チェンジリング(1980)

劇場公開日:

解説

父親の欲望の犠牲になって死んでいった6歳の子供がその家に取りつき、自分と入れ変った者に復讐するという恐怖映画。製作はジョエル・B・マイケルズとガース・H・ドラビンスキー、監督はピーター・メダック、脚本はウィリアム・グレイとダイアナ・マドックス、撮影はジョン・コキロン、音楽はリック・ウィリアムズ、編集はリラ・ピーターソン、特殊効果はジーン・グリッグ、マイケル・クリフォードとバリー・メイデン、衣裳はロバータ・ワイナーが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、メルヴィン・ダグラス、ジーン・マーシュ、バリー・モース、ロバータ・マクスウェル、バーナード・ベレンズ、クリス・ガンペル、マデリーン・T・シャーウッド、ジョン・コリコス、ルース・スプリングフォード、へレン・バーンズなど。

1980年製作/カナダ
原題または英題:The Changeling
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1980年8月23日

ストーリー

ジョン(ジョージ・C・スコット)は、作曲家で大学の講師をしていた。彼の仕事柄、毎日ビアノが弾ける家が必要だったので、歴史保存協会に勤めているクレア(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)の紹介で、人里離れた屋敷に住むことになった。彼は数カ月前に妻と娘を事故で失ったばかりで、その辛い出来事を忘れるためにも作曲に専念した。ある日、ふと鳴らないキーがあることに気がつき調律をしようとするが、部屋を出るとビアノがひとりでに無気味な音をたてた。コンサート会場でクレアと会ったジョンは、会場でスビーチをするカーマイケル上院議員(メルヴィン・ダグラス)の演説に聴衆たちが聞きほれているのを見た。朝、ジョンは目をさますと、天井の方で騒がしいドーンドーンという音が鳴り響くのを聞いた。そして浴漕の蛇口からは水が溢れ出た……。次々とこうして起こる不可解な現象に異常を感じたジョンは、屋敷を調べ直し、鍵がかかったままの部屋を発見し、そこに子供の車イスを見た。クレアに協力してもらい、1967年に、この屋敷がカーマイケル財団に購入されたものであることをつきとめたジョンは、ぺンバートン博士(バリー・モース)に相談し、霊媒者を紹介してもらう。テーブルが用意され、霊媒が始まった。霊媒者であるレア(レン・バーンズ)とアルバート(エリック・クリスマス)のハーモン夫妻により、霊が子供のものであることが明らかにされた。さらにその声は自分をジョセフ・カーマイケルと名のり井戸にうめられていることことを告げた。ジョンは早速、カーマイケル議員の家系を調べた。そして資料館ですべての謎を解いた。彼の父リチャードは、スぺンサー財閥の一人娘を妻にしていたが、スぺンサーは、遺言で、リチャードではなく、その息子で病弱なジョセフに全遺産を残すことにしたのだ。しかし、ジョセフが成人前に死んだ場合は、慈善団体に回される仕組みになっていたため、病弱なジョセフに不安を抱いたリチャードは、ジョセフを溺死させ、代りに孤児院から同じ年令の孤児を連れてきたのだった。それが、つまり今のジョセフ・カーマイケルである。彼は成人して遺産を受けたのだ。さらにジョンは井戸があったという場所を掘りおこし、子供の白骨を発見した。そしてジョンはそれがジョセフであるという証明になるメダルを探しに、再びその場を訪れた。メダルは予想通り発見され、それをカーマイケルの元へもっていくが彼は、ジョンを無視して飛行機で飛び発ってしまった。彼はさらに権力を利用し、クレアを協会から抹殺させ、調査に乗り出している警部を事故を装って殺した。ジョンの家では、ジョセフの霊はますます暴れ出していた。夜、屋敷が燃え出し、その炎の中にはまるでジョセフの霊が導いたように、カーマイケルの姿があるのだった。

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映画レビュー

4.0血が一滴も出ない極上の恐怖

2024年6月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

ジャパニーズホラーというジャンルがある✨ マ王の不得意な分野であり理由は正直怖いからである😫 昔の話だけど夏休みとかになるとテレビで「あなたの知らない世界」というのを昼時から放送してたのよ💦 無名の俳優さんが再現VTRで視聴者から届いた恐怖体験を紹介するんだけどコイツが案外にもビビる😱 子供心に怖い物見たさでヒィヒィ叫びながら涼んでた記憶がある😅 故にマ王は血飛沫飛び散るヤツとかは平気なのかもしれない←何が怖いのか解らんのさ てなワケで季節柄、マ王の得意分野のホラーを紹介しようかなと😁 今回用意させてもらったのは「チェンジリング」🦽 全編通して血が飛び散らない優しいホラー、なんだけど実はサスペンス要素に比重を置いてるのが本作🫢 中学生のマ王が昼間のテレビで観たってのにトラウマ化するほどの恐ろしい映画だった😰 特筆すべきなのは具体的な物体が映画には登場しない(殺人鬼、怪物、宇宙人とかの類い) 代わりに小道具、音響、気配だけで盛り上げる恐怖に関して秀逸な作品なのである👍 作中、木製の車椅子が登場するんだけど(またワザワザ古めかしいんだよコレが)同じタイプの車椅子が近所のアパートの階段下に放置されててマ王、映画を観てからソレが怖くて怖くて💦 見たくないので目を瞑って階段を降りたら転げ落ちたという経験があります(自分の不甲斐なさの所為を当時は呪われたとまで勘違いした) さて本作は当然の洋画なのですが内容は完全にジャパニーズホラー寄りで公開当時の恐怖映画の波には乗れませんでした(売れなかった) しかしマ王としては隠れた恐怖映画として機会がある度に絶賛してます👍 あ、ちなみにマ王は既にジャパニーズホラーも(どうにか)克服しておりまして、巷で最恐と謳われる「リング」を初観から「何が怖いのか解らん」と食事しながら独りで観てました🤔←孤独だからだはない、一緒に観てくれる連中がタイトルで拒否したから 「仄暗い水の底から」「劇場版 新耳袋」「呪怨(OV版)」など更に上ゆくジャパニーズホラーで特訓をした所為だからかもしれん←観た事ない方で耐性の無い方はオススメしません 本作はグロは全くありませんが、怖い物見たさの方々はその点を熟慮した上での鑑賞を推奨します😆 映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆ グロゴアスプラッター映画度☆☆☆☆☆ ジャパニーズホラー度★★★★☆

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マ王

4.0午前5時59分の不気味な声…!

2023年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

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だいふく

4.0上質なホラー&サスペンス

2022年8月22日
Androidアプリから投稿

サスペンス色強めだし、積極的に幽霊がでてくるわけでもビックリするでもないのにしっかり怖い。BGMがいい仕事してる。でもちょっと音量抑えるとこは抑えて欲しかったかな。6時の怪音とかピアノの音に似てて、家のピアノが鳴ってるのかと思ったし、なんならBGMかと思った。 少し謎だったのが降霊術の録音テープを聞いた後に呼び出したヒロインだけど、なんであんなに号泣して取り乱してたんだ?

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カミムラ

3.5当時は車椅子ばかり気になっていたけれど…

2021年8月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ようやく初見。当時はホラー映画のはやりにのった亜流品と思っていたけれど意外にしっかりしたミステリーホラーだった。そして原題。訳すとネタバレ的な意味だったのね。欲望にかられて子供の入れ替えなんてそれだけでホラー。

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peanuts

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