劇場公開日 1993年4月29日

「こう言う映画が作れる国だったんだけど.....」セント・オブ・ウーマン 夢の香り 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5こう言う映画が作れる国だったんだけど.....

2022年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
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「星のナターシャnova」 と言う名前で

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アル・パチーノの、決して老人では無い迫力!
まだまだ色気も、山っ気も溢れているのに
盲目になってしまったが故に
退役しなければならなかった身を持て余す哀しみや、悔しさが
彼をココまで頑固者にしてしまっている事が
観ているうちに伝わって来る。

アル・パチーノが主演男優賞でアカデミーを取ってしまったから
彼の演技が絶賛されるけど
「中佐」の「盲導犬」であり、「息子」であり、
「若い友」となるクリス・オドネルも誠実ないい演技だったと思う。

善き人、良き人生とは?生き方に迷う時、
何のために生きてるのか答えが見つからない時、
ぜひ観て欲しいと思う。

で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

最近はアメリカ映画と言うと、
どうもスーパーヒーローモノやド派手なスペクタクルモノしか
買い付けられていない事が心配。
この映画のような派手では無いけど
しっかりした人間ドラマも多数作れる国だったはずなのに、
どうしても日本では、それでは客が入らないらしい。

多分、この映画の様な作品もあるのだろうけど
日本の観客が派手なもの、有名俳優が出ているものしか
選ばない様な傾向になっていて、
映画鑑賞民としては劣化しているのでしょうね。
自分も含めて、もっと「民度」を上げなければ~~

こんな骨太な人間ドラマをリアルタイムでちゃんと評価出来る
良き観客でいたいと思います。

星のナターシャnova