劇場公開日 1993年4月17日

「堅苦しい生活を簡単に打破してしまう型破りな存在」天使にラブ・ソングを… Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5堅苦しい生活を簡単に打破してしまう型破りな存在

2013年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

総合:70点
ストーリー:65
キャスト:75
演出:70
ビジュアル:70
音楽:70

 経験豊富そうなギャングの殺し屋からあっさりと逃げることが出来たり、ひどい聖歌隊があっという間に人を惹きつける音楽を聞かせられるようになったりと、物語の展開は随分と単純で粗いのだが、予定調和な喜劇なのだからそこらあたりは許せる。ウーピー・ゴールドバーグの存在感が強烈で、彼女の型破りな個性が堅苦しい教会を変えていく過程と陽気な音楽が楽しめる。厳しい戒律の下に世間から隔絶されて慎ましく生活しながら神に我が身を捧げるのも重要なのかもしれないが、俗世に生きる一視聴者から見るとやはり物足りない。そんな殻をあっさりと破っていく姿は爽快で、それでみんなが楽しそうならばそれでいいじゃないかと思える。

コメントする
Cape God