「温故知新」続・荒野の用心棒 ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
温故知新
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66年のイタリア映画。
監督はセルジオ・コルブッチ。
主人公のジャンゴ役をフランコ・ネロが演じている。
いわゆる"マカロニ・ウェスタン"作品であり、監督のセルジオ・コルブッチ、主演のフランコ・ネロともに本作が出世作でもある。
本作の個性的な主人公の強烈な存在感が、その後のマカロニ・ウェスタン作品において「ジャンゴ」というキャラクター像が引用されていることで、本作はある種の指針となっている作品であることが裏付けられている。
オープニングの棺桶を引きずりながら、テーマ曲"ジャンゴ"をバックに泥の荒野を歩くシーン、そして同じくバックに"ジャンゴ"が流れながら、満身創痍のジャンゴが墓場を後に歩きながら去って行くラストシーン。
血の付いたリボルバーが引っ掛けられた十字架を背に、遠くで一瞬振り返り、またゆっくり去って行く。
このラストのワンカットがめちゃくちゃカッコいい!
いつもながら、サタ☆シネや午後ローにはお世話になっております。
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