天使にラブ・ソングを…のレビュー・感想・評価
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合唱の力業で感動に持っていくのは悪くはない
ウーピー・ゴールドバーグのクラブ歌手と尼僧のギャップがいい!
午前十時の映画祭にて鑑賞。
見に行くかどうか少し迷いました。
というのも私はミュージカルが少々苦手なもので…(笑)
しかし私がいうミュージカルとは劇の途中でいきなり歌って踊りだすものを指すので全然問題なしでした。
こんなに良い映画を今まで見逃していたとは。
いや逆にこんな素敵な映画に出会わせてくれた午前十時の映画祭に感謝です。
今まで食わず嫌いでした(反省)
ウーピー・ゴールドバーグが素晴らしいです。
ひょんなことから自らの愛人であるギャングのヴィンスが裏切り者を殺す現場を目撃してしまったクラブの歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が命を狙われる身となり、警察の手配で修道院に身を隠すことになったのだが…というコメディ。
始めは修道院の生活になかなか馴染めず四苦八苦するが、友人もでき、聖歌隊で歌手の本領を発揮して隊を鍛え上げ、町の人々が見に来るほどの人気となり寄付も集まり修道院を変えていく…。
サクセスストーリー的な要素が気持ち良く、ウーピーの指導で魅力を増した聖歌隊の歌唱にぐいぐい引き込まれる面白さ。
終盤、やや強引な部分はありましたが良質のコメディ作品となっていました。
デロリスの人間としての成長も感じられました。
異質なものが融合すると、とんでもなく面白いことが生まれるんだなあと感じました。
見終わって元気になれる気持ちのいい作品でした。
これぞエンタメ!(午前十時の映画祭)
魅惑のW.ゴールドバーグ
「ハレルヤ」と叫びたくなる!!
就職したての頃に観た映画で、8割笑って、2割ホロリのバランスがよい映画です。
もうね、細かいことはいいんですよ。
ギャングがこんなに甘々なわけないやん!とか、あんな厳格な院長ならすぐデロリスを追い出すやん!とか、思わなくもないですが、ご都合主義万歳です。
だって、頭からっぽで徹頭徹尾楽しめる映画なんて、そんなにないですもん。
法王の前で歌うというクライマックスを最後に持ってくるあたりもさすがです。
デロリスと院長の表情による会話が、私のツボでした。
何度観ても笑える。
むしろ、私は院長の方が好きかも。
アメリカのコメディ映画は、明快・爽快で好きです。
キリスト教は、おそらく世界最大の宗教でしょう。
それでも、毎週ミサに通う熱心な信者は減っています。
デロリスのように、楽しく明るく布教活動ってサイコーです。
イエスもきっと、天国で一緒に歌って踊っているんじゃないかな。
素直に、また映画館で観たいなと思いました。
音楽の力
ポイント消費
面白くなくはないけど…
テレビで断片的に観たことがあるだけで、劇場で通しでは初めて観た(「午前10時の映画祭」)
ゴスペルがガンガン流れる印象を持っていたが音楽はややおとなしめ。それもそのはずで舞台になっているのはニューヨークのブラックゴスペル系教会とかではなくサンフランシスコのカソリック教会とその付属修道院。そしてパフォーマンスされるのは聖歌隊による賛美歌のアレンジと、既存ポップスのゴスペル風アレンジである。白熱のコール・アンド・レスポンスとかはない。
だからどちらかというとこの作品はビング・クロスビーの「我が道を往く」の流れにある貧乏教会を合唱隊が救う話がベースでそこにコメディ味がやや加味された感じかな。それもヴィンス親分の二人の子分の間抜けぶりとかコメディの基本ラインは押さえてあるんだけど全体的には薄味。ウーピー・ゴールドバーグ一人に頼った作品といっても過言ではない。
聖歌隊の中ではウェンディ・マッケナが演じるメアリー・ロバートの歌のうまさが突出しているけど吹き替えだそうです。
ちなみにこの時のローマ法王はヨハネ・パウロⅡ世で、修道院長の部屋に写真がかかっています。
エンドクレジットででてくるタイムスの表紙の写真(法王とウーピー)はさすがに合成かな?
何度観てもいい!
言わずと知れた名作
何度観てもいい
映画館で上映しているのなら迷わず鑑賞したい
ストーリーももちろん面白い
クラブ歌手のデロリスが殺人を目撃したことで
ギャングで愛人のヴィンスから命を狙われる
警察に助けを求めたデロリスは一時的に修道院に身を置くことに
厳しい規律の修道院の中で、デロリスは素性を隠しシスター・クラレンスとして生活するが、厳しく保守的な修道院長とは何かと馬が合わない
そんな中 壊滅的な聖歌隊の指揮をとることになったデロリスは本来の歌手としての才能を発揮し、聖歌隊を世間に注目されるまでに鍛え上げる
どんどん上達していく聖歌隊がめちゃくちゃかっこよく感動する
歌もアレンジをきかせてリズム良く
つい動き出しそうになるし、何度となく観ているシーンだが感動して目頭が熱くなる
やっぱりこのシーンは映画館で観ればより感動だ
デロリスをよく思ってなかった頭の硬い修道院長が、デロリスを助ける為に行動したのもすごく良かった
あの、ヴィンスたちに追われて修道女たちが散らばるシーンは何度観ても面白い
ウーピー・ゴールドバーグが最高にかっこいい作品
警部補が柳沢慎吾に見えてくる
その笑顔はまるで少女のよう
幸せな気持ちになる
もっとリアリティを
ネットで検索すると「子供向け」って出てくるのですが、大人でも十分鑑賞に堪えられる作品ですよね。
殺人を目撃してしまった歌手のデロリス。警察に匿われた寂れた修道院での彼女の活躍を描く物語。
映画comでもALLTIME BESTに選ばれた作品。
ミュージカルのようは作品を想像していましたが、寧ろコメディ。サスペンスで味付けをした音楽をベースにしたコメディ・・・と言った趣きでした。
物語の盛りだくさん。奔放なデロリスに振り回される修道院の人々を面白く描くのがベース。そのベースにサスペンス、修道女とデロリス、修道院長とデロリス・・・の人間関係、寂れた修道院の再生。そして音楽。これらを上手に織り交ぜ、すっきりと魅せる構成は秀逸です。
音楽シーンも好感。聖歌隊のシーンはやはり魅力的。wikiを確認すると、一人を除いて皆自らの声で歌っていたようですが、高齢の方もいるの中でのこのクォリティは驚きです。
ただ、全体的に浅め。「盛りだくさんの内容をすっきり」とさせているので仕方ないのですが、もう少し掘り下げて欲しいとも思います。特に、修道院長のデロリスに対する煩悶のようなものを、もう少し描いて良かったように思います。
また、音楽・・・というか、聖歌隊の頑張りはもう少し映して欲しかった。例えば、中盤にある周辺地域との交流シーンに、聖歌隊の練習シーンを被せるとか・・・
個人的には、もう少し音楽に寄せた方が好みだったので、それが残念に感じました。それでも、完成度は高く、私的評価は4を付点しました。
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