テンプルちゃんの小公女のレビュー・感想・評価
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【”パパは必ず、戻って来る!”意地悪な人は只管にイジワルに、良き人は只管に良き人に描かれる作品。子役のシャーリー・テンプルさん、ヤッパリ凄いな!】
■父子で暮らすラルフ大尉はボーア戦争出征のため、娘のセーラ(シャーリー・テンプル)を寄宿学校へ入学させる。 父の資産によりセーラは手厚く扱われたが、ある日ラルフ大尉の戦死が伝えられると、女校長アマンダ・ミンチンはセーラを使用人にしてしまう。 セーラは父の死を信じず、必死に戦傷者病院で捜し始める。 ー とまあ、まんまストーリーは“小公女”であるが、シャーリー・テンプルがセーラを演じると、多幸感溢れる作品になるのである。ー ◆感想 ・シャーリー・テンプルは大人になった姿は「アパッチ砦」で見いるが、天才と謳われた子役時代の映画は、初鑑賞である。 ・冒頭から、表情豊かで、才気に溢れた女の子であった事が良く分かる。 ・取分け、セーラが父を探しに行った戦傷者病院で、傷病兵達に披露するダンスシーンや、彼女が下働きにさせられて、屋根裏部屋に寝かされていた時に王女になった夢の中で、シャーリー・テンプルが、歌って踊るシーンには、参りましたである。 <今作を観ると、シャーリー・テンプルさんが、全米から愛された事が良く分かるし、驚いたのは彼女が成人になってからも、外交官、政治家などで活躍された事を知り、成程なあ、天は二物を与えるのだな、と思ってしまったなあ。>
ジュディー・ガーランドの比ではないが、やはり、この頃のミュージカル...
ジュディー・ガーランドの比ではないが、やはり、この頃のミュージカルの撮り方はカットが少ない。 やはり、アメリカはイギリスに憧れはあったんだね。 ボーア戦争ってイギリスとオランダの植民地争いで、イギリスが勝つ。いわば、資本主義から帝国主義への瞬間。 この映画の翌年から所謂太平洋戦争が日本によって始まってしまう。 そんな時、アメリカはボーア戦争の勝利って、最初から日本は相手にされていなかった証拠だと思う。
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