劇場公開日 1975年6月28日

「火の怖さを疑似体験出来る、名作。」タワーリング・インフェルノ アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0火の怖さを疑似体験出来る、名作。

2021年3月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

1975年の映画とは思えないクオリティ。火災のリアリティ、人的事故の典型。パニック映画好きは観ておくべき作品。

正常性バイアス含めて、人間の描写が秀逸。パニックに陥った時の人間の理性無き行動。『大丈夫だろう』『規定通り』など、よくある仕事の手抜きから始まる負の連鎖。

対照的に理性を持って行動出来る主役の2人、スティーブ・マックィーンとポール・ニューマン。この超高層ビルでの火災というパニックの中で、冷静に、素早く、的確に判断しとにかく格好良い。

判断を躊躇したり、間違えると死が待っている。容赦無い描写もあるが、災害は人を選ばない。

CGの無い時代にこれだけリアルを追求したのは、とてつもない挑戦だったと思う。そして、見事に語り継がれる名作に。3時間という長さも短く感じられる。必見。

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アル