劇場公開日 1954年10月5日

ダイヤルMを廻せ!のレビュー・感想・評価

全34件中、1~20件目を表示

4.5予定外のおもしろさ

2024年9月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

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H・H

4.5映画終活シリーズ

2024年6月19日
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鑑賞方法:VOD

1954年度作品
鑑賞後、「刑事コロンボ」「古畑任三郎」の前日譚的な作品やな
グレイス•ケリー25歳時の作品
モナコ女王になるまでたった5年間の女優業
その間に、フレッド•ジレンマ、ジョン•フォード、ヒッチコック作品のヒロインを演じ、アカデミー最優秀女優賞を受賞するなんて凄い
もっと沢山の作品観たかったな

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あきちゃん

4.0ヒッチらしさは希薄

2024年4月20日
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先に犯人を提示する倒叙形式ですが、舞台劇の映画化でプロットが入り組んでいるので映像技術より膨大なセリフで成立した作品です。

ヒッチによると舞台を映画化する場合、余計な説明的な場面を追加してしまうのでドラマの印象が弱くなることが多い。故に舞台をそのまま映画にするように努めている、ということです。

犯人は元来被害者であり、加害者が救われる、というスッキリしないストーリーも違和感があります。

それなりにヒッチらしいケレンな映像はあるもののヒッチの王道とは言い難い作品です。

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越後屋

2.5あの場面に引っ掛かりを感じれば・・・

2023年11月7日
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ネタバレは言わぬが、中盤に事件が起こった後のあの場面に「んっ???」と感じたことが結局は全てだったとは・・・
実はそれ以降の展開が退屈極まり、言葉のやり取り最中ついフッと意識を失うことがしばしあり、重要な局面を見過ごしてしまったかと悔やんでいた。
ところがクライマックスにて、まさしく引っ掛かりを感じた場面こそがキーポイントだったことに安堵すると共に、「なぁーんだ・・」とちょっとがっかりもした。
とはいえ、とりあえず映画界レジェンド:ヒッチコック作品をまた一つ消化した事で良しとしたい。

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resuwisshu311

4.5凄く良く出来ている!

2023年10月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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見聞

1.0カメオでトレード‐マークの葉巻を被害者に♥

2023年9月10日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.03D映画の最初の傑作‼️

2023年7月21日
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笑える

怖い

興奮

1950年代に最初の3D映画ブームが起こり、映画として質が伴っていたのはこの作品ではないでしょうか⁉️美しい資産家グレース・ケリーの生活能力に乏しい夫は、妻の心がテレビドラマ作家に傾き、離婚されれば路頭に迷うため、妻殺しを大学時代の友人に頼む。妻は逆に男を殺して正当防衛が立証されずに死刑の判決を受けてしまう・・・ヒッチコック監督が凄まじいサスペンス演出力を発揮した50年代のフィルモグラフィーの中でも、傑作の一本‼️私はこの作品を3Dで観た事は無いのですが、電話をかけるグレース・ケリーの背後から忍び寄った男がネクタイで首を絞め、もがく妻の手のハサミが男の背中に突き刺さるドアップの映像なんか、3Dの映像で観たら凄い迫力だったのではないでしょうか‼️それと"ダイヤルM" が廻されるシーンでのカタカタとレバーが下りていくのも3Dで観たら面白かったかも‼️殺人計画がひょんなことで頓挫しても、それにめげず、その失敗を利用してさらにグレース・ケリーを追いつめていくレイ・ミランドの夫の悪知恵ぶりがホントしたたか‼️そして死刑判決を受け、取り調べを受けるグレース・ケリーのほぼすっぴんの表情の美しさといったら・・・‼️そして犯罪現場の部屋や廊下、階段、そして"鍵" を巧みに使って推理し、事件を解決するハバード警視がキャラ的に実に面白い‼️観ている我々も推理意欲をかき立てられます‼️多分ジョン・ウィリアムスがダンディーに体現したこのハバード警視が後の刑事コロンボや古畑任三郎の元ネタになっているのは何十年も前から言われてる事で間違いないです‼️それだけに限らずヒッチコック監督によるハバード警視の推理描写、事件解決描写が現代に至るまでの刑事モノ、探偵モノ、ミステリーモノの礎のような気がしてなりません‼️

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活動写真愛好家

4.0良く出来た作品だ。但し、種明かしが弱いのが残念。

2023年7月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

妻殺しの完全犯罪を狙った男の破滅物語。脚本が素晴らしい。男の頭の回転の速さに驚くし、計画外のことが起こっても、その対応能力に驚嘆する。

完全犯罪を崩すのは、妻の愛人かと推測したら、違っていた。鍵のありかで無実を証明する部分が弱いのが玉に瑕だった。

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いなかびと

3.5ヒッチコック

2022年12月3日
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鑑賞方法:VOD

後に、マイケル・ダグラス、グウィネス・パルトロー、に演者を変え、監督も変え、リメイクされた、ヒッチコック作品。

不倫がらみ殺人事件モノのサスペンス。

この頃のサスペンスって、何かサスペンスぽくないんですよね…

普通の映画に薄くサスペンスが入ってる感じで…

今だったら、不穏な雰囲気ビンビンに、怪しく妖しく、サスペンスフルに、作るでしょうが…

当時の作風なのか、まだスキルの無さなのか…

この作品も、なんか拍子抜け…

でも、この感じは、この感じで、良い、と思えるように、なりました。

久し振りに2回目みて(笑)

最初みた時は、面白くないと思ったんですけどね(笑)

終わり方が好きです♪

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RAIN DOG

4.0【”様々な鍵”元テニス選手が妻の資産を得ようとして、様々な仕掛けをする過程を、ほぼワン・シチューションで描いた作品。グレース・ケリーさんって、本当に美しかったのだなあ・・。】

2022年9月19日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 恥ずかしながらの、初鑑賞である。
  ストーリー展開は、近年の同傾向の作品と比較すると、シンプルである。
  但し、今作品に着想を得たと思われる作品が多数想起され、その意味でも今作の意義は分かる。-

<ストーリー>
元テニス選手のトニーと資産家の娘・マーゴ(グレース・ケリー)は、一見仲の良い夫婦だったが、夫婦仲はトニーがツアーに参戦している事が切っ掛けで、冷めており、マーゴは推理作家・マークと不倫の恋に陥っていた。
 それを知ったトニーは、旧友・レズゲートの弱味につけ込み、マーゴの殺害を依頼するのだが…。

◆感想

 ・今作が、もし今年度に公開された作品であれば、評点は3.5である。(偉そうでスイマセン・・。)
 だが、今作に着想を得た作品が多数脳内に過ったので、今作のこの後の映画界に及ぼしたと思われる影響は、多大であると思う。

<グレース・ケリーの美しさも含め(夭逝は、大変残念である。この聡明な女性を描いた「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」は、お勧めである・・。)ほぼ密室で展開される今作の展開は”実に面白い”と思った作品である。>

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NOBU

4.0ヒッチコック監督の傑作・・・ラスト15分の種明かしが実にお見事!!

2022年7月19日
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琥珀糖

4.5ヒッチコックの素晴らしさ

2022年6月25日
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古い作品ですがとても面白い。
前半はセリフが多めでついていくのが少々大変です。
でも先が全く読めずストーリー展開が素晴らしく面白いです。
派手な演出はなにもありません。
制作費に高いお金がかかっているようにも見えません。脚本の力でここまで観せてくれるのが驚きです。

現代でもヒッチコック作品のような映画を見たいと思いました。

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ニモ

3.0計画は、そんな思い通りにはいかない。

2022年6月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

計画って、そんな思い通りいかないものですね。
グレイス・ケリーの美しいこと。たとえ浮気されても、あんな美しい妻を殺そうとするなんて考えられない。

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光陽

3.5古いけど面白い

2022年6月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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MUNEKI

3.5ヒッチコック・・・

2022年5月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

カメオ出演がお好きな監督さん
「救命艇」もユニークでしたが
本作では お写真の中に・・・・

さて、
グレース・ケリーが、最初に出演した
ヒッチコック作品?
この後、「裏窓」「泥棒成金」と
続きますね。

「ダイヤルMを廻せ!」では
英国アカデミー賞 最優秀外国女優賞に
ノミネートされています。

妻が浮気をしている事に気が付いた夫が
殺人を依頼して
遺産を狙う スリラー作品。

夫トニー役のレイ・ミランドが
殺人計画を説明するシーンも怖くて
冷酷な 表情を見せるところや
最後の最後まで、
平然と嘘をついているのが
嫌な感じでした。
それに対して
疑う事を知らない
グレース・ケリー演じる妻マーゴが
何とも言えません。

リメイク版は、1998年
マイケル・ダグラスと
グウィネス・パルトロウの
『ダイヤルM」 鑑賞済みです。

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LaLa

4.0泣き顔も素敵なグレース・ケリー

2021年7月22日
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ジョニーデブ

5.0ハバード警部はコロンボであり古畑任三郎なのではなかろうか?

2021年7月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

知的

はじめての観賞です
ヒッチコックのミステリー作品の中で一二を争うほど好きな作品になりました
『サイコ』や『鳥』はまた違うジャンルなのであくまでもミステリー作品でですよ
『めまい』『北北西に進路を取れ』も良いのですがそれより好きなのが『裏窓』と『ロープ』
限られた範囲しか動けない中でのものが好きなのかもしれません
『ダイヤルM…』もあの部屋の中がほとんどで限られた材料の中での話
見ていてどんどん引き込まれていく自分自身に驚きつつ見入ってしまいました

もしかしたら、ヒッチコックは完全犯罪をいくつかやってんじゃないの?
あんな感じの人だから敵もたくさんいたでしょうしね
彼ならそれくらい簡単に出来でしまうんじゃないかと思うんですよね
そしてちゃっかりそれを映画にしてたりして

あれ!
この映画の作り方ってコロンボや古畑任三郎の原点じゃないのかな?
そう思うと何だか楽しくなってきたぞ

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カルヴェロ

3.0社会のために使って欲しかった夫の危機管理能力

2021年7月17日
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久々のこの作品、大筋は知っていたものの、
警察や推理作家がどう真相に迫るのか等、
改めて興味深く観ることが出来、
本格サスペンスを満喫させていただいた。

スティック、手紙、ストッキング、ハサミ、
そして鍵とハンドバッグ
等の小物類の伏線利用も秀逸だし、
推理作家の「現実は小説のようにうまく
運ばない…ブリッジと同じでいつもバカな
失敗に気づかない」の発言も同様だ。

ただ、幾つかの疑問が無いわけではない。

まず、就寝中を狙うのでは無く、
受話器を取らせて後ろから襲うことに
こだわる位なら、
実行犯が入室した時に妻が寝室にいて
リビングにはいないと
どう確信する計画だったのか?
ドア下の明かり漏れで判断するとしても、
もし灯りが点いていたら計画を
どうするつもりだったのか、
との話の展開の検証は出来ていたのか?

また、夫が妻に電話して長く声を
出さなかったのに、
実行犯が死んだ後に妻が受話器を手にして
電話してきていたのは夫だったことが判り、
その時には混乱して分からなかったろうが、
彼女も後々疑念を持ったであろうことに
何も触れていないことの適正性は?

更に、事件は夫と実行犯が二人で計画した
ものと証言すべきとの、
ビリー・ワイルダーの「情婦」を
思い出させるような推理作家の提案は、
夫の罪は妻よりは軽くなるからとの、
一分の夫婦愛に期待した罪の肩代わりを、
と言っているようなものだが、
この段階では推理作家は
まだ夫を犯人と想定していたとも思えず、
愛する人を救いたい一念とはいえ、
妻を奪おうとしている立場の人間としては
都合の良すぎる話の設定ではなかったか?

全ては作品を盛り上げるための
手法に過ぎないのかもしれないが、
いつもヒッチコック作品に共通すること
だが、若干の強引さを
ここでも感じてしまった。

しかし、そんな疑念をも超えて魅せるのが
ヒッチコック監督の上手さなのだろう。

それにしてもこの夫、
鍵についての失敗こそあれど、
鍵を階段を隠す際の機転や、
事件後のストッキングや手紙の処理、
警察への連絡の遅れの妻との口合わせ
の処理など、
更には、あたかも妻を庇うかのように見せて
逆に追い込んでいく立振舞は
見事と言うしかない。

自分の想定した設定から
現実が離れていってしまっても、
危機管理能力が相当に高いのか、
それを物ともせずに
自分の想定範囲に戻したり、
別の形での妻の犯罪の方向に導いたりと、
類い稀なる能力の高さを見せた人物だった
のには改めて驚かされた。

思わず、この類い稀なる“危機管理能力”を
社会のために使って欲しかったと
思ってしまったのだが😊

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KENZO一級建築士事務所

4.5上質なヒッチコック作品✨

2021年7月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

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こころ

4.0こういう内容ね。

2021年7月4日
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一言「頭使ったわー」。

マイケル・ダグラス主演のリメイク版「ダイヤルM」(1995)を昔観ました。
というかリメイクだったと最近知り。オリジナルを放映していたので今回。

元々は舞台だったこともあってか、登場人物は少ないながらも会話が飛び交い。
場面展開もほぼない。
ぼーっとしてると、最初ついていけず。
30分ぐらいちょっとどうかなあ・・・と思ったけど。

「不倫された夫が、自分の手を汚さずに妻を殺害→妻の遺産がっぽり」。
ストリーはこれだけ。この流れをどう小細工して、夫は逃げ切るか。
途中計画が頓挫しても、口八丁手八丁な夫。
警察にも嘘&証拠隠滅&技巧工作。
「違うそうじゃなーい!」「ええー!」と画面に突っ込みっぱなしでした。
ハラハラドキドキ・くっそーってね。

後半やっと出てきた警察(警部だったか)の、夫の裏を描く捜査。
作品中たくさんの小細工アイテムがあった中、「ああ、そこが“鍵“か!」。

終わりよければすべてよし。
銃もほぼ流血もない、犯罪映画。温故知新映画に認定🏅。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「現実は小説のようには運ばん、決して」

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ゆき@おうちの中の人