デッド・カーム 戦慄の航海のレビュー・感想・評価
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若きN.キッドマンを観るために...
ニコール・キッドマンの若い頃に気が行きますが、「オーメン」のサム・ニールを忘れちゃいかんぞ! て人も結構いるはずのミステリー映画。
若い頃はメグ・ライアンと似た雰囲気で、髪とか当時の路線を思い出す。
自分の船に乗せてあげるのはともかく、海上経験があるからってわざわざ相手の怪しい船を調べに行くかな、美しい妻を置いといて・・・まぁそれを言っちゃ映画が始まらんってことで続けて鑑賞。まんまと逃げられちゃって、追っかけるため死体だらけの船に戻って直そうとする。助けた時ちゃんと話し聞いてなかったの?いくら経験あるからってさ。何だが突っ込みながら観ることになった。
謎の男は、仲間とどんちゃん騒ぎしてて揉めた人、と決めつけて私は「ながら観」モードになった。男を「その気」にさせ隙をついて...そしてサム・ニールはそのうち助けに来るんでしょ...そう思っちゃって特に面白みを感じる気がしなくなった。
壊れた船から脱出する途中、パイプ管を通して呼吸する際にフナムシがいたり、いざ潜ってる最中に魚がいたり、夜に船を燃やす美しさ、ボートから船へ手をつないで救い上げる等々リアル感はあります。ただ、映画内容はB級に近いノリに思えました。
ただ、孤軍奮闘する若きN.キッドマンを満喫はできます。
また、この映画は字幕で観た方が良さそうでした。そんなにセリフも多くないですし雰囲気という点で変わってしまう。私の観方がいけなかったかもしれません。
ブルーレイで拝見しましたが、その割に映像もイマイチでした。
ラストおいおい、有り得ない反撃は要らないでしょ。
B級で、ニコール・キッドマンの宣伝映画
話の筋より、ニコールを売り出すための映像作品と言う感じでした。サスペンスだけど推理とか必要なく、読める展開。冒頭の事故は無くても良し。強くなった女性を描くための冒頭なのだろうけれど。若かりしニコール、お顔が可愛い。
あり得ない展開
まぁとにかく設定だけで後は細かいリアリティはどうでも良いといういかにもおおらかでざっくりとした映画ではあるが最後までストーリーの展開には目が離せない。真の意味でのB級映画なれど徹底した楽しませるぞという思いの丈がよく伝ってくる。とにかくリスクを生むための行動がまた次ぎのリスク生み出す設定に常においおいそれは無いだろうと言う相の手入れながらではあったがそれはそれで楽しめた。
泣きっ面にサイコパス。 ニコール・キッドマンのMADが目を覚ます!
南太平洋をクルージングする夫婦を襲う恐怖を描いた密室スリラー。
クルージングをする妻、レイ・イングラムを演じるのは当時オーストラリアを中心に活躍していた、後のレジェンド女優ニコール・キッドマン。
製作を務めるのは『マッドマックス』シリーズや『トワイライトゾーン/超次元の体験』の監督である、巨匠ジョージ・ミラー。
タイトルの『Dead Calm』は「ベタ凪」と「死の凪」を表すダブル・ミーニングになっており、無風状態の海上で殺人鬼に襲われるというこの映画の内容を完璧に表現している。
また、テレ東で放送された時には『デッド・カーム/死の航海・狙われた人妻』というAVみたいな副題がついていたらしい。まぁたしかにそんな映画なんだけど。
製作は映画監督のジョージ・ミラーなど、『マッドマックス』(1979〜)シリーズの関係者が務めている。
オリジナル予告編でも”from makers of 『The Road Warrior』and 『Mad Max』”と言っていたので、やはりそれだけ『マッドマックス』シリーズとは強烈な作品だったのだろう。
ちなみに本作は「狂気的な男に虐げられた女が、最終的には復讐を果たす」という『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)と同じ構造だったりする。「主人公かと思われた男があんまり活躍しない」というのも『怒りのデス・ロード』と一緒。実は本作が『怒りのデス・ロード』の原型なのかも。
主演女優であるニコール・キッドマンは、当時はまだオーストラリアを拠点に活動する女優の卵だった。しかし、本作をたまたま鑑賞したハリウッドスターのトム・クルーズがキッドマンに惚れ込み、彼女をハリウッドへと招待したことでスターダムを駆け上がることになるのです。その後2人がめでたく結ばれたのは周知の事実。…まあ離婚したけど。
さすがトム!たまたま観た映画に出演していた、カワイイ💕と思った女優をモノにするという、おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!
物語は①レイ&ジョン夫妻のクルーザーと、②謎の男ヒューイの乗っていた、沈没寸前のスクーナー(2本以上のマストを持つ、帆船の一種)。ほぼこの二か所で進行する。あとはだだっ広い太平洋だけ。ロケーションには恐ろしいほど予算が掛かっていないっ!
しかし、妻レイは外界から遮断されている空間で明らかに挙動がおかしい男と2人っきりにされ、夫ジョンは沈没寸前の帆船に閉じ込められる。
この、クルーザーで経験したくない出来事TOP2を存分に味わわせてくれるのが本作の醍醐味であり、その純度を最高値まで高めてくれるという意味では、この舞台設定は完璧だと言わざるを得ない。
交通事故で幼い我が子を亡くした夫妻。心の傷を癒す為にクルージングの旅に出るが、待っていたのは狂気の世界だった…。まさに泣きっ面に蜂、いや泣きっ面にサイコパスである。
愛犬は殺されるわ(映画史上稀に見る凄いバカ犬🐶)、船ごと沈みそうになるわ、その裏で奥さんを寝取られるわでもう最悪。でも何故か胸糞悪い感じがしない。
というのも、なんか全体的にこの映画バカっぽいから😅
沈没寸前の船を探索するジョン。不自然に閉じたドアを無理矢理こじ開けると、そこから大量の水が『シャイニング』(1980)のようにバッシャーン🌊!その水の中にはバラバラになった人間の死体が…😨
ここは音楽の盛り上がりと相まってかなり怖い。上質なホラー!…しかし、その後はだんだんとB級感が増してくる。
ジョンは沈没船に閉じ込められてしまう為、映画のほとんどはレイと狂人ヒューイの掛け合いで進行する。
本来ならかなり緊張感がある展開なのだが、なんか笑っちゃうような滑稽さがある。あのボートの鍵を海に投げ捨てるシーンなんて爆笑もの。最高のコメディシーン!🤣
というのも、ヒューイというキャラクターが色んな意味で面白すぎるから!
ハンサムだけど性欲強そうな顔面!半裸で踊り回りながら、船上をターザンのように駆け回るアグレッシブさ!そして信頼関係を築くことを何より重んじ、それを裏切るような行為を一等嫌う一本気さ!!
ほんと、何から何までキャラが立ちすぎている。
暴力を無闇に振るうというタイプではなく、船内にレイを閉じ込めるでもなく自由にさせている。レイが果物ナイフを持ってレモンを切っていても全く警戒しない。レイを友達だと思い込んでいるので、刺されるとかそんな事は露程も思っていないのである。
そんな奔放さが逆に怖い。もうなんかコイツとは絶対コミュニケーション取れんわ感が凄い。
レイをレイプするという非道も行うんだけど、これも半分はレイの色仕掛けみたいなモノだし、なんか憎めないんですよね。ヤベー奴すぎて逆にオモロいという『シャイニング』現象がここでも!
後半はほとんどターミネーター!
そして圧倒的な生命力を発揮してからの、あの壮絶な死に様!あそこも爆笑してしまった🤣
スリラー映画のはずなのに、結局は『マッドマックス』になってしまうというジョージ・ミラー感が愛おしい一本。
とはいえ、舞台があまりに狭い為か物語を広く展開できなかったようで、かなり時間を持て余しているように感じてしまった。ランタイムは98分とそんなに長くない映画なのだが、景色もやっていることも変わらないのでめっちゃ長く感じた。
映画の作りは巧いのだが、面白いかと言われると…。しかし決して嫌いにはなれないB級スリラー。
『マッドマックス』ファンなら観て損はないし、なにより若きニコール・キッドマンのおっぱいとお尻が堪能出来るよっ✨🤗
そこそこ面白かったけど、冒頭の子どもが亡くなる出来事が最後にオチと...
そこそこ面白かったけど、冒頭の子どもが亡くなる出来事が最後にオチとして繋がるのかなーと思いきや、何にも絡んでこなかったのであの悲しい出来事なんやったん…てなる。あとはなかなか終わらないオーケストラ演奏のようにサイコ野郎がしぶとくよみがえってくるのがちょっとジワりました。
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