タイタニック(1997)のレビュー・感想・評価
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虚栄やプライドが引き起こした、悲劇
氷山にぶつかり船体が真っ二つに折れ、大勢の乗客が亡くなったという惨劇を、貧困層のジャックと上流階級のローズが出会い、恋に落ちるラブストーリーで回想という形で展開する事で、面白くも切なく、ドラマチックなものに仕上げられている。
脚本にBGM、タイタニック号の壮大さや、転覆に翻弄される描写の映像表現ともに秀逸で、何度見ても引き込まれてしまう。
政略結婚、救命ボートの取り合いなど、節々で貧富格差の片鱗が垣間見られたが、安全確保やリスク回避を怠ったことでタイタニック号が沈没し、大勢の犠牲が出た事も、見栄やプライドがもたらした悲劇の連鎖の一端だったのだろうか。
いずれにせよこのラブストーリー自体はフィクションだが、実際には生死をかけた数多くのドラマがあったに違いない。
とても素晴らしい作品だと思う。…ただこれだけは突っ込ませてほしい…
ドガの踊り子にモネの睡蓮まで沈めたらアカン!!陸上にアルヨ!!!
キャメロン監督の最高傑作!
史上最大の海難事故
ダイブした2人
愛のない心のないお金だけの人生
こんなところに閉じ込められたら君は死んでしまう
そう言われてジャックと共に心思うままに
愛を持って生きたいと思ったローズ
タイタニックでの若い2人の時間全てが
愛おしくて眩しくて刹那的で美しいものでした。
ジャックに飛び込んだローズ
一緒に飛び込もうと励まし続けたジャック
勇気を持って飛び込んだ先には
愛と別れが待っていた訳ですが、、
タイタニックが沈没してしまい
海でジャックの冷たくなった手を離すことによって
ジャックとの約束を守ることになりました。
老婆ローズのベッドサイドに飾ってある
写真の彼女がどれも生き生きしていて
人生の節目節目で彼女はジャックの言葉を思い出して
心の中のジャックと共に生きたのだなと思います。
そして現在のローズが眠りにつくと、、(老衰?)
タイタニックが蘇り、皆に祝福されるシーン
ローズの永遠に叶うことのなかった想いが
今日までずっとローズの中で大事に
しまわれていたことに感動しました。
鑑賞後、特に祝福のシーンの余韻がすごく、、
しばらく言葉にならなかったです。
たくさんの犠牲者が出た悲劇のタイタニック沈没の
中にあったうちのたった1つの物語ですが
愛を知って命を燃やした、素晴らしい映画でした。
若い主役の2人が今もなお素晴らしい俳優として
活躍されている事にも胸が熱くなりました。
ロマンス映画
映画界で知らない人はいないタイタニック。有名な悲恋物語。ジャックについて賛否両論あるけれど、私はジャックの事はいいと思います。言っちゃえば、ジャックは婚約者を横取りした奴だけど。嫉妬であんなにキレちゃったのかもだけど、婚約者を怖がらせるような人は嫌いです。気持ちは分かるけど。そして、ラストは本当に泣いた。DVDも買う予定。そして、若き頃のディカプリオに恋に落ちました。お顔綺麗過ぎます。
人生のステージによって印象が変わるストーリーと演出の魅力
■心を揺さぶるのは、結論ではなく深い共感
キャメロン監督は、タイタニック号沈没という史実をラブストーリーとして描いたら最高の映画になると思い、今作を企画しました。映画の概要を20世紀フォックス映画(現・20世紀スタジオ)の重役たちに売り込んだ際には、文章はまったく書かずに、画家ケン・マーシャルによる沈みゆくタイタニック号の絵を持参したといいます。打ち上げられた救難信号弾が暗い海に輝いている、美しくも悲劇的なその絵を見せ、「この船にロミオとジュリエットを乗せる」とだけ言い、そのひと言で製作が決定したそうです。
タイタニック号が沈没したことは事実であり、製作中には、結末が分かりきった映画だという批判もありました。それでもキャメロン監督は、「その事実にこそ物語の強さがある」と語っています。重要なのは、この船が沈むかどうかという結末ではなく、沈没する船の乗客にどこまで共感できるかだと。
それを裏付けるように、今作は開始10分で、タイタニック号が辿る運命をすべて“タイタニック号の探査隊が制作したアニメのシミュレーション”という形で観客に提示してしまいます。これによって、現実味のない船が沈んだという結論よりも、実際に何が起きたかを知りたくなり、さらに、ローズという誰も知らない架空のキャラクターの結末を知りたくなるという演出です。みなさんと同じように、私もこの導入でグッと引き込まれました。
その後に繰り広げられるケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオのケミストリーは言わずもがな。キャメロン監督はキャスティング過程でウィンスレットと台本の読み合わせをしたディカプリオを5分間見て「彼しかいない」と思ったといい、ウィンスレットは、キャメロン監督に「私はともかく、彼は絶対に雇うべき」と進言しています。このエピソードが大好きですし、共演前から俳優として尊敬し合い、ウィンスレットが「色恋ごとが一切なかったからこそ」という、ふたりの現在に至るまでの友情も胸アツです。
■人生のステージによって印象が変わるストーリーと演出の魅力
「タイタニック」が日本で公開されたとき、私は小学校高学年でした。小学生の私にとって、「タイタニック」は初めて遭遇した悲恋であり、作品に対する感想は「なんでローズはすぐにジャックと付き合わないの?」「なんでジャックは死んじゃったの?」「なんで後でほかの人と結婚したの?」「なんでジャックが死んだ後の人生で笑顔の写真があるの?」というようなもの。恋愛のゴールは“好き同士になること”であり、「心から愛する人は生涯でひとりだけなんだから、ローズはジャックだけを思って独身を貫かなきゃ(涙)!」という気持ちでいっぱいでした。最後のステアケースでの夢のようなシーンも、「ローズはほかの人と結婚して子どもも孫もいるけれど、やっぱりジャックのことが1番好きで一生忘れられなかったんだ」と解釈して涙が止まりませんでした。
しかし、高校~大学生の頃には少し解釈が変わりました。自分自身の成長と、知識や視野が広がったことで、1912年に生きる17歳のローズと19歳のジャックにとって、貧富や身分の差がどれほど厚く高い壁となっていたか、さらにはローズが家庭の事情を無視できない気持ちも理解できるようになりました。それでも、たった4日間で燃えるような恋をしたふたりに添い遂げて欲しかったし、「やっぱりローズはジャックのことが1番好きで忘れられないよね」と、またもやステアケースのシーンで号泣しました。
それからときは流れ、2本セットのVHSからDVD、ブルーレイと、仕様が変わるたびにソフトを購入して、年に1度は「タイタニック」を見返し、必ずステアケースのシーンで嗚咽していた私に変化が起こりました。忘れもしない、27歳の秋。私は初めて「タイタニック」をノー涙で鑑賞しました。
ジャックを失ったローズがまた笑えるようになり、愛する人と出会い、結婚して家庭を築いたことを嬉しく思いました。刹那的で情熱的なジャックとの恋愛が、ローズの人生観を変えたからこそいまの幸せなローズがいるんだと思うと、例えジャックが生きて隣にいなくても、ローズの大きな一部となって存在していると感じたからです。初めて、ジャックが「ローズにとって1番好きで忘れられない人」ではなく、「ローズにとって切ないけれど美しくて、ありがたい思い出の人」になりました。それは、“愛はなくならないけれど、形が変わることはある”という、ちょうど27歳の私が経験していることでした。
小学生の頃はなぜ必要なのか理解できなかった、タイタニック号沈没事故後のローズの人生を写した写真たち。キャメロン監督がどんな意図を持って演出したのかはかわかりませんが、27歳の私には、ローズがジャックと出会ったことで得た人生を豊かに生き、慈しみ、感謝し、ジャックを愛しい“恩人”としてそっと思い出しているように思えました。
それから数年、私は最近「タイタニック」を見ていません。もしかしたら、またラストのステアケースのシーンで号泣するターンが来ているかもしれないと思うと、ドキドキします。これから新たな人生のステージに立ったときには必ず見返したい、大切な作品です。私の心がどう変化(願わくば成長)していて、船上のふたりにどんな感情を抱くのか、いまから楽しみにしたいと思います。
出会って数日間の恋
公開されたときに銀座の三原橋の映画館で見た。椅子も固くて長い映画だったから背中と腰がとても痛くなった。その映画館がなくなってしまって残念だ。昔ながらの映画館という感じで好きだったから。
久しぶりに見ていい映画だと思った。特にディカプリオがこんなに若い時から演技が上手い役者であるとは!ウィンスレットはまだ未熟な感じがした。彼女は年を重ねるごとに深い味わいがでてきてコメディエンヌもできるいい女優になったと思う。
キャシー・ベイツ(ミザリー!)の存在感が効いていた。「上流階級」の人々から成り上がりと陰口をたたかれてもいつも顔を真っ直ぐに上げて堂々としていた。特権であることを当然とせず、弱者に思いを寄せ、ジャックに手を差し伸べる彼女の演技に魅入られた。
貧富、階級、身分、情報、自由、愛情、思いやり、救助など様々な側面にある格差が豪華客船を舞台に上と下という空間、衣服、食事、客室、家具、調度品、パーティーの様子などから視覚的によく描かれていて素晴らしかった。最後まで演奏を続けた音楽家の姿と音楽には泣ける。
男性や家柄から自由になれない時代の女性を想う。ローズの暖かいベッドの脇に並んでいる沢山の写真ー飛行機の操縦、馬に乗るーから、ジャックとの約束を守ってローズが自由に強く逞しく生きたことが伝わった。
これぞ映画
やはり再び見ても面白くなかった
基本的に演技がひどいと思う。撮影する前の大道具小道具、それと映画が出来上がった後の宣伝費に予算を取られすぎていて演技に時間をかけることができなかったんじゃないだろうか?また脚本も全然上手く描けていないと思う。主人公が何をしたくて船に乗っているのか?それはできたのか?主人公がこれまでやってきたことと今やろうとしてることに対する葛藤とか愛の力でそれを乗り越えるところとか・・・ドラマというものが全く描けていない。このような出来の悪い脚本を渡されるとどんなに優れた俳優でも演技なんかできない。
これは当時爆発的に大ヒットしたが感動したのは全て女性だと思う。女性はラブロマンスが好きだからそれはそれでいいと思う。でも当時劇場ででそれに付き合わされた私は大変な苦痛を味わわされたものだ。それが今回のテレビ放送(もちろん英語で鑑賞した)で改めて確認できてよかった。
改めて見てやはり名作★
「人によって感動するシーンが違う」という話しを聞いて改めてまた見ることに。
ストーリーはありきたりといえばありきたりなのにやはりおもしろい!
恋愛、迫力、感動、といろんなドラマが凝縮された映画。
死に間際にも関わらず時より船内で落ち着いている空虚な感じがなんか怖かったり。
大人になって見るとまたちょっと違った視線で見てしまい、ひねくれてしまったんだなぁと思った笑
あの女性ってただのマリッジブルーなのでは?とか、名前忘れたけど映画上では悪役になっているローズの旦那は婚約者を寝取られたのだから、あれぐらい怒るのは当然でしょう!とか笑
設定通りには見れななかった笑
ちなみに感動したシーンは冒頭で100歳の老婆が80年以上前に沈んだ船内から自分の絵画が見つかったところでした笑
やっぱり良い!!
映画館には2回足をはこび、当時VHSも購入して、何回も観ましたが、VHSプレーヤーが壊れ、それ以来、10年ぶりくらいに観ました。
久々のこの感動、、、配役も歌も最高!ジャツクがとてもチャーミングでスゴくいい!!そして、ローズは、この出逢いがかけがえのないものになった。最後にダイヤを投げ捨てるシーンでそれがしっかり伝わります。
最後に歌と一緒に映る写真もジーンきて、しばらく余韻に浸れました。
週替わり大作公開その4にして真打登場。でも劇場泣かせだったと思う
劇場公開時鑑賞。上映時間が長いと必然的に上映回数が減り、興行収入にはマイナス。それであれだけのヒットになるのだから。
ただとにかくDTSの同期が取れなくてフィルムを取り替えてもらってもダメで途中で諦めたりしてた。切り替わる時どうしてもノイズが入るのでクレームになるし。ロングランになってくると「他の映画もやれや」「観たい人がいっぱいいるのになんでやめるんだ」って正反対のクレームもあったし。色々疲れる作品でした。
映画自体はキャメロンの変態的なこだわり(小道具なども当時のものを用意するなど)に感嘆するし、群像劇の部分(楽団の矜持、老夫婦の愛情など)はとても感情を揺さぶられる。ただし、メインのストーリーは脱出部分で何故か引き伸ばすようなところがあり、もうちょっとうまくできなかったのかなあ、と引っ掛かりを覚えた。
あとは…俺様の『LAコンフィデンシャル』を差し置いて最後にアカデミー賞を掻っ攫いやがって許せん的な私怨(ヒイイ逆恨みコワイ)。
感動の名作
20世期最高傑作
タイタニック号沈没の悲劇を通して、貧しい青年と上流階級の娘、身分の違う2人の悲恋を描いた作品。
身分を超え、すべてを捨てて互いに結ばれる運命を選ぶ。この、ありのままの愛の形に憧れを感じた。
船首でのローズが手を広げ、ジャックが後ろから支えるシーンはあまりにも有名、本当に鳥肌立つ。
そして、ディカプリオが美しすぎる。最近は男らしさ、良い意味でオッサンぽさが出てるけど、この時の美青年っぷりは、惹かれてしまう…
タイタニック号の沈没、パニックの中で垣間見える人間の本性。キャルの突出した自分勝手ぶりにめちゃくちゃイラッときた。でも極限状態の中ではああいう人も出てくるし、内容を盛り上げるためのいいキャラだとも思った。
2人の永遠の別れのシーンがあまりにも切ない。胸が引き裂かれそうになった。
とても悲しい話だけど、彼女はジャックのおかげで、、自分らしく生きたんだなと幸せな気分にもなれた。
ラストでローズが周りの人に歓迎される中、ジャックと再開する夢のシーンでは感動が爆発した。
そして流れる主題歌で余韻に浸り、また感動。
スペクタクル大作でこんなに感動、涙腺ゆるゆるにさせられる映画はそうないでしょう。最高傑作だと思った。
大好きな主題歌(^-^) 大好きな映画(^-^)
初めて観た時は小学生でしたが、それでもこの映画の良さはわかりました(笑) 僕はパニック映画としても観ちゃってますが、上映時間が長いのも全く気にならず、『タイタニック』という響きも好きですし、沈没する時にベッドで子供達にお話を聞かせるお母さんや、水位が上がる中ベッドで抱き締め合い奥さんにキスをする旦那さん・・・悲しくなるシーンも印象に残っています(涙) そしてローズはレオ様と約束した通り人生を生きて、温かいベッドで永遠の眠りにつく・・・パートナーが欲しくなります、そして抱き締めてあげたいです。
私の聖書(バイブル)
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