テンプルちゃんの小公女

劇場公開日:

解説

“小さな王女さま”と人々から可愛いがられる少女セーラをめぐり、親子の愛、動物や友達との交流を描く。製作はダリル・F・ザナック、監督はウォルター・ラング。フランセス・ホジスン・バーネットの原作を基にエセル・ヒルとウォルター・フェリスが脚色。出演はシャーリー・テンプル、アイアン・ハンター、メアリー・ナッシュ、シーザー・ロメロ、アーサー・トリーチャー、シビル・ジェーソンなど。日本語吹き替え版。テクニカラー、スタンダード。1939年作品。

1939年製作/アメリカ
原題または英題:The Little Princess
配給:インターナショナル・プロモーション
劇場公開日:1979年12月22日

ストーリー

クルー大尉(アイアン・ハンター)と娘のセーラ(シャーリー・テンプル)が長年住みなれたインドから祖国イギリスのロンドンに戻ってきた。大尉はセーラを名門の寄宿学校に預け、新しい任地へと向った。クルー親子の財産に愛想を振りまくミンチン先先(メアリー・ナッシュ)は、セーラに特に気をつかい世話をする。セーラが楽しい学校生活を送っている時、ある日突然、不幸なニュースが入った。それは、父親の戦死の知らせだった。セーラに遺産のないことを知ったミンチン先生は、急に態度が変わり、セーラを学校から追い出し、召し使いのベッキー(シビル・ジェーソン)ともども召し使いとして屋根裏部屋に住まわせた。しかし、セーラはくじけず昼も夜も一所懸命慟いた。そして、父親の生存をひたすら信じ、陸軍病院を訪ねては父親を探しまわった。そんな毎日を送っていたセーラは、ある日女王様になった夢を見た。その夢から醒めると部屋が見違える程美しくなっており、テーブルには御馳走が並べてあった。実は、それは、隣の家の主人が、セーラの身の上を知ってプレゼントしたものだった。セーラが盗みをしたと思ったミンチン先生は、警察を呼んだ。必死な思いで病院に逃げ込んだセーラは、そこで戦傷者として収容されていた父親にめぐり会った。しかしクルー大尉は記憶を失っており、セーラの事を覚えていない。父の胸に頬をうづめ、必死に名を呼ぶセーラの姿に、クルー大尉の気持ちが動き、熱い思いが甦ってきた。抱き合う2人の横を、訪れていたビクトリア女王が微笑みながら通りすぎるのだった。(インターナショーナル・プロモーション配給*1時間20分)

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5【”パパは必ず、戻って来る!”意地悪な人は只管にイジワルに、良き人は只管に良き人に描かれる作品。子役のシャーリー・テンプルさん、ヤッパリ凄いな!】

2024年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■父子で暮らすラルフ大尉はボーア戦争出征のため、娘のセーラ(シャーリー・テンプル)を寄宿学校へ入学させる。  父の資産によりセーラは手厚く扱われたが、ある日ラルフ大尉の戦死が伝えられると、女校長アマンダ・ミンチンはセーラを使用人にしてしまう。  セーラは父の死を信じず、必死に戦傷者病院で捜し始める。  ー とまあ、まんまストーリーは“小公女”であるが、シャーリー・テンプルがセーラを演じると、多幸感溢れる作品になるのである。ー ◆感想 ・シャーリー・テンプルは大人になった姿は「アパッチ砦」で見いるが、天才と謳われた子役時代の映画は、初鑑賞である。 ・冒頭から、表情豊かで、才気に溢れた女の子であった事が良く分かる。 ・取分け、セーラが父を探しに行った戦傷者病院で、傷病兵達に披露するダンスシーンや、彼女が下働きにさせられて、屋根裏部屋に寝かされていた時に王女になった夢の中で、シャーリー・テンプルが、歌って踊るシーンには、参りましたである。 <今作を観ると、シャーリー・テンプルさんが、全米から愛された事が良く分かるし、驚いたのは彼女が成人になってからも、外交官、政治家などで活躍された事を知り、成程なあ、天は二物を与えるのだな、と思ってしまったなあ。>

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NOBU

3.5ジュディー・ガーランドの比ではないが、やはり、この頃のミュージカル...

2023年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジュディー・ガーランドの比ではないが、やはり、この頃のミュージカルの撮り方はカットが少ない。 やはり、アメリカはイギリスに憧れはあったんだね。 ボーア戦争ってイギリスとオランダの植民地争いで、イギリスが勝つ。いわば、資本主義から帝国主義への瞬間。 この映画の翌年から所謂太平洋戦争が日本によって始まってしまう。 そんな時、アメリカはボーア戦争の勝利って、最初から日本は相手にされていなかった証拠だと思う。

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When I am 75♥️