TINA/ティナ

劇場公開日:

解説

ロック界の女王ティナ・ターナーの自伝を映画化したもの。映画タイトル"what's love got to do with it?"はティナの世界的な大ヒットとなった曲名をつけているが、その他にも20曲を越す彼女のナンバーが映画中に使われた。監督はイギリス人のブライアン・ギブソン。彼はもともとBBC放送の医学及び科学部門のドキュメンタリー製作者で、数多くの賞を獲得している人物。製作はダグ・チャピンとバリー・クロスト。脚本はケイト・ラニエー。原作はティナ・ターナーとカート・ローダ。撮影はジェイミー・アンダーソン。編集はスチュアート・パップ。

1993年製作/アメリカ
原題または英題:TINA what's love got to do with it?
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1993年10月2日

ストーリー

1939年、アンナ・メイ・ブロック(アンジェラ・バセット)はテネシーのナットブッシュで生まれた。幼少のころを祖母と暮らし、高校生になってからはセントルイスに住む母と姉のもとで暮らすようになった。姉に連れて行ってもらったナイトクラブでアンナは人気ロック・グループのリーダー、アイク・ターナー(ローレンス・フィッシュバーン)と運命的な出会いをする。アンナのダイナミックな歌声に才能を見いだしたアイクは、さっそく彼女をスカウトし、ティナと名付けた。アイクに恋をしたティナだったが、彼は女性関係にルーズで、女に暴力をふるう人物だった。アイクの内縁の妻ロレインがティナとアイクの仲を疑って自殺未遂を図ったのもそのころだった。ロレインと離婚したアイクはティナと結婚し、バスでの巡業を開始した。2人の間に2人の子供も生まれ、幸せなはずのティナであったが、事実はその逆。出産後強引にメキシコ・ツアーへ参加させられたとき、バック・コーラスの女性との浮気が相次いで発覚した。そのうえ、アイクの暴力がひどくティナの顔は始終アザだらけだった。アイクに脅えながら暮らしていたある日、ロレインがアイクとの間にできた2人の子供をアイクのもとに送って来た。ティナは4人の子供の面倒を見なければならなくなる。アイクはコカインに手を出し、暴力も度を越えたものになっていた。ティナを支えているのはもはや歌だけだった。人気が急上昇し、ティナだけを使いたいと言ってくるプロデューサーも多かった。ティナはソロの活動を行い大成功を収めるが、アイクはそんな彼女に嫉妬してすべてを台なしにしてしまう。ティナは自殺を図り一命を取り留めたが、それでも心はむしばまれていた。そんなとき女友達のジャッキー(バネッサ・ベル・キャロウェイ)が彼女を救う。仏教の信者であったジャッキーに出会ってティナは変化する。アイクに殴られても絶対屈しなくなったティナを見てアイク自身も驚くほどであった。ある晩、ティナはついにアイクのもとを抜け出し、裁判で離婚を成立させた。離婚後はアイクの嫌がらせも続き、しばらくいい仕事がこなかったが、有能なマネージャーを得て復活する。コンサート当日、歓声に包まれて"what's love got to with it?(傷つくのにまた恋をするの?)"を力強く歌うティナの姿があった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)

受賞

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) アンジェラ・バセット
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映画レビュー

4.0アイクの暴力シーンは目を背けたくなる

2024年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

ティナが仏教とは知らなかった。 最後の本人による歌う姿が涙を誘う。

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あっちゃんのパパと

4.0これをして南無妙法蓮華経とするのか。

2024年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲劇すぎる展開に苛立ち、直視できないほど胸が痛む。 ティナを演じるにはアンジェラ・バセットでは線が細い。けど、バッキバキに鍛え抜かれたカラダに、難局に挫けない意志の強さや、やり遂げるパワーが漲る。ラストのシンクロする演出に、もう一段テンションが上がる。 この後間も無くホイットニー&BBに悲劇が繰り返されることが、悲しい。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.5南無妙法蓮華経

2024年7月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

有名なDV男アイク・ターナーと、ヒットシンガーであるティナ・ターナーの出会いから別離までを描いた作品。いやー、聞きしにまさる暴力、こりゃー耐えられんな。わがまま放題、やりたい放題、ふとしたきっかけでキレる。周りはビクビク。そして、DV被害者の「私が悪い、私の努力が足りない」という常套文句。全然自分は悪くないのに…。 ティナ役のアンジェラ・バセットの、体当たり演技は良かったが、筋肉がスポーツ選手並にすごくて、ついそっちに目がいってしまう。ムッキムキやで! アイク役のローレンス・フィッシュバーンは若くて、シュッとしてた。イライラしてすぐに沸騰しちゃうのに、どこか寂しそうな、脆そうな雰囲気も醸していて、絶妙だった。あと、髪型がいろんなパターンがあって、楽しかった。マッシュルームヘア、けっこう可愛かったよ。 ラストにティナ本人のステージ映像が流れるが、やはり唯一無二の歌唱である。そして、笑顔の明るさ! 子供の頃の聖歌隊のエピソードからも伺えるが、本当に芯の強い人だ。どんなに辛いことがあっても、彼女の精神は損なわれなかった。まさに蓮の花のような人だった。しかし、2回聞いただけでお経を耳コピできるとは、何という耳の良さ。脱帽! BS松竹東急の放送を鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

3.5ティナ・ターナー

2024年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

興奮

歌の上手かった主人公(アンジェラ・バセット)は、アイク(ローレンス・フィッシュバーン)に見出され、アイク&ティナ・ターナーとしてデビューする。 ところがこのアイク、とんでもない男で麻薬をやり、気に入らないと主人公にも手を挙げた。 ティナ・ターナーの歌はふんだんに披露されるが、アイクは憎たらしい限りだ。

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いやよセブン