趙先生

解説

3人の女に翻弄される浮気な漢方外科医の姿を描いた一編。監督は呂楽。脚本は述平。出演は施京明、張芝華、陳一楠ほか。98年12月下北沢に開館したシネマ下北沢のオープニング作品として公開された。98年ロカルノ映画祭金豹賞受賞。

1998年製作／88分／中国
原題または英題：趙先生
配給：バグポイント
劇場公開日：1998年12月24日

ストーリー

漢方外科医の趙乾坤（施京明）は、妻・敏敏と息子がありながら、愛人・田静（陳一楠）がいる。ところがある日、後をつけてきた敏敏に田静といるところに乗り込まれて大弱り。妻には「家庭を愛する」と語り、愛人には「妻を傷つけても君を愛する」と語る二枚舌の趙先生。そんな折り、彼は交通事故に遭って意識不明の重体に。妻と愛人の見守る前で、そんな彼女らの心配をよそに、ひとり夢の世界で隣家の訪問者・玲巧と楽しくすごす趙であった……。