ディープ・ブルー(1999)のレビュー・感想・評価
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ベストオブ鮫映画
名作はいつ見ても面白い。
A級からB級、そしてZ級まで数多ある鮫映画だが、これこそが一番だと思う。
ただしジョーズは除く。
子どもの頃はよくテレビでやってた気がするが、最近はもう見ない。
古いし、改めて見ると今の子どもには刺激が強すぎる気がする。
たぶん20年振りくらいに見た気がするが、細部を除けばほとんど覚えてた。
特に序盤のストレッチャーのシーンと、博士のシーンは強烈に覚えてた。
また、一人以外は、バラエティ豊かな殺され方するのが印象的。
一人だけ普通に食われたよね。みんなあんな工夫されてたのに、何故だろう。
賢くなった鮫が、ただただ人間を食べていくだけでなく、その行動の裏には真の目的があったことも非常に好印象。
子どものときは意味分からなくて親に解説してもらった記憶も蘇った。
誰が死んで誰が生き残るのか、それを予想するのもパニック映画の醍醐味。
是非、未視聴の人は一切のネタバレを知らずに見てほしい。きっと面白いはず。
過去のトラウマが消えた
子供の頃に親がこのサメ映画を見ていました、自分は中盤から見たので作品の内容はあまり知りませんでした。
するとサメが人を襲うシーンがめちゃくちゃ怖くて、以来本当にトラウマでした。
当時見ていたこのサメに襲われるというショッキングシーン、人間を食いちぎる瞬間骨までバリバリに砕く音が恐ろしくて長い間脳内に焼き付いていました。
あれから25年、大人になった自分は意を決して視聴することにしました。
色んな映画作品を沢山見てきたから当時と比べて現在の映画作品は迫力ある映像やCGもだいふ進化してきて、久々にこの作品を視聴したら何かB級感が出てこんなもんかって感じでした。
もうこの作品に植え付けられたトラウマはもうすっかり薄れてきました。
素晴らしい世界を目指した鮫と人
舞台は海洋医学研究施設アクアティカ...撮影場所はメキシコのロサリト南3マイルに位置する広大なフォックス・バハ・スタジオ。
DNA操作で大きく成長し、より高度な頭脳と知力を持ったサメ...アニマトロニクスとCGと本物のアオザメ(マコシャーク)を上手く混ぜた映像。
登場人物
若くて優秀な科学者のスーザン博士(サフロン・バローズ)
製薬会社の社長ラッセル・フランクリン(サミュエル・L・ジャクソン)
弱気だが数学が強い設備エンジニアのスコッグズ(マイケル・ラパポート)
快活な海洋生物学者のジャン(ジャクリーン・マッケンジー)
研究医のジム・ウィットロック(ステラン・スカースガード)
キッチン・スタッフのプリーチャー(LL・クール・J)
熟練ダイバーのカーター(トーマス・ジェーン)
『エイリアン』(1979年公開)のように、誰が生き残るのか予想しながら視聴してほしい。
【硬派なサメ映画の急先鋒】 初鑑賞は劇場で。震え上がって観ました。...
【硬派なサメ映画の急先鋒】
初鑑賞は劇場で。震え上がって観ました。懐かしぃ。
今見ると、CGに時代を感じて少し切ない。それでも結構怖いです(^^)。
【vs.レジェンドの気概】
ジョーズオマージュを織り込みながら、ジョーズには無いエッセンスを盛り込んで、新しいサメ映画を作ろうという意気込みが漲ってる。良いッ。
アオザメの美しいフォルムと俊敏さが醸し出す恐ろしさは、あの頃けっこう新鮮だった。
観客の痛覚に訴える「噛みちぎり描写」もアオザメならでは。
ギンッ!ガンッ!ギンッ!ガンッ!っていうBGMも相まってとにかくイタそう。コイツらに噛まれたくないッ!っていう心理で惹きつけられ、人物たちへの共感(助かってほしい!)が強くなってゆく。
ジョン=ウィリアムズは機械音をイメージしてジョーズのテーマを作曲したそうだけど、本作の音楽はそれの換骨奪胎めいた印象。
...今見ると設定はいろいろイイカゲン。
知能が発達したという触れ込みのサメが編み出した頭脳戦も無駄が多く、説得力は薄い。
それでも、意外性や非情性で目を惹きまくる展開、サメを使った新たな恐怖表現を提示した製作者側の気概は、初見の方々にも感じて頂きたいなと強く思わせる一作。
MEGを見に行く予定はございませんので、前哨戦のつもりでもございませんw。
割と正統派なサメ映画
サメ映画というかパニックホラーのセオリーに忠実な感じはある。犠牲になる順番とか以前の行動がフラグになるところとか。普通ならちょっと難アリくらいの性格や行動が、この手の話だと致命的になるわけである。まあ、二人ほどそうじゃない人物もいるけど。
ヒロインで主人公格の女性がとても美人さんでスタイルもいい。あまり表情を変えないキャラだけど、それでちゃんと見栄えがするのはすごいかもしれない。終盤近いところで下着姿になるサービスシーン(?)もあるし。もう一人の若い女性研究者もかわいい系で抜かりがない。
肝心のサメは自然の脅威というよりは人の手によって作り出されたモンスターという側面が強いので規格外の強さはないが、海上の研究施設という閉ざされた環境では十分恐ろしい。狡猾さが一番の武器。
必要以上にグロい描写がなく、急にびっくりさせるシーンもあまりないので割と見やすい。怖さの演出としては、サメが近くにいるけど見えないという使い方が上手い。ずっと画面にいないほうがサメは怖いってことかも。
公開当時なら
【古くても観やすい。設定がしっかりした鮫パニックホラー】
・1999年公開のアメリカのSFアクションホラー映画。
・アルツハイマー病の研究を行う太平洋上の地下研究施設。そこでは鮫の脳細胞を利用して研究を進めており、鮫そのものの生態をいじっていたため知能の高い鮫に変化している。そこで嵐の夜に事件が起き、施設が壊れ、鮫が逃げ出す。鮫に襲われながらも地上に逃げ出すために奮闘する登場人物たち、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・古くても観やすいパニックホラー
・設定がしっかりしていてリアリティがある
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[物語]
・仮釈放中の主人公カーターが「波風を立てない」という理念を持っていたり、アルツハイマー病で亡くなった父の影響で研究を前のめりに進めるスーザン、アルプス登山で生き埋めになって生還した製薬会社社長のラッセルなど、登場人物の背景をしっかりとわかりやすく設定されていて、それでいてわざわざ回想などを見せずに説明だけして、映画の本筋が流れていく感じが好きでした。閉鎖空間で鮫に襲われるという単純なパニックホラーの背景に登場人物の性格を垣間見せてくれることで厚みを感じながら観続けることができました。
[演出]
・鮫に襲われる(食われる)シーンがわかりやすく表現されているところが好きでした。もちろん、1999年の作品なのでCG感を感じてしまうことは否めませんが、全然許せる範囲のものですし、それ以上にしっかりと恐怖を積み上げてくれる演出のほうが大切な気がしますね。
[映像]
・特に際立って感じたことはありません。1999年の作品でここまでのクオリティが凄いなぁ、とは思いました。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・ラッセル役のサミュエル・L・ジャクソンさん、役柄的に残念でなりません(笑)。しかし、彼が鮫の本当の目的を知るキーマンになるので、厚みのある俳優さんを起用された意図もわかります。
[全体]
・直前に「パニック・マーケット」という2012年公開の「トンデモ」な映画を鑑賞したのですが、それよりも10年以上前の作品にも関わらず面白さの安定感を感じて、変に評価が上がりました。笑
・主要な俳優陣を有名どころで固めず、脇役にサミュエルさんを使うだけで、ここまで「観れる映画」を作っているところが素敵ですね。しかも製作の裏話的には、リアルに爆破をしたりしていて役者陣は遺書を書いていたとか。本編とは関係ないとはいえ、そういう熱い気持ちをもって製作がされているところもグッときますね。一度鑑賞して観ても良いかもしれません。ありがとうございました。
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#全体3.4 #物語3.5 #演出3.5 #演技3.4 #配役3.4 #映像3.5 #音楽3.4
踏んだり蹴ったりのステファン・スカルスガルド
アルツハイマーを撲滅して欲しい者としては何とか博士に頑張ってもらいたいと手に汗握りました。普通の海洋パニック映画と違い、予想のつかない展開が面白い。生き残るのは誰か?という推測も全くはずれてしまうところもいい。『ジョーズ』に次ぐくらいのサメムービーだと思ってるのですが、科学者のエゴみたいな部分もさらけ出し、最終的には檻からサメを逃がさないことに専念するように変わるスーザン(サフロン・バロウズ)も魅力的。
複雑な構造の元補給基地の研究所。水圧の違いや階ごとに水没してたりしていなかったり、立体迷路のような雰囲気は『ポセイドン・アドベンチャー』のようだった。LL・クール・J演ずるプリーチャーの面白い台詞、サメについてのウンチクも得られる内容だし、アルツハイマー特効薬に関しても奥が深い。
やっぱり見どころは製薬会社CEOでありながら冒険家のサミュエル・L・ジャクソンですね!初めて見る方はビックリすること間違いなし。
夏が終わる前に見てくだしゃーく
15年以上前にテレビでしこたま放送されていたので鮮明に覚えている。
今では規制がかかって放送されないが初めて見た時は強烈なインパクトだった。
とにかくサメの人間を捕食するシーンがスプラッタでハラハラする。
通常のサメより凶暴で水辺の至る所から出現するため、見ていてとてもスリリングだ。
私的にはジョーズよりもこの作品がサメの映画では文句なしにトップの面白さだ。
『ジョーズ』以降不毛のサメ映画界の新星『ディープブルー』
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