追想のワルツ
劇場公開日:1991年2月16日
解説
ホームパーティーの一日、家族や友人に囲まれてある一組の夫婦が回想する50年間に渡る人生模様を描くドラマ。製作はラーシュ・コルビ、マーサ・クリステンセンの原作を基に監督・脚本は「貴族にされた酔っぱらい」のカスパー・ロストルプ、撮影はクラウス・ローフ、音楽はフッシが担当。出演はフリッツ・ヘルムース、リッケ・ベンツェンほか。
1989年製作/90分/デンマーク
原題または英題:Dansen Med Regitze
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:1991年2月16日
ストーリー
デンマークの田舎町に住む老夫婦、カール(フリッツ・ヘルムース)とレギッツェ(ギタ・ノービィ)はある夏の日、家族や旧友たちを招いてホームパーティーを開く。懐かしい顔の数々にはしゃぐレギッツェ。しかしカールの思いは複雑だった。彼は黙っていたものの、実はガンに冒されていたのである。そしてそんな彼の心を横切るのは50年前のあの頃のことだった。デンマークへのドイツ軍の侵攻が続く中、若き日のカール(ミカエル・ヘルムース)は町のダンスでレギッツァ(リッケ・ベンツェン)を見染めた。やがて2人は結婚し、息子のジョンが生まれるが、生来派手好きで、結婚前から男友達とのつきあいも激しかったレギッツァと、カールの間にはいさかいが絶えなかった。そして成長したジョンはそんな2人に反抗して家出をしてしまう。今は平穏そのものにみえる2人の人生も、その道のりにはこのように様々な喜びと悲しみがあり、必ずしも平坦なものではなかったのである。パーティーが終わり、客がみな帰って再び二人きりになったカールとレギッツァは人生の黄昏をかみしめ合うのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カスパル・ロストルップ
- 脚本
- カスパル・ロストルップ
- 原作
- マーサ・クリステンセン
- 製作
- ラーシュ・コルビ
- 撮影
- クラウス・ローフ
- 音楽
- フッシ
- 編集
- グレーテ・モルドロップ
- 字幕
- 林完治
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Karl Ageフリッツ・ヘルムース
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Karl Ageミカエル・ヘルムース
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Regitzeジタ・ノルビー
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Young Regitzeリッケ・ベンツェン
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Borgeヘニング・モリツェン
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Ilesアン・ワーナー・トムセン
受賞歴
第62回 アカデミー賞(1990年)
ノミネート
外国語映画賞 |
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