劇場公開日 1957年12月25日

「クワイ河マーチ」戦場にかける橋 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クワイ河マーチ

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 有名な「クワイ河マーチ」、幼き頃はは大脱走のテーマとよく間違えたものだ。これを区別する覚え方があることをタクシーに乗せた芸妓さんに教わった。メロディに「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」と替え歌を作ればOK♪試してみてください。とにかく捕虜たちの考えることは脱走だ。シアーズとその仲間は脱走して銃殺、しかしシアーズは命からがら現地人の村にたどり着いた。救出されたが、実は中佐の振りをしていたということも明らかに。

 所長の斉藤(早川)はイギリス人士官にも労働せよと命じるがニコルスンはジュネーブ協定を盾にあくまでも拒む。兵も作業を妨害、板挟みになった士官も大変だ・・・。結局は武士道が粘り負けしてしまう。

 「おい、お茶!」「おい、お茶!」「おい、お茶!」・・・伝言ゲームのような命令で笑ってしまうほど、橋の建設計画会議が順調に進む。そして、奇しくも橋爆破側の作戦に参加したシアーズ。一方では完成した充実感、他方では日本軍の勢いを止める使命感。両者の思惑が列車が通過する瞬間までぶつかり合う。

 マッドネス、マッドネス・・・苦心の末、英軍兵士たちが作った橋を壊してしまった。しかも列車も同時に転落。戦争とは何もかも破壊するもの。虚しさの中に軽快なクワイ河マーチが響いている様は何とも言えない苦々しさが残る。

kossy
こころさんのコメント
2024年5月31日

kossyさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
「 サル、ゴリラ、チンパンジー 」、確かに文字数合いますね 👀
舞妓さんから教わったお話というのがいいですね。
先斗町の夕暮れ時に舞妓さんを見かけた事を思い出しました。風情のある先斗町の街並みが、より幻想的に見え、その後暫く先斗町界隈を歩きました。
舞妓さんが後部座席に。お仕事とはいえ、至福なひと時ですね。

こころ
こころさんのコメント
2024年5月30日

kossyさん
聴き比べてみましたが、似ているけど全く違いますね 😆
面白ーーい!
いずれも名曲ですが、混同しそう (笑)

こころ
マサシさんのコメント
2024年3月8日

なるほど、大脱走に似てますね。後、史上最大の作戦のマーチにも似てますね。

マサシ