「ユニオシ? 上西?」ティファニーで朝食を 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
ユニオシ? 上西?
オードリーだけでもってる映画。その辺は語り尽くされていると思うので別の角度から。
侮蔑的な表現にのっけから引いた。言うまでもなくステレオタイプな変な日本人のことだ。オードリーにとくに思い入れがある訳でもないのでこの時すでに観る気が失せたのだが、なにか意味があるかと言えば最後までなにもない。ちょっとしたおふざけだったんだろう。で、この日本人がいいところでちょいちょい現れては不快感を呼び覚ます。そもそもこのキャラ必要あるか?ギャグとしても全然おもしろくない。
当時から、NYで活動する日本人、日系人を含むアジア系のアーティストが少なからずいたのだろうが、普通のホワイトアメリカンから見ればあんなイメージだったのかと思うと悲しい。
その反面、最近の映画は差別、偏見などこの世に一切無いかのような空ぞらしさも感じていたので複雑だ。
奇しくもそんなことを考えさせられることになった。
それでも3点つけたのはオードリーのチャーミングさにつきる。全盛期の彼女をカラーで記録した作品の一つであるということが、偏にこの映画の価値だと言って差し支えないだろう(強いて言うならあと音楽?)
そして、オードリーをより引き立てる滑稽な日本人を思うとまた複雑な気持ちになるのであった。
そうか、彼は引き立て役か?否、やっぱり不要だろう。
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