「非行を受け入れられるか」セント・オブ・ウーマン 夢の香り tiso jackさんの映画レビュー(感想・評価)
非行を受け入れられるか
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フランクが度々起こす非行の数々を最後の善行だけで帳消しにできただろうか?
こういった映画は終盤のカタルシスに至るまでにどれだけの背景があって現在の人物像や関係性が築かれているかが肝になる。
が、チャーリーは愚痴を言いつつもグダグダと帰りの飛行機に乗らず、けれどフランクの自殺を止めるためにいきなり死を覚悟したかのように撃てよと言い放つ。
そこまで添い遂げるほどの深い絆ができていただろうか?
終始登場人物への感情移入ができず、結局置いてけぼりのエンディングであった。
名作と言われるだけに残念である。
付け加えておくが、アルパチーノの演技は最高である。
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