「ヒッチコック監督の傑作・・・ラスト15分の種明かしが実にお見事!!」ダイヤルMを廻せ! 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒッチコック監督の傑作・・・ラスト15分の種明かしが実にお見事!!
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1954年制作のヒッチコック監督作品。
題名は、「ダイヤルMを廻せ」
ですけれど、
「その部屋の鍵を廻せ!!」が正しいのでは?
10年ぶりに3回目の鑑賞ですが、ものの見事にラストを忘れてました。
「鍵のトリック」だったのですね。
このトリックは、むしろ偶然の産物で、
死刑宣告された妻マーゴ(グレイス・ケリー)も、
まったくそれを知らない!!
犯人も、
気づいてない!!
警部だけは、これが妻の無実の証明になるかも知れない、そして、
犯人を特定できる唯一の証拠・・・と、思い、
「一か八かの賭け」に出るのです。
犯人を罠に掛けます。
それにしても、おっとりしたグレイス・ケリー演じる妻・・・でしたね。
「あなたは彼を疑いましたか?」
と、聞かれて、
「NEVER・・・(一度足りとも、疑ったことはない)」
と、即答。
疑うことを知らない純粋な女性を騙す・・・
犯人の卑劣さが、あまりにくっきり浮かび上がります。
実にお見事な脚本でした。
(台詞で計画が細かく語られるのに、少しもダレることなく、緊迫感に痺れました)
心の底から、
お見事!!ヒッチコック。
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LaLaさんのコメント
2022年8月1日
琥珀糖さん
はじめまして、LaLaです。
こちらこそ、共感&コメントを
ありがとうございました。
私も、ヒッチコック監督作品が好きで
嬉しいです。
さて、
>「その部屋の鍵を廻せ!!」
同感です(^^)/
警部の登場で、救われました。
グレース・ケリーの表情の演技も
良かったと思いました。