「やはり名作」タワーリング・インフェルノ お菊の皿さんの映画レビュー(感想・評価)
やはり名作
午前十時の映画祭で鑑賞しました。ビルの高層階で仕事をしている人には、他人事ではありません。昔、上司から「ルールを守れば事故は起きない」と、よく言われましたがこれもそう。設計書の仕様通りに建築していたら、設計者が監理をちゃんとしていたら、ボヤの時点で避難させていたら…きりのない「もしも」が続くので、大災害も最初は簡単に解決できるものなんだと実感しました。何十分の一かのビルの模型を作り実際にその模型を燃やして撮影したそうですが、そのためか迫力ある映像でした。冷房の効いた映画館の中なのに、なんだか自分も炎にあぶられたような気分でした。
男臭いスティーブ・マックイーンと、スマートなポール・ニューマンは良いバランスだと思います。この頃の2人の大スターは本当に素敵です。それと、恋人役のフェイ・ダナウエイが美しい。長い映画ですが、全く退屈しないし時間を感じさせません。これを映画館で鑑賞できて本当に幸せ。
コメントする