「前作に続き、いい。」天使にラブ・ソングを2 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
前作に続き、いい。
主人公は前作の後、クラブで歌うようになっていた。
そして仲間のシスター達が教師を勤める学校で音楽クラスを受け持つことを依頼される。
このクラスは出席さえすれば進級できる、やる気のない人間ばかりのクラスだった。
シスターはこれをうまく取りまとめて、みんなで歌うことの楽しさを教えて行く。
そこで学期終了後に廃校となる話が内定してしまう。
シスターは合唱大会で優勝すれば何か変わるかもしれない、と思って出場する。
教師仲間達もその気概に答えて協力してくれる。
が、経営陣たちは何としてでも参加を取り止めさせようと妨害してくる。
そんな中、生徒達は期待に答えて練習しまくり、何と優勝!
廃校の話はなくなったのだった。チャンチャン。
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「ごくせん」と「ブラス!」を足したような映画だった。
っていうかこっちのが時代が前か?
時間的な制約もあって、ややハショリすぎな印象は受けた。
何故ろくでもない子供達がシスターになびいたのかのきっかけが不明だし、
何で廃校を防ぐために合唱コンクールに出るんかも意味わからんw
しかも即席チームで優勝するのもありえんし、
優勝したからホンマに廃校の話がなくなるってのも話が出来杉くん。
でもこの映画はシスターの人柄とノリを楽しむ映画なのだから、細かいことは言うまい。
しかしこの映画、先生と生徒との結びつきや、それを作る背景になるはずの、
「生徒を思う余り厳しい言葉が口から出た」「身を削って生徒のために○○してあげた」
といったエピソードが一切描かれない。
日本のドラマの学園物で生徒達が先生に寄せるような深い信頼といったものもない。
これがアメリカと日本の国民性の違いを顕著に表している気がした。
てことはヤンクミがアメリカの「WHITE-GOLD-HISCHOOL」に赴任したら、干渉しすぎる先生として総スカン食らうのかな?