天使にラブ・ソングを2のレビュー・感想・評価
全42件中、21~40件目を表示
まぁ、院長ったら(笑)。
「Joyful, Joyful」も魂揺さぶられてパワーがあふれてくるけれど、
”映画”のワンシーンとしては「Oh! Happy Day」のシーンの方が好き。
音楽授業を選択した子どもたちが、初めて?皆の前でコーラスを披露する場面。もちろん、舞台に立っている生徒たちもドキドキ。かってに歌う時はそれぞれあんなにうまいのに、ぎこちない。それを見守る神父・シスターや理事長の表情。子どもたちの歌に合わせて変化していく。
そんな些細な場面が丁寧に描かれている。
その分展開は早い。あっという間にクライマックス・コンクールの場面。子どもたちもはちきれんばかりのパワーを発揮してくれるが、神父・シスターも…。尤も、ここでの主役は子どもたちだから、神父・シスターはほのぼのとやらかしてくれて、それが暖かくて涙があふれてくる。
今度は荒れた高校の再生物語。筋は突っ込みどころ満載。
”荒れた”というけれど、本当に荒れた学校はあんなもんじゃないと思う。暴力が支配しているというより、「この地域なんだから」と夢をみることさえ、自分の才能を花開かせることさえあきらめていることが一番の問題か。
たった一年前の、自分の住んでいる近くでの出来事・法王猊下の行幸・有名雑誌の表紙を飾った教会・人物ということすら、はじめ神父や生徒は気が付かない。世間や社会への関心のなさ。
それでも、生徒はみんな素直。親に金銭的負担をかけたくないから留年はしたくないとか、家族みんな高校中退だから俺だけは卒業したいとかいう心意気が泣けてくる。家族とのつながりはあるのね。それゆえに悩み深い子もいる。
授業がつまんなすぎて授業崩壊という典型。教義やこちらが”良い”と思っていることを一方的に押し付けるだけじゃね。
Wikiによると、好評価映画の続編を黒人の監督が任された、ハリウッド史上初めての映画なんだとか。だからか、黒人高校生の設定が細やか。すでに何世代か続きでアメリカで生まれ育っている人たちと、アフリカのルーツにこだわっている人とか。”黒人”でひとくくりにしていない。
先の読めるストーリー。なのに、なんでこんなに心が躍るのだろう。
歌って踊っているその姿にこちらまで体が動いてくる。
ゴールドバークさんの体の軽さ、はじけっぷりは相変わらず。
シスターたちもいいリズムで踊るのだが、どこか調子はずれな人もいるので、ああ私もへたなりに踊っていいんだと自信が出てくる。おばあさんたちが、これほど活き活きと楽しそうにはじけているのも、うれしくなってくる。
そして、シスターパトリックとラザレスは相変わらずだが、シスター見習いのメアリーロバートが頼もしくなっていたりして。
コンクール出場を提案してくるのも、シスター・クラレンスじゃないって言うところがミソ(けっしてクラレンスの独り舞台じゃない)。
高校生の背景がシリアスな分、前作より歯切れは悪いが、シスターや神父の絡みがコメディ。
そして、ピリッと締めてくださるのが院長。さらっと毒舌・すごいことを言い放って、問題解決しちゃう様は相変わらず。コメディっぽい演技じゃないんだけれども、だからかかえって大笑い。
欲を言えば、エンディングであれだけ踊れるのを見せてくださったのだから、神父たちのゴスペルも観たかったな。
とにかく、歌のパワーに圧倒される。
でも、何度も繰り返し見ていると、こんなところでこの人がこんな表情している、こんなことやっているとか、いろいろな発見がある。敵役の理事長が、バザーの様子を見に来て、いつの間にかリズムとっていて、それに気づいて、立場を思い出してごまかすとか、小さなところで芸が細かい。
そして、いつの間にか、デロリス・シスター・神父・子どもたちに会いたくなって、何度もリピートしてしまう。
一生懸命は、キラキラしててカッコいい
"天使にラブ・ソングを…" シリーズ第2作。
Disney+で3回目の鑑賞(吹替)。
前作のサスペンス・コメディーから一変し、学校を舞台にした青春映画となった本作。久しぶりに観て、前作には少し及ばないにしても、なかなか面白いじゃないかと感じた。
不良高校生たちを時に優しく、時に厳しく導くデロリス。夢を追うことや何かに打ち込むことの素晴らしさを教える姿に、学生時代にこんな先生がいたら楽しかっただろうにと思った。
クライマックスの合唱シーンがめちゃくちゃパワフルで興奮した。披露されたのが1曲だけだったのは物足りなかったが、ローリン・ヒルの歌唱力に魅せられると共に、ラップなどを盛り込んだパフォーマンスに惚れ惚れした。
[余談]
長い間、ローリン・ヒルをジャネット・ジャクソンと勘違いしていた。お恥ずかしい限りである。申し訳ありません。
[以降の鑑賞記録]
2022/12/09:金曜ロードショー
※修正(2024/06/30)
音楽のパワーを感じられる
物語は薄いけど、
音楽、合唱のパワーを感じられる。
ローリンヒルに隠れてジェニファーラブヒューイットが
生徒役にいるのもミソ。
子供の頃観た時はもっと面白いと感じられたと言うか
記憶がハードルを上げたのか、
あれこんなものか?と感じた。
盛り上がって来たぞ!と思ってたら一曲で終わりか…
と言う展開が続いた。
ただ、学校の落ちこぼれたちが合唱で周りの大人を
納得させたり、ローリンヒルの歌唱シーン、
声の小さな男の子がめっちゃ上手いなど
鳥肌立つシーンが盛りだくさんで楽しい映画ではあった。
3がないのもまぁ納得。
2というより1のおまけ
1は命が関わってるし、それに比べてハラハラ度がダウンするのは仕方ない。
やんちゃな高校生たちもかわいいとは思えない。そこは大きな問題点。
でも、1に引き継ぎ人気俳優継続なので、そこは嬉しい要素。
うまーく話が進み過ぎるなと思う点はあれど、気持ちを明るくするための映画なので、これくらいでいいのかも。
歌唱シーンは脇役も含めて本格的で見応えあり!
キリスト教徒じゃなくても、聴いて心洗われます。
思いの外真面目な悪ガキたち
1作目と雰囲気はほぼ同じ。
聖歌隊のメンバーが修道士からやんちゃな高校生に変わったこと。
悪ガキ特有のラップが混じるのが良かった。
ただやっぱり1作目の衝撃は超えられなかったという印象。
頭の片隅に置いておきたいセリフ
dTVで鑑賞しました。
「怖いことがあるからって
逃げてばかりいたら
あんたたちは
自分の人生からも
逃げ出すことになるんだよ!」
このことばを響かせるための
歌の練習やさまざまな仕掛けが、
ていねいに描かれています。
高校生一人ひとりの個性をあぶり出し、
できないことをできるように練習するのではなく、
できることを確実にできるようにする、
というのが基本的なスタンスだったかなー。
自分史、一番好きなエンドロール
I believe the children are our are future
Teach them well and let them lead the way
Show them all the beauty they possess inside
Give them a sense of pride to make it easier
Let the children's laughter remind us how we used to be
ホイットニーヒューストンで知られるThe greatest love of all の歌い出しです。オリジナルはGeorge Bensonで1977年。作詞はLinda Creed。作詞当時、乳癌を患っていたとされており1986年に38歳の若さで亡くなっています。
この歌い出しの内容は「子供たちを正しい道に導く」。このテーマの映画は、2018年も二本見たか。「ワンダー」と「オーケストラ・クラス」。この「天使にラブソングを2」は、そのスジの優良作だと今でも思ってます。
ラストの「Joyful,joyful」からエンドロールの「Ain't no mountain high enough」への流れが、もう最高にイカしてる。流れてきたのがAin'tだと気づいた瞬間は鳥肌が立った、うれしくて。エンドロールとしては最高級に好きです。Ain'tの歌詞は、こっ恥ずしい激甘ラブソングだが、これほど勇気をもらえる歌は無いと思いました。モータウンゴスペルのアレンジも良くて、何度も何度もDVDで見直した、つか、聞いた。ベートーベンのNo9-4楽章をゴスペルアレンジしたJoyfulがクリスマスっぽくて久しぶりに観返したが、やっぱり最高で本当に幸せな気分にしてくれる。ローリン・ヒルは、今、何してんのかなぁ。。。
今度は学校が舞台
「天使にラブソングを」の第2作目。
今度は不良生徒たちを指導して、
学生合唱コンテストでの優勝を目指す。
前作のシスターたちの活躍がまた見たい!
と思うファンにとっては、その期待を裏切らない楽しい続編でした。
今回は前回ほど大きな敵となる存在がいる訳でもなく、どちらかというと反抗心むき出しな子どもたちに悪戦苦闘。そういった意味では、続編というよりも番外編のような感覚で楽しむことができました。
●①よりも仕上がってます。
ズルい!けどよい。
歌が心に響くのは、魂の叫びだからなんじゃないかと思う。
今回は高校の立て直しに合唱部作って奮闘する。
反発する生徒たち。徐々にまとまって。紆余曲折があって。
はっきりいって王道だ。でも、だからよい。
不覚にもホロリときた。
お尻フリフリR&B!
前作を経て、修道院長がデロリスに寄せる信頼が確固たるものになっていて嬉しい。
今回もステージでのシーンにじわっと来るが、前作のシスター達が生徒達に変わった感じなので、1の方がインパクトは強いかも。R&Bアレンジすごく楽しい!!
神父達が理事長をパンで締め出し、十字を切るシーンが好き。ヘアスプレーを観た時に既視感がありました。
マギースミスがハリーポッターに出てきた時は、あ、シスターどうしてここに?!って感じでびっくりしたなぁ。
リタ役の子が後にグラミー賞を取って、ボブマーリーの息子と結婚して5児の母になっていくのがリタのその後を見ているよう。
やっぱ最高!
1に負けず劣らず面白い。
単純な話だけど、観てて楽しい!
こっちの曲も合唱祭でよく歌われてたなー懐かしい。
高校生達がめちゃ悪そう(笑)アメリカの高校生も制服の着こなしは日本と同じような感じなんだね。
ありきたりの話だけどやはり心地よい
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 80
貧困地区にある荒れた高校を音楽で立て直すという、ありきたりだし結末もなんとなくわかるけれど、実際に有りそうで爽やかな話でもある。綺麗な和音に張りのある独唱もあるゴスペルに加えてラップもあって音楽も心地よい。とても高校生とは思えない即プロで通用しそうな上手さはたいしたものである。
気になった部分は、荒れた高校の割に生徒があまり悪くないこと。この手の学校には付き物である薬や酒や家庭内暴力や不良少年団といった話は登場しないし、悪いといってもそんなに悪い高校生や悪い家庭環境が出てこない。真面目ではないにしても、悪いというよりはむしろ普通の高校生たちばかりである。悪い学校を立て直すというはずだったわりには、そのあたりをあっさりと片づけられすぎていた。そのため物語にはやや重みが欠ける。
全42件中、21~40件目を表示