「全く隙がない映画作りに感嘆しました」戦場にかける橋 Mみやこさんの映画レビュー(感想・評価)
全く隙がない映画作りに感嘆しました
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クライマックスのジリジリとした緊張感が素晴らしい。
収容所での捕虜と収容所長の駆け引きを、目を反らしたくなるほど執拗に描く前半。
橋建設の進行と橋の爆破作戦の遂行という真逆の展開を、マトリクスで見事に描く後半。
緩急が巧妙で引き込まれていく。
軽快なテーマソングや行進と沈痛なエンディングのコントラスト。
ジャングルでのロケ。
緻密なオープンセット。
リアリティーあるアクションシーン。
恐ろしいほどの迫力に満ちた橋の爆破。
全く隙がない映画作りに感嘆しました。
ニコルスン大佐を演じたアレック・ギネスの渋い演技が良かった。
「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「戦場にかける橋」と、3つの大作をものにしたデビッド・リーン監督は、本当に偉大だと思います。
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