劇場公開日 2020年1月31日

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「【タラちゃんも大好き、セルジオ・コルブッチ監督の残忍で救いの無さ、命を懸けた復讐をする荒涼とした世界観に魅了される作品。】」続・荒野の用心棒 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【タラちゃんも大好き、セルジオ・コルブッチ監督の残忍で救いの無さ、命を懸けた復讐をする荒涼とした世界観に魅了される作品。】

2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー 私が、今作のマカロニ・ウエスタンを代表する名となった”ジャンゴ”を演じた、フランコ・ネロを知ったのは今作製作の50年後に公開された「ジョン・ウィック チャプター2」と「コリーニ事件」である。
  薄いブルーの瞳と、尋常ならざる存在感と眼光の鋭さに”誰だ!この渋すぎる老俳優は!”と思ったモノである。-

■QT監督の「ジャンゴ、繋がれざる者」のパンフレットには、セルジオ・コルブッチ監督は「ジャンゴ、繋がれざる者」の精神的な父親である、と記載されているし、「ヘイトフル・エイト」のパンフには、QT監督の”マカロニ・ウエスタン大好き!”が詰まっている。
 因みに、今作はタラちゃんお気に入りNo3である。
 セルジオ・・と言えばセルジオ・レオーネでしょ!と思っていた私には、目から鱗であった。

◆感想

 ・西部劇(特に、マカロニ・ウエスタン)は荒涼とした風景の中、行われる無慈悲な殺し合いが見所の一つであるが、今作も相当に凄い。
 人種差別主義者のジャクソン少佐は、メキシコ人を鞭打って走らせ、容赦なく撃ち殺すし(クレー射撃実弾バージョンと思ったのは、私だけであろうか・・。)、町の地面もぬかるんだ泥に覆われているし・・。

 ・ジャンゴも負けずに、機関銃(ガトリング銃みたい・・)をブチ放し、ジャクソン少佐の部下や、且つての仲間だったロドリゲスの部下を撃ち殺していく・・。

<今作は、愛、復讐、リンチ、人種差別、容赦ないバイオレンステンコ盛り、マカロニ・ウエスタン作品である。
 一度、嵌ると抜け出せないマカロニ・ウエスタンワールドへようこそ・・。
 それにしても、最近西部劇って、劇場公開されないよなあ。
 ”N"の「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野」や西部劇に近い匂いのする「パワー・オブ・ザ・ドッグ」「バスターのバラード」・・。
 西部劇って、邦画の時代劇のような稀少作品群になりつつあるのだろうか・・。
 少し、寂しいぞ。>

NOBU
マサシさんのコメント
2023年12月8日

本当にさみしいです。時代劇と言っても座頭市とか木枯し紋次郎とかですね。殺陣みたいなアクションが見たいです。失礼しました。

マサシ