黄昏のかなたに

劇場公開日:

解説

香港を舞台に、駆け落ちして戻って来た娘と、その母親の関係を爽やかに描いたドラマ。監督は脚本も兼ねるジェイコブ・C・L・チャン、製作はバリー・チュン、脚本は他にチャン・カム・チェン。撮影はリー・キンキョン、美術はヤン・ウォン、音楽はチャン・ウィン・リアン、編集はチャン・シュウ・ヘイが担当。

1989年製作/香港
原題または英題:Beyond the Sunset 飛越黄昏
配給:大映
劇場公開日:1992年4月4日

ストーリー

香港で暮らす母ムイ(フォン・ボーボー)の元へ、アメリカに駆け落ちした娘パール(イップ・トン)が10年ぶりに夫のアレン(ローウェル・ロー)と息子デレク(アレクサンダー・ロウ)と共に帰って来た。娘に裏切られたという思いを拭い切れない母親は、素直に娘を迎えられない。そんな時、ウォン(リチャード・ウン)がパールに助け舟を出し、パールとムイは仲直りする。かつて水泳の名選手だったウォンは、今も若者たちを指導し、デレクも彼を尊敬している。パールは、ウォンがムイと結婚してくれればいいと思い、それに気付いた2人はお互いに意識するようになるが、重荷になりたくないと考えてそれを言い出せない。一方、チャリティ水泳大会に出場することになったデレクは、ウォンとの勝負に胸を踊らせるが、ウォンは年齢を理由に出場を拒否する。実は彼は心臓病を患い、長距離水泳を止められていたのだ。何も知らずに、ウォンを意気地無しとなじるデレク。結局ウォンは水泳大会に出場するが、ゴール寸前で発作が起こり、足が利かなくなってしまう。デレクは自分のせいだと悩むが、父のアレンは、世の中はそんなに単純なものではないと優しく慰め諭す。やがてパールたち親子はアメリカへ帰る。後には、優しく寄り添うウォンとムイの姿があった。

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