめるはず。

2023年9月2日
PCから投稿

すでにスターの仲間入りをしていたブルース・ウィリスは、この映画では捜索者・操り人形であり、自分の記憶の中の謎に迫る役どころ。相変わらず汗まみれ、泥だらけの苦労の連続で違和感はないが、今回はスーパー・ヒーローではなく、時に怯え、悩み、手探りで真実を掴もうとする男の役で、その「求める」悲壮感は一見の価値はあると思う。

一方、まだ客を呼べる俳優だと認めてもらっていないブラッド・ピットは、本当に変で妙な役を与えられたが、物語の鍵となる行動をしているから注意。この映画のブラピを好きになれない人もいるのも事実だが、「セブン」と同じ年に公開された1995年は、ブラピにとって良い年なのかも知れない。

テリー・ギリアム監督の世界は
必ず味のある映像を見せてくれる。
だから気になってしまう。

星組