草原とボタン

劇場公開日:

解説

南アイルランドの美しい風景をバックに、少年たちのユーモラスな対決と爽やかな友情を描く作品。監督はこれが長編デビュー作となるジョン・ロバーツ。製作は「ミッドナイト・エクスプレス」「炎のランナー」「ミッション」など多数の国際映画祭受賞作を手掛け、映画界で高く評価されているプロデューサーのひとり、デイヴィッド・パットナム。脚本は「炎のランナー」のコリン・ウェランド。撮影は「ラウンド・ミッドナイト」のブルーノ・ドゥ・ケイゼル。音楽はレイチェル・ポートマン。美術は「クライング・ゲーム」のジム・クレイ。出演はグレッグ・フィッツジェラルド、ジョン・コフィー、エヴィーナ・ライアン、ポール・バットらオーディションで選ばれた子役のほか、「スナッパー」のコルム・ミーニー、「白馬の伝説」のリーアム・カニンガムほか。

1995年製作/95分/日本・イギリス合作
原題または英題:War of the Buttons
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1998年1月15日

ストーリー

アイルランド南西部の小さな町バリーに住む子供たちは、隣町キャリックとの戦いに備え、みんな上から下まできっちり服のボタンをかけている。学校が終われば戦闘開始だ。バリーの子供たちによるバリーズは、小競り合いの末、敵の先陣ゴリラ(ポール・バット)を捕虜にした。そしてリーダーであるファーガス(グレッグ・フィッツジェラルド)の指示に従って、ゴリラの服のボタンを全部もぎ取ってしまう。ボタンこそは男の子たちの戦利品なのだ。しかし次の対決でこの不名誉を被ったのはファーガスであった。ボロボロにされた上着のせいで継父に怒られたファーガスは、ある名案を思いつく。ジェロニモ(ジョン・コフィー)率いるキャリックスが待ち受ける岩山に、バリーズは素っ裸で現れた。これならボタンは取られない。そしてマリー(エヴィーナ・ライアン)ら少女たちの加勢により、バリーズは勝利した。こうして両軍の戦闘は日々続いていく。だがある日、バリーズの面々がボート小屋を改造した基地で勝利の宴に酔っていた時、仲間外れになった少年がジェロニモをそそのかして反撃にやってきた。少年は父親のトラクターで基地を潰し、トラクターも壊れてしまう。この事件の張本人だと大人たちから思われたファーガスは、少年院行きを恐れ森に隠れた。彼と継父の険悪な関係を知っているジェロニモがそれを追ってきた。大人たちが追跡を始め、ファーガスとジェロニモは崖を登り出す。やがてジェロニモが足を滑らせた。ファーガスが彼に手を差し伸べ助けるが、ふたりはつかまってしまった。そしてファーガスは少年院送りに。しかしジェロニモも同じくそこへ送られており、ふたりは仲良くじゃれ合うのだった。

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