地球の静止する日のレビュー・感想・評価
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ロボかわいい
かわいいロボ!
細かい設定や演出の甘さはさておき…いや、これが1951年の映画であることを忘れてはいけない。当時の観客の視点で考えるとこれがリアルな表現だったのかもしれない。恐ろしい宇宙人、未確認飛行物体、謎の破壊兵器、今でこそ量産されたコンテンツの原点であると考えると、この映画の偉大さがわかる。私はよく知らないが。
注目したいのはテンポの良さ。無駄を省いた非常に濃い内容です。宇宙人が社交的で、人間社会に溶け込んでいく様がユーモアを交えつつ描かれます。そして人間と宇宙人の対話。これこそがこの映画の主題ではないでしょうか。ぶっちゃけあんまし静止しないです(笑)「静止」は宇宙人凄いぞ!の表現の一部です。なぜ「静止」になったのか。破壊兵器かわいいロボいるじゃん!と思うかもしれないですが、宇宙人は寛大なのです。人間と違って力を誇示する為の破壊行為をしないのです。
「宇宙人が地球にやってきたら何語で話せばいいか?数学だ。数学は全人類の共通言語であり、宇宙にも通用するはずだ」誰かがそんなことを言っていた様な言わなかった様な気がしますが…そんなことを思い出させてくれるシーンがあったりして感慨深いものがありました。
平和への憧憬と渇望か
SF映画の重要作品
今も昔もアメリカ民族的な考えに根付く映画。神の所在。
内容は、ある日未確認飛行物体がアメリカの首都ワシントンD.C.に着陸。その中からで出来た宇宙人👽が🌏人類に伝えたいメッセージとは何なのか?!ww1.ww2.が終わり東西冷戦時に作られた希望に満ちた思いの込められたSF映画。好きな言葉は『人の恐怖が理性に勝るのを恐れています』子供と一緒に宇宙船を見に行った時にインタビューを受けて宇宙人クラトゥ👽が語った言葉。リンカーンの独立宣言に触れ理性的であるはずの人間を疑い始めた宇宙人の気持ちの変化が読み取れ非常に印象深い台詞でした。まだ話してるのにも関わらず途中で一方的に話を打ち切られ慣性運動出来なかった思いと人類の身勝手さや絶望感と期待が読み取れる。非常に人間っぽい所のある宇宙人造形が好感を持てる。後好きな台詞は『クラトゥ・バラダ・ニクトー』非常事態宣言の言葉。どう言う意味があるのかは分かりませんが非常にパンチのあるSFとしてのセンスオブワンダーを感じました。何だかドキドキワクワク💓します。好きなシーンはやっぱりアダムスキー型の🛸から出てくる時の開き具合とスロープの出方が当時としては新鮮で🛸内部のタッチセンサーや間接照明は雰囲気があり力作だなぁと感じ非常に面白かったです。細かい設定は抜きにして非常に興味深く分かり易いそれでいて救われない業の深さとアメリカ🇺🇸と言う国たらしめる所以が分かるような映画でした。やられる前にヤレ!それがアメリカ🇺🇸でも、それやっちゃ駄目だよ!でも最初から最後まで銃で撃たれっぱなしなのに(最後は一回殺される^^;)辛抱強い宇宙人クラトゥは頭下がります。やったら駄目よっ見てるからねーってその時は更に強い力で報復するよとMAD"相互確証破壊"よりも酷い事になるよと。何処かウォッチマンとしての神に似た絶対的な力を渇望していた時代の色が濃い作品で、それは今の時代も変わらないテーマ性に落とし込んだ所が自分としては非常に良かった。
極めて重要な使命
今の道を進み 滅亡に直面するか
決断を下すのは諸君だ ー台詞が重く響く。
冷静沈着な異星人クラトゥ( マイケル・レニー )、ロボットのゴート( 歩く姿がほぼ○○ )が、警告の為UFOに乗り地球に降り立つ。
楽曲が未知のものに対するイメージを増幅させる。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
シンプルなメッセージ
人は何かを思ったら発信するものです
言葉や歌、小説や映画なども
1952年とあります、チャップリンのライムライトとほぼ同時期ということにかなり驚きます
話は分かりやすくストレートに言いたいことを言ってくれます
かつて冒険家が大陸などを求めて大海原を突き進んだ時も行き着いた土地の住人は驚いたことでしょう
容姿は同じなのに恐れ慄き傷をつけてしまう
身を守るはずの武器は、いつの間にか人を傷つけるために作られるようになってますね
今、ウクライナの事があるから何方かがこの映画を選んで放送されたのでしょうね
とてもシンプルなメッセージ、伝わりましたよ
多くの映画人が影響を受けたこの映画、初めて見ましたがとても面白く勉強になりました
あの『マッドマックス』もこの撮影方でした
イメージは大切です
争いのない世界はあり得ませんが武器のない世界ならアリですよね
日本人は武器など持ってませんからね
「アンドロメダ」に先駆け、ワイズ監督の名作!
キアヌ・リーブス主演版を観た記憶は
あったが、ストーリーは全く忘れている中、
ロバート・ワイズ監督版の鑑賞スタート。
そして、最後まで興味深く観ることが
出来た。
キアヌ版とのストーリー比較は出来ないが、
このワイズ監督版の話は、
地球を滅ぼす可能性のある地球上の生物は
人間だけだが、
地球を滅ぼすレベルの核兵器を持った
人類が、自ら滅亡だけならまだしも、
将来、宇宙へ進出して、
今度は宇宙全体を危機に陥れる可能性を
危険視した宇宙人が、
戦争兵器を破棄した平和か、
我々の手による地球の消滅か、
の選択をさせるためにやって来る
との壮大な話だった。
日本が海外からのパワー要因に依らない限り
変われないことと同じように、
地球人も地球外のパワー要因に依らない限り
恒久的な平和を手にすることは
出来ないだろうというテーマは重く、
非常に考えさせられる映画だ。
「アンドロメダ」に先駆ける、
ワイズ監督のSF名作ではないだろうか。
改めてキアヌのリメイク版を
比較鑑賞したくなった。
地球がひとつになるには、宇宙人が必要か?
SF小説の全盛期のエッセンスを見事に映像と成して21世紀の現代にも通じるレベルの高さを伝えてくれている
SF映画の金字塔
SFファンなら必ず見ていなければならない
観てないなんて話にもならない
それほどの名作
改めて観てやはりその見事な出来映えに感嘆した
戦前戦中戦後とアメリカはSF小説の月刊誌が幾つも発行されており、どれも大変な発行部数を誇った
掲載された小説の内容もSF小説の不朽の名作と言われる作品は殆どこの時代に書かれたものだといえばそのレベルの高さは判るだろう
今のSFもののアイディア、ネタ、モチーフはありとあらゆるものが既にこの時代のSF小説の中に盛り込まれていたのだ
しかし当時の映画の特撮技術ではとても映像化できなかった
ところが本作はそのSF小説の全盛期のエッセンスを見事に映像と成して21世紀の現代にも通じるレベルの高さを伝えてくれているのだ
宇宙人クラトゥが乗って来た円盤の形状
飛行中やその材質の表現
シームレスとなる開口部の表現
その内部の通路や機器類の美術
機器の操作インターフェイスや音声コマンド
ロボットのゴートの造形
なにもかも後のあらゆるSF映画やアニメに影響を与えたものばかりだ
SF映画が好きなら古典や一般教養として観るだけでなく、素で楽しめるはずだ
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