「緊張しました」タワーリング・インフェルノ ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張しました
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まさか1974年の映画をスクリーンで観られるとは。
そしてまさか私が生まれるより前に138階高層ビル火災の作品があったとは。
すごく有名な映画らしいのに、これまで知りませんでした。
削ってはいけない安全保持のためのコストをカットして私服をこやしたアホな娘婿の、最後まで己の責任を感じることなく、後悔も謝罪もないクズっぷりにイライラしてしまいました。
でもこの作品にあるように、タイタニック、ホテルニュージャパン、姉歯事件など、本来最優先されるべき安全保持が軽視されたことは過去何度もあったし、こういうテーマの映画も何度となく作られてますね。
あぁいうクズが現実にいるということです。
恐怖の火災シーンはずっと「いや、映画だから」と思ってみようとしても緊張して、ちょっとでも上手くいくとホッとして、この緊張と緩和がバランスよく、怖かったけど、とっても楽しめました。
パニック映画の傑作と言われてるのもうなずけます。
主役2人がとんでもなくカッコ良くて、崩落した階段の跡から子供達と女性を降ろしたときや、エレベーターが無事に隣のビルに届いたときは心の中で叫びましたよね。
マイナスはその、子供を助け出すのに手を貸してくれた、とっても素晴らしい女性がエレベーターから放り出されるシーンがショック過ぎたことです。
でも良い作品に出会いました。
きっとまた観ます。
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