デコーダー

劇場公開日:

デコーダー

解説

未来世界を舞台に、管理された社会を混乱におとしいれようとする男と管理する側の男との戦いを描く。ビート・ゼネレーション文学の代表的な作家ウィリアム・バロウズの諸作品を基にしたもので、製作・監督はムシャ、製作・企画・脚本はクラウス・メック。共同製作はフォルカー・シェーファー、トリーニ・トリンポップ、撮影はジョアンナ・ヒール。主演・音楽は「ノイバウテン」のメンバー、F・M・アインハイト。ほかに音楽はデイヴ・ボール、ジェネシス・P・オリッジ、マット・ジョンソン、主題歌はソフト・セルが担当。出演はビル・ライス、クリスチーネ・F。またウィリアム・バロウズ本人も出演している。

1983年製作/西ドイツ
原題または英題:Decoder
配給:ネットワーク・フィルムズ
劇場公開日:1987年1月24日

ストーリー

F・M(F・M・アインハイト)は、この管理された社会を混乱におとしいれるためのテープを作ろうとしている。彼の恋人クリスチーネ(クリスチーネ・F)はそんなF・Mの試みにいたって冷淡だ。一方、この社会を管理する組織のメンバーであるイエーガー(ビル・ライス)は、自分の仕事に嫌気がさしており、覗き部屋で働くクリスチーネに興味を持ち始めている。FMは、パーツ屋の主(ウィリアム・バロウズ)や謎の教祖(ジェネシス・P・オリッジ)らの示唆を受け、自らの戦略にますます確信を持つ。そしてアメリカ資本による管理の象徴的存在、ハンバーガーショップで、決定的なノイズを入手、遂にテープを完成させる。仲間たちと無数のテープをばらまき、いたる所で暴動が始まる。イエーガーはF・Mらの企てを阻止する任務を受け、これを最後の仕事にしようと決心する。彼はF・Mを探し出し、追いつめていくのだが……。

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(C)Klaus Maeck

映画レビュー

3.5パンクっぽいカルト映画

2024年3月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

あらすじ読まず、カルト映画って事とパンクっぽいイメージに惹かれ観賞。

やっぱり結構パンクっぽい映画で、パンクやロックが好きな方は好きなのでは?

主役の男性も、変わったリーゼントっぽい髪型で、ロカビリーっぽいな…と思ってたら、

バーガーショップで、もろロカビリーな集団が出てきて、

革ジャンの背中に、METEORSの文字!!

(有名なサイコビリーバンドの名前)

テンションぶち上がりまくった(笑)

パンクやロックの匂いを楽しみつつ観てたけど、終わった直後は、話は難解で理解できず(笑)

そのあと調べて、よく理解できました(笑)

世間一般にはウケないでしょうね(笑)

僕はパンクやロックが好きなので楽しめました♪

ダークな世界観や音楽が良かった♪

過激なポルノが出てくるけど、写っちゃイケナイものが写ってます(笑)

たくさんカエルが出てきて、気持ち悪くて、嫌悪感…

それで、なんか後味が悪かった…(苦笑)

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RAIN DOG

3.0H BURGER

2023年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

難しい

個人的に好きな要素がダダ漏れの中で全くもって理解が出来ない、物語の筋でさえ読み解けないが映像のLookに魅了され飽きは来ない、ノイバウテンのメンバーが主演で確かにバロウズが出ていたのは確認済み、ダービー・クラッシュとスージー・スーみたいなカップルが繰り広げない展開とウィレム・デフォーみたいな、アレは悪役に当たるのか?

マックとバーガーキングが登場にファーストフードに対しての皮肉か、Hバーガーの研修の様子やコミカルに流れる音楽に微妙な笑いが、パンクやニューウェイヴを醸し出す雰囲気とオールディーズなスタイルに戸惑いながらセリフでパンクスと、腑に落ちた瞬間!?

全てが天然で難解に、狙った演出は思い当たらない、だからこその潔い心地良さ、本作の上映後に続くのは『リキッド・スカイ』とイカれた奇想天外映画祭、映画は面白いか否かよりも好きか嫌いかヲ再認識させられる感覚を味わった様な??

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万年 東一