「足が絡まっても」セント・オブ・ウーマン 夢の香り everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
足が絡まっても
暗闇で孤独に生きる盲目の退役軍人Frank。口を開けば声はデカく、毒は吐くし、下ネタ多し(^_^;)。
彼の面倒を見るバイトをすることになったCharlieは、奨学金で進学校に通うも、ボンボンばかりの生徒の中、学内では常に貧乏な田舎者扱い。
2人とも、家族とはやや疎遠。
Frankの「最期の贅沢旅行」をきっかけに、純粋な若者は生きる意味を失った男の命を救い、男は父親代わりのように若者の窮地を救う。
本来大切にすべき未来を託す純真な心を、国に仕えてきた退役軍人が守るという構図が良いですね。
Frankのフェロモン嗅覚が凄すぎ(^^)。
調香師になったら良いのに!!
女性なら誰でもいいんかい、というくらい無類の女好き。そしてフェラーリと酒が好物。
タンゴのシーンは素晴らしくて感動しました。
それにしても、証人にならなければ退学処分って酷過ぎる(>_<)。
グルではないという証明ってこと?
大体誰が誰といつもツルんでいるかくらい、みんな知っている訳だし。あんな校長だから馬鹿にされているのか…。
足が絡まっても、踊るように、魂が欠けない程度に、生きていけたらね…。相手が居ないと転んで踊れないけど(^_^;)。
“No mistakes in a tango, no, not like life.”
“If you're tangled up, just tango on.”
“There is nothing like the sight of an amputated spirit. There's no prosthetic for that. “
コメントありがとうございます!
観ている側の変化で印象が変わる…。なるほどさすが鋭いご指摘です!
旧作にも素敵な映画は沢山ありますよね〜。その中にBacchus様の満点作品、結構あるんですね!(^^)
この映画、私の大好物です。
タンゴねー…最初はぎこちなかったドナが踊って行くうちにどんどん心を開いて良い笑顔になるんですよねー。
フランクのワガママさというか取っつき難さというか面倒臭さは最初から最後まで一貫しているのに、みている側の変化で彼に対する印象が変わっていくという。最高です。
劇場鑑賞作全てにレビューをするようになってからは出合っていませんでしたが、満点評価したい映画は実は結構あるんですw